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<三好一男副代表オススメ!>
司馬遼太郎の作品にはいろいろ影響を受けていますが、中でもこの1冊は印象的でした。竜馬は千葉道場の免許皆伝でありながら、生涯1度も人を斬ったことがない。強さの中にある優しさが魅力ですね。この作品は高知支部の原点です。
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土佐藩脱藩を機に自由の身(浪人)となった竜馬。京都を経て、江戸に行き、幕府方の高官・勝海舟と運命的な出会いを果たす。この運命的な出会いによって、世間で騒がれている尊王攘夷とは一線を隔した独自の道(海外との貿易を通して日本を興すための開国倒幕)への歩みを確かなものとしてゆく。おりょうさんとの運命的な出会いもあり。理解しがたい不思議な魅力を持った人物としての竜馬が描かれている。それと同時に幕末の描写を通して、侍が持つ気高さや残虐さなどが伝わってくる。当時、(尊攘の)侍たちは海外でローニンとして恐れられていたそうで、それが海外の人にとっての心理的障壁として作用し、欧米列強に対して独立を保てた1つの理由であるそうだ。その意味でも、当時の侍の写真などを見てみると面白い。どの侍も現代人とは違って精悍とした表情をしている。
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全然関係ないけどペリーが日本侵略を狙うスペイン国王に戦になったらスペイン人が絶滅するまで侍は剣を置かないぜ!みたいなこと言ったとあるとこに死ぬほど悶えました。かっこいいよ日本人。ついにおりょうが登場してテンションがあがりました。半平太とは、ほとんど決別か?悲しいなああんな仲良かったのに・・・。でも勝先生好きです。あと随所にある新撰組の文字に身を捩りました。
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寺田屋事件、生麦事件(薩英戦争の原因になっていく)など攘夷が高まりつつある中、勝海舟を千葉重太郎と切りに行った竜馬は勝の先見の明に感銘を受け、逆に弟子入りをお願いする。
海舟の父の考えがまた時代を先どったものであって、明治以後に輸入された道徳である友情というものを幕末のこの時期にすでに信義としていて海舟にも影響を与えていた。(武士は忠孝という縦の道徳が主であったので友情の考えは当時珍しいものであった)
そんな海舟は日本興国論(船を日本が建造し諸外国と貿易を行うというもの)を唱え弟子となった竜馬はそのような海舟の考え、外国の世情を学び独自の考えを肥やす。そのなかで、幕末で日本人は坂本竜馬だけといわれたように、藩や徳川家といったものに捉われず日本をどうにかせねばという志を持ったのは大きなものであった。
人間好きな道によって世界を切り拓いてゆく。竜馬は船によって日本を興していくことを夢見る。将軍が京へ上洛した事で新撰組が誕生し、京は物騒になる。忙しくなり始めた竜馬は楢崎お龍と出会う。火事のあった家の子供を助け、その姉がお龍だった。竜馬は惚れお龍の面倒を見ていくことに。
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勝との運命の出会い。そもそも勝海舟がいなければ、坂本竜馬の偉業は実現できなかったはずです。これこそ、運命の出会いですね。
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「もう土佐は帰りません。天下を棲家として暮らします」
「事をなすにあたっては、人の真似をしちゃいかん」
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浪人となった竜馬は、幕府の要職にある勝海舟と運命的な出会いをする。勝との触れ合いによって、かれはどの勤王の志士ともちがう独自の道を歩き始めた。生麦事件など攘夷熱の高まる中で、竜馬は逆に日本は開国して、海外と交易しなければならない、とひそかに考える。そのためにこそ幕府を倒さなければならないのだ、とも。
そうそう。
これからどうなるんだっけ!?
なんつって(●^o^●)v
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勝の江戸っ子ぶりに司馬さんえらいデフォルメしたなと思ったら本人の口述筆記がそのまんまで笑った。キャラ立ちすぎる。
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武市半平太、千葉重太郎、いずれも竜馬の親友だ。
しかし坂本竜馬が彼らと思想の部分で異なっていたのは竜馬がリアリストであるということだろう。攘夷論を掲げていた他の志士(清河八郎、桂小五郎)など比べてもだ。
坂本竜馬以外の志士は皆、神のためにという宗教じみた思想の持ち主である。
ここからの展開がどうなるかは読んでみなければ分からないが、坂本竜馬が明治維新の担い手となっていくきっかけとしてこの思想の違いがポイントになるだろう。
以下引用
「世に、他宗排撃の宗旨論ほどむだなものはない」
「人の一生というものは、たかが五十年そこそこである。いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算にいれてはいけない」
竜馬の言葉である。
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攘夷論者の中でも宗教色ない人たち、坂本竜馬、桂小五郎、大久保利通、西郷隆盛。だから竜馬は敵とも言える幕府の勝海舟に軍艦の知識、操舵技術等を習っている。脱藩、攘夷、勝海舟から聞いた米国の国のあり様、すべてがミックスされ竜馬の考えは当時だれも理解できなかったのだろう。さな子にこう聞かれ「坂本様は、いったい、佐幕人ですか、それとも、尊王攘夷の為に命をお捨てになされようとしているお方ですか」竜馬は「日本人です。」と答えている。薩摩も長州も幕府もないもっと大きな考えで日本という国を見た人だった。少し停滞していた竜馬もついに動き出した。
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p257〜
薩長の会合おもしろすぎる^^
来島さんが奥さんに頭下げてるとこも笑えた
竜馬以外にも魅力ある人たちがこんなにいたなんて知らなかった。山内容堂、島津、毛利が気になる。
歴史って面白いな、知らなきゃ損!
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勝海舟に会うなど、人生の転換期的な時期の話し。
段々、司馬遼太郎さんの歴史説明がかったるくなってくる・・・
(8)巻まであるのに。。
でも、話しは面白いんだけど。
他の攘夷派とは違う道を考えていて、周りからせめられても、自分の信念を貫くというスタンスはすごい。
無関心なだけなのか、どうかは分からないけど。
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後半でおりょうが登場。とても美人だったらしい。この本を読んでいると、竜馬は男性はもとより色々な女性から慕われたようで、よほど魅力的な何かがあったんだろう。話に夢中になると袴の房をしゃぶって、ぐるぐる回す癖はどうかと思うけれど。
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この3巻は勝海舟と出会い、竜馬が大きく変わります。
勝海舟と出会い、大きな影響を受けます。また、勝の力添えで、有力者と人脈が広がり、竜馬は海軍学校設立に動き出します。
当時は尊皇攘夷論が主流であったなか、開国貿易、富を得、
産業を盛んにし、軍事力も高める。のちの富国強兵にも繋がる
考えを竜馬はすでにしていたのです。
勝との出会いがなければ、竜馬と幕末史はちがっていたことでしょう。
勝海舟のことももっと、知りたくなりました。
もうひとつ、おりょうとも出会います。
が、あまり興味はもてません。
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竜馬が次第に、時代の波に飲まれていく。しかしただ単に意見を押し付けられるのではなく、自分の意見をしっかりと持ち進んでいく竜馬の強さや魅力を感じる。
また最後に出てくる「人の人生はことをなすために生きている。ただし、事をなすにあたって人の真似をしちゃいかん」
「いったん志を抱けば、この志に向かって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。生死は自然現象だからこれを計算に入れてはいけない」
なんて素晴しい言葉であろう。今の現代人が忘れている志、生きる意味を的確に示している。