紙の本
カンペキ!
2003/10/27 11:32
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投稿者:紅豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
今まで私が書いてきた書評(数少ないですが)の中で、★5つをつけたのはこの本を除くと、「炎立つ」と「月の影影の海」の2冊だけです。
かたや大河原作の大長編、かたや少女レーベル出身ながら絶大な人気を誇り一般レーベルで再発行までされた「十二国記」シリーズの一作目。
好みはあれど、どちらも世に認められた作品と言えます。
さて、
じゃあ「お葬式」は?
正直評価すごーく迷いました。というか評価するのがバカバカしくなるような本です(笑)
私を含め、これを読んだ知り合いはみな読後、ニヤニヤしながら「馬鹿だね(笑)」と言いました。←それにしてもなんて「カッコ・ワライ」が似合う本なんだろう。
バカ小説です。もちろん、いい意味で!
突っ込みドコロは数あれど、それすらあわせてカンペキです。私的に評価は★5つか★1つ(★なし?)のどちらかしかありえません。
こんな本があってもいいじゃない!
何も考えずに読んで、爽快な気持ちでニヤニヤしようじゃない!
そんな本です。
内容全然紹介していませんが、まあ、難しい本じゃないんでとりあえず読んで適当にニヤニヤしてください。
普段本を読まないお友達薦めてみるのもまた一興。
あー一番の突っ込みドコロは「ホラー文庫」からでてることですね。
紙の本
変なノリのホラー
2001/09/04 17:19
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投稿者:みやぎあや - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラー小説は当たり外れが大きいけれど、この本は会話の軽快さと短編の読みやすさで面白かった。
怖くないし落ちもそれほど驚かせるものではないものの、どの短編を取ってもそこそこの水準を保っている感じ。「ホテルエクセレントの怪談」が秀逸。
紙の本
笑えるホラー
2001/06/22 01:11
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投稿者:パンちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作の『お葬式』は、第6回日本ホラー小説大賞短編賞で佳作を受賞した作品。主人公の女子高校生のポケベルに「チチキトク」のメッセージが入る。そして父親が亡くなり、葬儀社の人が来るが母親は断る。この家には先祖伝来の独自の弔い方があったのだ。他に4つの書き下ろし作品も収録されている。
人によって好き嫌いがはっきりと分かれるホラー小説だと思う。それは“怖い”ホラーではなく、“笑える”ホラーだから。多分、作者も最初から読者を怖がらせようとは思っていないのだろう。そのことを知らずに読んだ私は最初、「なんだこれ、騙された〜!」と思わずにはいられなかった。ユーモラスではあるが、偶に少女向けのホラー漫画に見られるような話で新鮮さは感じない。ただ、どこから考えてもおかしいだろうと思う出来事にも、なぜか馴染んで適応していく主人公たちに、じわりとくる怖さは感じた。
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現代の「新感覚」派ホラー小説です。ホラーなのにどこか可笑しい、思わずニヤリとしてしまう。若い作家さんなのに、いいえ、若い作家さんだからこそあの絶妙なタイミングが作れるのかもしれません。
短編がいくつか収録されているのでちょっとした息抜きにホラーを、なんて時に最適です。ブラックユーモアが程よく効いており、次回作が楽しみになる一品。
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オチが素晴らしい!!
ホラーなのかお笑いなのか際どいところってかんじ。
オチのあっけら感があって気軽に読めると思います。短編ばっかだし。
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ホラー小説なんだろうけど、キュートでポップなイメージで、恐いの苦手な人でも楽しめそう。
第6回ホラー大賞短編賞佳作受賞
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【日常のなかの恐怖をユーモラスに描く青春ホラー】ということで全然ホラーっぽくないです(笑)
先祖伝来の弔い方があります・・と母は父の葬儀で・・表題作「お葬式」
突然家を訪ねてきた彼女は今そこで交通事故にあってと軽く言うが見たところ重傷で・・「12月のゾンビ」
思わず殺してしまった彼女を始末するため
山奥に行ったはいいが・・「萩の寺」などなど5編の短編集です。
正直、私好みではなかったです。
文章もノリのいい若者って感じなのもイヤ。ホラーじゃなかったらまだいいんだけど。。ホラーとしては微妙な作風でした(^。^;)
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図書館の返却期限に間に合わず、とりあえず1作目「お葬式」だけ読んで返しちゃいました。
ホントはもっと読みたいくらい面白かった。というか、ちょっとやばめ(笑)
授業中に鳴ったポケベル。先生に怒られながらもそれを見ると、「チチキトク」。
「チチがキトクだそうで、病院に行きたいんですけど」と言うと先生も顔が真っ青。
すぐさま病院に駆けつけると、「今夜が峠」状態。
「チチキトク」なんて送った個性的な兄貴、私の友達の兄貴にそっくり(笑)
先祖代々の弔い方…どんなだろうと思ってたら、親戚をたくさん呼んで、堅苦しいお葬式なんてやらず、すぐに野菜を大量に買いに行かされ…
ねたばれになるのでこの先は言えませんが、印象的なセリフ満載ですよ。
ホントは書きたい。と、いうことで、一番印象的だったセリフを。
「どうして○○○に○○○○が入ってるの…?」
↑読んだ人にはわかる。笑
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どの話の登場人物もどこか覚めている感じがする。
文体もキャラクターも現代風(?)。
ホラーというよりもコメディ色が強い短編集。
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ホラーなのに軽い。良い意味で。客観的な感じの流れ。「お葬式」に期待していたが思いのほか違う短編の「十二月のゾンビ」がとても良かった。変な期待を裏切ってくれてよかったみたいな。なまぬるーいのに心地よい。
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内容は
ホラー大賞の短編賞をとった作家の短編集。
表題作の『お葬式』を読んでる最中に、既読と気づく。
斬新なお葬式なわけだけれども
作品全般的に、コミカルタッチを加味している。
がしかし、そのセンスがおもすろくにゃい一品……×
この中では『萩の寺』という作品がコミカルでなくよかった。
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おぞましい話だけれど、あまりにも軽妙に語られるのですいすい読めてしまい、最後には「よかったね」といいたくなる。怖い話が好きな人ってこんな感じで思っててたのかなあ。この人の作品をもう少し読んでみたいと思った。
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非常に軽いホラー。短編集。
『青に捧げる悪夢』で「ラベンダー・サマー」が気に入ったので購入。
『お葬式』:グロさも軽く流されました
『ホテルエクセレントの怪談』:オチが良い
『十二月のゾンビ』:ラブコメ(笑)
『萩の寺』:一番マジメ
『心地よくざわめくところ』:ひたすら軽い
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何故かケッチャムに続いて読んだので、ギャップがすごく新鮮で。ユーモアというか、いやよく考えたら怖くね?という展開が、特に最終話の後からじわじわ来る感じが一番好き。
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1999年第6回日本ホラー小説大賞短編賞で佳作を受賞した表題作を含む5編収録の短編集。
鳥肌が立つようなホラーというよりは、ブラックユーモアといった趣が強い作品が多い。文体も簡潔で読みやすいので、ガチガチのホラーは苦手という人にはおススメである。個人的には表題作も面白かったが、次に収録されている「ホテルエクセレントの怪談」が好きだった。