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星野道夫の信者(笑)になったのも、かれこれ10年は昔の、まだ彼が存命だった頃。彼の撮る写真が好きで、またキャプションにある短いコメントが好ましく、彼のエッセーにまで手を伸ばしたのがキッカケ。星野が亡くなったときに流れた速報テロップは、まだ覚えているほどガックリきた。でも今はだいぶスキ光線が落ちついたかな。語り口調がやさしく、ところどころ哲学的だが押しつけがましくない逸品。
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十代のとき、北方の自然に憧れていた星野道夫さんは、洋書専門の古本屋でアラスカの写真集を見つけます。そこに映し出された集落に憧れた星野少年は、そこの村長宛に手紙を出します。。動物写真家、星野道夫さんのエッセイです。
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アラスカでグリズリーに襲われ亡くなった写真家、星野道夫氏のエッセイ。アラスカで暮らすことになった心細げな奥さんに、地元の人が語りかけた言葉。「寒いことが、人の心を暖めるんだ。離れていることが、人と人とを近づけるんだ」。
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この本に共感できる人ならば、きっと心が通じ合うであろう、と思える。そんな人間の根っこのほうを感じることができる本です。すごく感銘受けました。
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写真家星野道夫のエッセイ。読んでてこんなにすがすがしい気分になれたのは初めてかもしれない。アラスカに手紙を出してみたくなった。届くのだろうか。住所もないところに。96年に熊に襲われて亡くなってしまった星野道夫、もうすぐ彼が亡くなって10年が経つのか。けれど、彼の魂はこうやって本として、写真として、これからもずっと広く受け継がれていくんだな。蛇足だけど、最後の池澤夏樹の解説もよかった。(05/4/27)
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この世界は全てつながっているんだ そしてそれはもろくかけがえのないもの
それを著者:星野道夫にこの本を通して教わりました
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星野道夫さんという人を知らなかった。
本屋さんで何気なく手にとった本。
ぱらぱらとめくってみると、
16歳で2ヶ月のアメリカ一人旅・・・とある。
うむ、この手の話に弱いのだ。
即、読んでみる。
彼は私と同じ1952年うまれ。
16歳のとき、
私が歌を歌って(あはは合唱部だった)のほほん とした高校生活を送っているとき、
彼は一人で移民船にのりアメリカにわたる。
ロスアンゼルス、グランドキャニオン、ニューヨーク(なんと彼はPPMの事務所まで訪ねている)
ニューオリンズ、メキシコ、カナダ・・・・・
危険と隣り合わせの旅をしながら、世界の広さを知り、
さまざまな人々が、それぞれの価値観で
一生を送っていると知る。
19歳のとき、
私が、のほほん とギターを弾いているとき、
彼は、かねてからの念願だったアラスカで
3ヶ月間、狩猟民族とともに生活する。
その後アラスカでの留学をへて
本格的にアラスカで生活をはじめる。
美しいがとてつもなく厳しいアラスカや、そのほかの世界の自然の中で、
彼は人の住まない荒野に入って、風景や動物のたくさんの写真をとった。
とった・・・・というのは
残念ながら、彼は1996年取材にいったかカムチャッカで
熊に襲われ亡くなっている。
彼はあくまで写真家だから、読むのではなく作品を見た方がいいのかもしれない。
彼のページには、
多分その一瞬をとるために、シャッターチャンスを狙っていた、彼の様子が思い浮かぶような
すばらしい写真が飾られている。
なんて広大なけしきなんだろう。
動物のさまはおもわず見とれてしまう。
街の中に暮らしていると、
こんな世界があることも忘れてしまっている。
宇宙からみたら青い地球のほんの小さな一員でしかないのに、
わがもの顔で暮らしている人間。
彼は自然と、人間の関係を
自然と共生している人間の側に住み、
文化的な生活をしている人間に
そのことを伝えたかったのかな。
折りしも、、今、NHKのハイビジョンで彼の番組が放送されている。
悲しいかな、うちはハイビジョンがみられない。
