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富のピラミッド 21世紀の資本主義への展望 みんなのレビュー
- レスター・C・サロー (著), 山岡 洋一 (訳)
- 税込価格:1,980円(18pt)
- 出版社:TBSブリタニカ
- 発行年月:1999.10
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紙の本
経済をわかりやすく語るサロー博士の21世紀の富の築き方
2000/12/17 20:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サニー - この投稿者のレビュー一覧を見る
その時々の経済を、わかりやすく語るサロー博士の、21世紀の資本主義ー富の築き方を述べた本である。
革命的変化期の今日、富を生み出す方法が、根本的に変化していることを指摘している。
大きな突破口を切り開いて、新しい事業を起こし、古い事業を閉鎖するのが、成功への道になったこと。
素早く学び、素早く変わる能力があるものが、成功をおさめること。
国民経済から世界経済へ移行する中で、富を築いていくには、世界経済に参加するしかないことなどが、述べられている。
世界中にパソコンの基本ソフトを売り、世界一の富を築いた、マイクロソフト社のビル・ゲイツ氏が思い出される。
日本の最大の問題点は、知識主義経済で、どのように動けばいいのかを、学ぶことであると説いている。
21世紀資本主義を展望するのに、参考になる本である。
紙の本
1999/11/8
2000/10/26 00:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る
『ゼロ・サム社会』の著者であり、経済の動きや難解な経済学者の論争の内容を一般読者にもわかる言葉で論じることで人気のサロー博士。近著『日本は必ず復活する』に続き日本経済再生の指針を示したのが本書である。
キーワードは「知識資本主義」と「ピラミッドの底辺」。第3次産業革命といわれる今日の経済の主役は、土地や設備といった有形資産の所有者ではなく「人間の頭脳」である。その生き証人が世界一の富を築いたマイクロソフト社のビル・ゲイツであるという。
しかし、彼及び米国の独り勝ち状況だけを注視し、そこから学ぼうとするのは危険だと指摘。彼らは新たな社会基盤、つまり確固たるピラミッドの底辺に支えられることで、頂点に到達しているのだという。逆にいえば、米国といえどもこの急速な技術革新に労働力の下位3分の2が対応できなければ、今後足をすくわれる可能性があるというのだ。
その点、我が国は、社会や企業内に国民全体のスキルを向上させ得る教育基盤が整っている数少ない国だと指摘する。今後は「創造的発想」の育成と「スキルの教育」という両輪をバランスよく機能させよと説いている。
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