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紙の本
「もものかんづめ」の方が笑えるけど。
2001/02/25 14:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つる - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本に「もものかんづめ」とか「さるのこしかけ」的な笑いをあまり期待しない方がいいかなという気がする。
でもそれはこの本がおもしろくないという意味では決してない。
さくらももこは精神的世界にけっこう関心があるようでマニアな話もあるが、私が一番感動したのは、彼女なりの心・魂・体の捉え方だ。ものすごくわかりやすくてしかも納得できる。
だからお笑いの点では他のエッセイに劣るものの、私はこの本を高く評価したい。
紙の本
母親になってもやっぱりおもしろい、さくらももこのエッセイ
2002/07/08 13:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふきのとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
さくらももこの妊娠・出産体験談だが、彼女のエッセイらしく普通の体験談では終わらない。 基礎体温を測らずグラフをごまかしたり、妊娠中、トイレの中での便秘との格闘、あの三浦百恵さんに産婦人科を紹介してもらう話、病院の先生が医師になって37年の中ではじめて見た絶叫妊婦の話など、体験談が笑い話と化す、期待を裏切らない内容。
退院後、腰に粉瘤(ふんりゅう)ができ、その治療の痛みに耐えかね、たこの吸い出し、という名の薬品を使って治してしまうところも、以前お茶っ葉で水虫を治した彼女らしい話だ。
また、さくらももことビートたけしとの対談が収められており、子どもの頃の話やたけしの幽体離脱体験談が興味深い。
紙の本
そうだよね、そういうふうにできてるんだぁ
2001/05/29 21:31
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投稿者:川原 いづみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じような内容の、他の人が書いたエッセイと違うのは、その体験を日常生活の延長のようにさらっと書いてしまっている事。「一生に数度経験できるかできないかの、すっごい体験!」っていうのじゃなくて、割と冷静に自分の中に起きた変化を書いている。「母」になる人が持つ一種の優越感があらわれていたり、大変だったのよー、なんて苦労話になっちゃってるエッセイ、たくさんありますよね。それもそれで読んでいて面白いけれど、来る日に備えて構えてしまいそうになる。そんな本たちとは違って、このエッセイは「なるようになるもんだなぁ」って安心させてくれるんだな。子供が産まれた時に感動的な気持ちにならなくてもオッケーなんだ、マタニティ・ブルーになってもオッケーなんだ、心構えができないうちに赤ちゃんがやってきても大丈夫なんだって。「そういうふうにできている」、この一言で、あっ、そうなんだって思えてしまう。
特に出産体験記が読みたい人でなくとも、さくらももこお得意の、とぼけたようで鋭いつっこみとユーモアで十分楽しめると思いますよ。
<初読:99/04/08>