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紙の本
これは罠の宝庫!
2013/06/19 20:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:島ムー - この投稿者のレビュー一覧を見る
これは至る所に伏線と罠が仕掛けられた、ドキドキわくわくの本格ミステリーです。
これからこの作品を素から読める人が羨ましい。いっそ記憶を消してもらって、もう一回読みたい本です。
紙の本
なんだこの表紙は??
2001/11/25 00:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちひ - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルと表紙の異様さから一時は買うことを躊躇った本である、と書くととんでもないウソになる。
雑誌 『メフィスト』 の巻末座談会に参加した者をことごとくうならせ、なおかつメフィスト賞受賞の報を告げようとしたところ作者が行方不明になっていて出版が数ヶ月遅れた、といういわくつきの書であることを知っていたため、出版されていることを 『ダ・ヴィンチ』 で確認するとすぐ書店に走り、タイトルと著者を確認しただけで購入し、表紙も裏表紙も帯にさえも目をくれず読み出してしまった本である。読後感は 「すばらしい!!」 に尽きた。タイトルも表紙もちょっと変だ、と気付いたのは、他人に貸そうと思ってこの本をじっと眺めた時であった。
いつしか世間から 「ハサミ男」 と呼ばれることになった連続殺人犯で、小太りで、どことなくオタッキーの香りのする、自殺願望のある、しかも××××である主人公が、自分の便乗犯の存在に気づき (そりゃ気付く) 真犯人を追い求める、というストーリーである。
「ごめんなさい、偏見だってのはすごくよく解ってるんだけど、わたし小太りでオタッキーに見える男の人って嫌いなの、だからこの主人公も嫌い、表紙もタイトルもすごく変、だから楽しめないかも知れない」 と言った女の子に、 「でも試しに読んでごらん。すっごいんだよ」 と言って渡したところ、ほんの三日くらいで 「○○さんにも貸して良い?」 と嬉しそうに言われてしまった。
何人かの知り合いに薦めて読んで貰っているが、わたしが薦めた本で誰も 「つまんない」 と言わなかったのは、この本と立花隆の『青春漂流』くらいである。なんせ、すごいです。第13回メフィスト賞受賞。
紙の本
不完全な殺人者と完全な犯罪
2001/05/23 19:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くろこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
連続美少女殺人事件。これまでに二人の犠牲者を出し、被害者の体にハサミを突き刺す、その犯行の残酷なスタイルから「ハサミ男」と名付けられた犯人は人々の記憶から消えようとしていた。しかし半年の空白を経て、再び少女が殺害される。過去の少女達とあまりに酷似した死体は「ハサミ男」の再来を示しているのか? この事件を追いつめていくのはいわゆる「名探偵」の、超人的な人物でも、一人で全てを解決してしまうヒーローでもない。事件にかかわる者たちがそれぞれに思い、行動し、様々な視点から事件は展開していく。交差する人物と思考。切りかわるスピード感。リアルタイムで心の中を覗く様な感覚に困惑し、引きずられながら迎えるシリアル・キラーな結末は……恐ろしくて、とても素敵。
紙の本
罠に注意!!
2001/04/24 22:43
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投稿者:TAIRA - この投稿者のレビュー一覧を見る
罪もない女子高性を殺害し、その死体にハサミを突き刺す通称「ハサミ男」。半年間の空白ののち再び現れたハサミを突き立てられた死体は、まぎれもなくハサミ男の眼前に突如出現した。「犯人」を探すべく行動を起こすハサミ男だが、FBI上がりの犯罪心理分析官がハサミ男を追っていて…。
犯人の正体にも驚かされるが、ハサミ男自体にも驚くべき真実が隠されている。全ての文章にトリックが仕掛けられており、クライマックスに突入すると読者の大半が著者にしてやられたと思うに違いない。これからこの本を読む読者が著者の罠にはまらぬよう健闘を祈る。