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このエッセイはすばらしい。いつも心のどこかで自然を恋しく思っているような人は、読むといい。とても衝撃を受け、影響を受けた。他のエッセイを読んでみたいような、みたくないような。この一冊はとてもすばらしい。
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ただ日々の生活とか思ったことを書いてあるだけなのにすごく心にしみてくる。じんわり。
すごいです。人生にこんなに奇跡と感動を味わえる人。
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何度も読み返す大切な本。
まるで吐く息がきこえてくる。
語るように自然に、生きていくうえでの宝物がつまってる。
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「ぼくたちが毎日を生きてる同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地との差ほど大きい」
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大好きな一冊。
大切な自然、大切な人、大切な風景・・・星野さんの言葉によって描き出される大切なものがいっぱい詰まったステキな本。『人の心は深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで、人は生きてゆけるのでしょう』
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この人にもっと早く出会いたかった。
長く生きるよりも「よく生きる」ためには、自分はこれからどうしようかということを考えるようになりました。
何回も読み返すことになりそう。
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■優れた動物写真家でもある星野道夫さんと出逢ったのは、アラスカの自然を捉えた写真が掲載されてはいない、エッセイのみが綴られた本書でした。■撮影機会を得るため、何日間も一人ぽつりとアラスカの大地で見つめたであろう、自然が織りなす生と死、アラスカの風景、著者を取り巻く人々などが、シンプルな文体で紡ぎ出されています。言葉で表現するのが難しいけど、とにかく大好き。■日常に心が荒んだとき、本書を取り出します。星野さんのエッセイを読むことは、森の音にそっと耳を傾けることに似ているのかもしれません。心が澄んでいくのは、何故なのだろう。
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星野道夫さんという人を知らなかった。 本屋さんで何気なく手にとった本。ぱらぱらとめくってみると、 16歳で2ヶ月のアメリカ一人旅・・・とある。 うむ、この手の話に弱いのだ。即、読んでみる。 彼は私と同じ1952年うまれ。 16歳のとき、私が歌を歌って(あはは合唱部だった)のほほん とした高校生活を送っているとき、彼は一人で移民船にのりアメリカにわたる。 ロスアンゼルス、グランドキャニオン、ニューヨーク(なんと彼はPPMの事務所まで訪ねている)ニューオリンズ、メキシコ、カナダ・・・・・危険と隣り合わせの旅をしながら、世界の広さを知り、さまざまな人々が、それぞれの価値観で一生を送っていると知る。 19歳のとき、私が、のほほん とギターを弾いているとき、彼は、かねてからの念願だったアラスカで 3ヶ月間、狩猟民族とともに生活する。 その後アラスカでの留学をへて本格的にアラスカで生活をはじめる。 美しいがとてつもなく厳しいアラスカや、そのほかの世界の自然の中で、彼は人の住まない荒野に入って、風景や動物のたくさんの写真をとった。 とった・・・・というのは残念ながら、彼は1996年取材にいったかカムチャッカで熊に襲われ亡くなっている。 彼はあくまで写真家だから、読むのではなく作品を見た方がいいのかもしれない。彼のページには、多分その一瞬をとるために、シャッターチャンスを狙っていた、彼の様子が思い浮かぶようなすばらしい写真が飾られている。 なんて広大なけしきなんだろう。動物のさまはおもわず見とれてしまう。 街の中に暮らしていると、こんな世界があることも忘れてしまっている。宇宙からみたら青い地球のほんの小さな一員でしかないのに、わがもの顔で暮らしている人間。 彼は自然と、人間の関係を自然と共生している人間の側に住み、文化的な生活をしている人間にそのことを伝えたかったのかな。 折りしも、、今、NHKのハイビジョンで彼の番組が放送されている。悲しいかな、うちはハイビジョンがみられない。