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紙の本

教科書印税で稼ぐ経済学者がここに一人

2002/11/06 01:39

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る

著者は大阪生まれ(1942年)。橋大(経)卒で,佐藤隆三の後輩。日産勤務後,Ph.D(ハーヴァード大学),阪大(助)教授後,橋大教授。「経済改革委員会」委員(細川政権),「経済戦略会議」議長代理(小渕政権)を歴任。ソニー社外取締役兼任問題で文部省人事と衝突。取締役を選び橋大を辞し,多摩大に転職し,三和総研理事も兼任。才能があり人脈にも恵まれてると,拾う神もあるの一例。離職の決意は,『入門マクロ経済学』(現行第四版)で稼いだ印税を頼りにしてなんだろうか? 教科書としてはこれが彼の第三弾(現在第四版まで出ている中谷『マクロ』は第二弾)。「中学生以上の学力」(3頁)のある人=高校生以上向き。ただし,話題は多岐に渉り,高校時代の僕が玩味できたかどうかは疑問。だから三流大にしかいけなかった。ご令嬢が慶大学徒(沙恵子嬢)。阪大から橋大に移ったとき,日経センターの友人が“娘の関東進学でわざわざ親まで転勤するなんて(子離れできてないんじゃない?)”という噂があったことを教えてくれた。

(1)緒論(第1章「経済学なくして私たちは生きていけない」,第2章「マーケットこそは人類最大の発明品だ」,第3章「社会主義はなぜ失敗したのか」,第4章「明日のために今日の消費をがまんしますか?」),(2)ミクロ経済学(第5章「自分で会社をつくろう」,第6章「競争にも光と影がある」),(3)マクロ経済学(第7章「所得はどう決まるのか」),(4)政府(第8章「市場も『失敗』する」,第9章「大不況を克服する方法」),(5)開放マクロ(第10章「グローバルエコノミー」,第11章「貿易黒字はなぜ発生するのか?」),(6)現代の経済(第12章「さらば,日本株式会社」)という,とても正統派な構成。初級教科書のくせに,GNPの計測とかつまらない話題で始まらないのは賢明な判断(教科書ってどうしても書く側の事情---著者の理解の総復習---があるから初級読者が無視されてきてた気がする)。

1700円という値段の設定は集英社の大正解。でも,もっと安くはできなかったの? 集英社に注文。索引を作れ(目次が細かいからこれは許容範囲),図表を多用しろ(漫画は要らん),B5版は大きすぎ。べつに本宮ひろ志の漫画なんぞ要らないぞ。

ここで知ったかぶりを一つ。典型的な素人疑問として,「貿易黒字の日本がなぜ不況なのか?」を,中谷は「民間貯蓄超過+財政収支=貿易サービス収支」の式で明快に説明している(175〜6頁,なんでこんな(恒)等式が出てくるのかわからなければ,初級教科書でも読んでね)。つまり,

          「貿易黒字」=「貿易サービス収支」≧0

ってことは,

          「民間貯蓄超過+財政収支」≧0

ってことで,日本の「財政収支」がプラスの訳はないから,「貿易黒字」とは膨大な「民間貯蓄超過」が存在することの裏返しだという説明。要するに,過剰貯蓄=有効需要不足。需要不足の経済は貿易黒字を抱え込むということ。

1999年3月初刷で約2年後の2001年2月で18刷。二ヶ月に1回以上のペースで増刷されている。中谷教科書神話は橋大離職後も不滅だ…(その割りにゃぁ,他の雑本がイマイチと推測するのは愚俗な根性)。

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紙の本

1999/4/5

2000/10/26 00:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る

 数式の代わりに身近なエピソードや漫画で読ませる、眠くならない経済学入門書。入門書ながら、「社会主義はなぜ失敗したか」「市場も失敗する」「グローバルエコノミー」など今日的な話題を通して著名な経済学者の思想や専門用語をわかりやすく学べる構成になっている。
 日本人がグローバルエコノミーの大波にのみ込まれないよう経済音痴から脱却することを本書は狙った。しっかりした経済学的な考え方がなかったためにバブル経済で失敗し、不況に苦しんでいる。ますます明日が読みにくくなっている今こそ、経済学をもう一度ひもとくいい機会だ。
Copyright (c)1998-2000 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.

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2011/09/24 11:02

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2013/11/03 18:58

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2018/10/15 18:53

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