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みんなのレビュー14件

みんなの評価4.0

評価内訳

14 件中 1 件~ 14 件を表示

紙の本

あなたは誰に自分の影を重ねるでしょう……

2001/01/21 01:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nakurumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 姫野カオルコの『終業式』が、いい。

 文庫一冊の中身は全部、手紙やメモやファックスで構成されている。高校時代から物語は始まる。女ふたり、男ふたりの四人の手紙やメモが中心になっている。年代は私より少し上、三十歳代の人には郷愁を誘うアイテムが沢山登場する。赤い疑惑、セイヤング、ツェッペリン、サボ・サン……

 四人はついたり離れたりしながら、年を重ねていく。思いを伝え切れないもどかしい手紙、愛に溢れた手紙、投函されなかった手紙、怒りの手紙、せつない別れの手紙、疑惑に紛れた手紙、年賀状や結婚報告の葉書……エトセトラエトセトラ。

 物語自体はとてもオーソドックス。そこには、奇抜な展開はほとんどない。そのオーソドックスさが、またいいのだ。四人に向けられた筆者の暖かな眼差しだけが感じられる。

 人はこうやって、シアワセとフシアワセを繰り返しながら生きて行くのだなぁ。良くも悪くも、それが生きるということなのだなぁ。そんなことを考えさせられた。

 私は泣いてしまった。作品の中の2通のある手紙を読んでいたとき。あまりにも切なかった。忍ぶ思いというのは、なによりも切ない。他の人が読めば、私とは違った部分に心を動かされるかも知れない。
 きっと、多くの人がこの四人の中に、自分の影を見るはずだ。この作品に、自分の過去を重ね合わせたり、自分の未来に思いを馳せたりするのは、面白いだろう。切ないけれど、なぜか励まされる一冊なのだ。

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2005/11/14 00:47

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