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くつなおしの店 みんなのレビュー
- アリスン・アトリー (さく), 松野 正子 (やく), こみね ゆら (え)
- 税込価格:1,320円(12pt)
- 出版社:福音館書店
- 発行年月:2000.6
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紙の本
イギリスの片田舎を訪ねてみたくなるおはなし
2000/09/09 12:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かいかい - この投稿者のレビュー一覧を見る
3百年前のバッキンガムシャーがそのままに残っている村の通りの店のひとつに、くつなおしの店がありました。ほかの店よりとりわけ小さなくつなおしの店には、ニコラスじいさんが働いていましす。けれども、昔ながらのくつなおしの店は次第に仕事が少なくなり、生活は決して楽ではありませんでした。
ニコラスじいさんの孫のジャック・トビーは、お店の仕事や家事をこなしていました。ある日、トビーは祖父にポリー・アンの誕生日のプレゼントに家の中ではく軽いくつを作ってくれるようにたのみます。ポリーは、ブリキ屋の娘ですが、足が悪くてはやく歩くことができません。そんなようすを見ていたトビーは、ポリーの足にやさしいくつが必要なのだと話します。くつを作る革代にも困るニコラスじいさんでしたが、ポリーのくつをつくってあげることにしました。わずかなお金で買った小さな赤い革で作ったへやばきをプレゼントされ、ポリーはおおよろこび!
ニコラスじいさんは、あまったほんの少しの革で、かわいらしい人形のくつを作り、店につるしましす。不思議なことに、そのくつは夜になると明るく輝くのでした。ある晩、ニコラスじいさんの店に妖精がやってきて……。
昔の雰囲気をただよわせる懐かしい気持ちにしてくれるお話。作者は、『グレイ・ラビットのおはなし』で有名なアリソン・アトリー。挿し絵は、『アンデルセン童話』や『シンデレラ』など多数の作品があるこみねゆら。イギリスの昔ながらの片田舎の雰囲気がよく出ていて、バッキンガムシャーを訪ねてみたくなります。
紙の本
暖かい気持ちになるのなら、子供も大人も是非この本を!
2001/03/25 13:48
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あき - この投稿者のレビュー一覧を見る
足の不自由な少女のために、小さなくつ屋さんが赤い綺麗なくつを作ってあげます。少女のために買ってきた皮が残ったために、くつ屋はひとつの小さいな小さなくつを作ります。それをお店の前にさげておくと…?
とてもかわいらしい、暖かいお話です。特に、妖精が好きな方は是非、読んでみてください!と、いうのは、大抵の絵本に出てくる妖精は、ただただ愛らしい存在として書かれていますよね。でも、この絵本の妖精は少し怖い、不思議な存在として書かれているところがあり、いわゆる「妖精伝説」に出てくるような妖精なのです。
この点においても、私は大満足でした。
それから、いつも足をひきづって歩いている女の子を見た男の子が「少しでも幸せな気持ちを!」とくつ屋さんにお願いをしにいくところも良いです。
そして、最後の展開は…まさしく、これぞ絵本の王道!こういう作品は、子供が生まれた時に読み聞かせたいですね。
紙の本
人形のくつ。手づくり。2シリング6ペンス。妖精にぴったり
2000/08/01 12:49
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投稿者:Misa - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さな“赤いくつ”が運んでくれた幸せは・・・
(^J^)—— いい話だねえ、なんだかメルヘンチックで。ボクんとこにも、そんな小人がきて、金貨や財布を置いてってくんないかなあ・・・
§^。^§ —— またまた・・・すぐ現実に戻っちゃうんだから。残念ながら、コツコツ真面目に働いてても、心の底に欲が渦巻いてる人のところには、幸せは来ないの! この物語の主人公のおじいさんと孫は無欲でしょうが、無垢でしょうが!
(^J^)—— いやぁ、子どもが、ましてや、おじいさんが無欲、無垢だなんてウソだね。美化すんなよ
§^。^§ —— う〜ん、たしかに。自分がそうだからって(半分ホント、半分ウソ!?)、他の人もそうだって思っちゃいけないんだったね。でも、この頃は、子ども時代から、競争、見栄、いじめetc.ボーっとしてるヒマなくって、生きていくのたいへん。だからせめて、物語の世界では、物事がめでたく終わってほしい、夢を見させてほしい、って思うじゃない!
(^J^)—— それって逃げじゃない?
§^。^§ —— いえいえ!この本読んで、心の中にほわぁっと光が灯ったようなあったかい気分になったでしょ。それって、疲れたり、荒れた心を癒してくれるし、いい眠りに誘ってくれる。‘よし、明日も生きていくぞ’っていう元気を心の深いところにくれるような気がするの。人間、心の中にもくつろげる場所があってこそ、困難にも立ち向かっていける。物語の中に逃げ込むんじゃない。物語からパワーを補給するのよ!
* * *
この作品、「グレイラビットのおはなし」で有名なイギリスの作家、アリソン・アトリーによるもの。昔話の「こびとのくつや」がベースになっていると思われるが、人間と妖精の世界が交錯する不思議な世界がひろがっている。
こみねゆらさんの、やわらかなタッチ、淡い色づかいの絵がついて、絵本から読みものへとすすむ子どもたちが、一人で読める本に仕上がっているのもうれしい。
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