紙の本
生活の中心としての家の魅力。
2001/03/27 16:24
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まーしゃ@B◎◎KRACK - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界は広いなぁと、つくづく感じる1冊です。
世界中のふつうに暮らす人々の写真を撮って30年という著者の写真集です。生活の中心としての「家」がたくさん集まっているのですが、その多様さに驚かされます。迫力満点です。
土でできた家。藁葺き屋根の家。山の上の家。木の枝と草でできた家。石を積み上げてでできた家。まっ白な家。おとぎ話にでてきそうな家。天井に穴をあけた家。地下の家。超高層アパートの家。川にうかぶ家。
そこで人々は生活しています。どこに住んでいても、みんなたくましく生きています。生きるってすごいなぁと思います。
明日もがんばろう!と、思わせてくれる本です。そういう意味で、子どもより、おとな向きかもしれません(笑)。
【B◎◎KRACK】 No.52 2000/09/20発行
紙の本
大人でも写真集として十二分に楽しめる本
2017/11/14 13:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:うむうむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界各地の伝統的な住居が豊富な写真で紹介されています。それぞれの地域の気候や風土に合うよう工夫された住居からは、ピカピカの最新製品など揃っていなくても(いや、揃っていないからこそ)、十分に幸せそうな雰囲気が伝わってきます。
書店では絵本のコーナーに置かれていますが、大人でも、写真集として十二分に楽しめる本だと思います。
けっこう分厚くて立派な本ですが、簡易そうな糊付け製本なので、大きくガバッと開いて大丈夫かな?という感じがちょっとします。
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木のお家、土のお家、洞窟(?!)のお家...こんなにさまざまな「お家」が、この星の上にあるなんて!おとなも目からウロコ必至の楽しい本。ちょっと大きくて値段も張りますが、読めば世界が確実に広がります。
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時間が有るときとか、何もしたくない時に見ると、何だか「がんばろ…!!」と思える。みんな地球の上で生きているんだよ…独特の建築物を見るのが凄く好きなのですよもうお腹一杯…
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ともすれば、自国文化が“世間の常識”だと思ってしまいそうなので。世界の様々な住居の写真を見て、そこで営まれている生活を想像し、視野を広げたい!
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ほぼバイブルと云ってもいい。
えんえんとこの本の写真を見ながら絵を描いていた時期があって、途方もなくしあわせだった。ぜひこのうちのいくつかでも実際に見たいと思ってる。見果てぬ夢ですが。以前松下電工の汐留のギャラリでやっていた展示も素晴らしかった!鳥の巣と編み込みの家の写真を並べてあったあたりとか、ほんと「ああ!」と。あるものでつくる。って一緒なんだなあって感激しました。
小松さんの本の素晴らしいところは「過去の遺物」としてそれがあるのではなく、「現在の生」としてあるところだと思うわけです。
フルカラーでこの情報量でこの値段は安すぎると思うの。「働く/動く/学ぶ/遊ぶ/食べる」といった分類で世界のいろんなところを見られます。「みんなちがって、みんないい」
土地土地と家々と人々の表情の豊かさに目を奪われる。あー、どんな空気の中にこれがあるのか全部感じにいけたらいいのに!
(べつのブログに書いておいたの転載)
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教科書にのってた小松さんの本。
読んでて、すごく面白くて、ワクワクする。
思わず買ってしまった。
ずっと持ってようと。
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世界には面白い家がたくさんあります。これを見ると、その国の気候や生活様式、宗教や特産物などなど、いろいろ分かってくるから不思議です。飽きないですよ。
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家はやはり人が住んでなんぼのもので、生活感たっぷりの家々は魅力的
アフリカは主に土を使っていて土着の設計と紋様がある
エジプト、ファイユーム地方のハト小屋が好き
ヨーロッパは石で作られたものが多い
ポルトガルのモンサント村などは石に住む リスボンは色あせ具合が魅力的
イタリア南部マテラ 古い街並み
スロバキア、チチマニ村の校倉造りや家の模様
中東の家は同じ色、形でまとまっている
イエメン、紅海沿岸ティハマ地方アルムタリッド村の玉ねぎ型家々、学術都市サビートのアラベスク模様、サラート山脈ハジャラ村
アジアになるとどこの国も懐かしく感じられる
インドネシアは個性的なものが多い、ニアス島の巨大住居やバウォマタルオの王族の家オモセブア
中国の客家やモンゴルのゲルはやはり魅力的
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思ったほど家の作りやら内装なんかの情報はなく、街並みの写真集と言った方が近い。
あとニューヨークと東京以外は極端に田舎な地域を選んで取材している。
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世界各国のお家の写真集。家は気候と地理と生き方、経済力で、造りが違う。
西アフリカのガーナと隣の国にまたがって生活する部族の家は曲線と模様が楽しい。スペインのある村では、土山の横に穴を掘って地中に住んでいる。煙と空気孔に白いエントツが土山から出ている。同じスペインではオリーブ畑の下に住んでいる人たちもいる。
オーストリアの公営住宅では、カラフルで可愛い。同じオーストリアでもチロル地方だと木を使った家だ。日本もアジアもページに載っている。南米ペルーのページは、衣装の皿形の帽子と赤い服が魅力的だ。
どのページをめくっても、「おっ」と驚きがある。
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「アフリカの奥地から南米の高地、辺境から都会まで世界ぐるりと、家のある風景とともに、各地に生きる人々の様々な暮しや営みを、1700枚をこす写真でていねいに紹介しています。」