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みんなのレビュー17件

みんなの評価3.5

評価内訳

17 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

きれいごとなのかもしれないけれど

2020/04/14 09:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kazu - この投稿者のレビュー一覧を見る

初めて読んだのは小学生の時。当時、周りに障害を持つ友達がいなかった私にとっては、もっていたイメージを覆されて、とても衝撃的だった。
乙武さんのこの作品は、きれいごとを並べているように感じるかもしれない、と読み直して思った。でも、同時に、きれいごとが語られないと、世の中、暗くなってしまうように感じる。
要はバランスなのだ。きれいごとを語るにも、勇気が必要だと思う。
だから、これほどまでに強いメッセージ性をもつこの作品には、やはり意味があると思う。

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紙の本

私はこの本を読んで、どこか真保裕一『奇跡の人』を読んだ時の、主人公の身勝手さに感じた不快さを思い出してしまった

2003/04/01 21:24

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

ベストセラーも、あまりに騒がれると読みたくなくなってしまう。だから乙武洋匡のこの本も、気にはしていたものの手を出さずにいた。今度、その本が、難しい漢字にルビが振られ、武田美穂の可愛いイラストが入って児童向けの本となって出た。それをきっかけに遅まきながら、我が家でも全員が読み始めた。娘二人も大満足。「奇麗事過ぎる」と不満を抱いたのは私だけだった。

先天性四肢切断が原因不明の病気というのは初めて知った。看護婦の資格を持ってはいても、身近に実例を見ないと駄目なもので、勝手に乙武の状態を薬物の影響と思い込んでいた自分に反省。出産した四肢のない赤ん坊を、母親に見せることの影響を心配して、乳児を隔離した病院の姿勢は当然だと思うけれど、初めて我が子を見たときに「可愛い」と言った母親の思いは、決して単純なものではなかったはずだ。偉いなあと素直に思う。

それから、切断されてしまった状態の四肢は、当然かもしれないけれど骨は普通に成長をする。骨が伸びる方向に肉がかぶさっているけれど、その肉は伸びるわけではない、そこを骨が突き破ろうとする。その時の激痛と、それを避けるために手術を繰り返すというのは、想像しただけでも涙が出そうになる。本人もだけれど、何も言わず子供を見つめる親の心、私としてはそちらの方が知りたくなった。

そして明るく、明るく生きる乙武くん。無論、単なる優等生ではなく、不自由な体で暴れまくり、成績を落とすというところも悪くない。しかし私が気にしたのは、彼がいることで人気を奪われ、苦しむ同級生たちのことだ。彼らへの思いが、不思議なくらいに感じられない。自分はめげなかった、勝った、人の励みになった、それだけ。彼の存在に負け、嫉妬し、落ちこぼれていった仲間への視線は、冷ややかに近い。そこに、私は疑問を抱いてしまう。

無論、これを書いた当時の著者の若さを考えると、それこそ無いものねだりかもしれない。想像出来ないような大きなハンディを背負う人間に何を言う、という声が聞こえてきそうだ。いや、この本が売れた理由は、日本人のそういう部分を見ようとしない能天気さにこそあるのだろう。それを支える、北朝鮮拉致被害者に対して、少しでも苦言を呈しようものなら、正義を振りかざして袋叩きにしないではいられない日本人の特質。作者の姿と笑顔を前に、一言でも苦言を呈する勇気がマスコミにあるとも思えない。

しかしその裏で、田口ランディの本音エッセイが読まれている現実は、認識しておきたい。ハンディを負った人を、冷静に見ることも勇気なのだ。はっきり書く、私はこんなに不快な読後感をもつとは思っても見なかった。

乙武さんのお父さんは、会社では一言も息子さんのことを語らなかった。だから、そのお父さんが会社を退職した翌日か何かに病気で静かに息を引き取ったことが新聞に出た時、初めて自分のところに、そんな有名な人の親がいたのか、と知って驚いた会社の人が多かったと聞く。私は、むしろ黙して語ろうとしなかったお父さんにこそ、古き日本の美しい男の姿を見てしまう。

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2005/05/18 12:57

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2007/12/03 09:37

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2008/07/31 05:06

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2009/06/18 17:37

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2009/07/14 21:03

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2010/01/28 11:21

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2010/06/05 21:55

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2011/09/29 00:17

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2012/04/29 15:12

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2013/03/10 00:22

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2021/08/14 16:32

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2023/01/02 00:09

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2023/05/25 18:08

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