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脳とビッグバン 生命の謎・宇宙の謎 みんなのレビュー

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紙の本

有機物モーター?

2001/02/08 00:25

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スタイル - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まじ、ビックリ!!
 話はちょっと難しいが、でも生物モーターには驚きです。機械じゃないよ。細胞が回ってるんだよ。もう、血管の中を泳いで直接病原菌に薬を投下するようなSFみたいな話が夢じゃないかも。

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紙の本

ノーベル賞に近かった人が、こんなところにもいた。でも、その内容は?

2002/12/09 21:05

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

最近の対談集にはいいものが多い。南伸坊の入門シリーズも馬鹿には出来ないし、白川静と梅原猛の「呪」を巡る話の底の見えないような奥深さには脱帽するしかない。そして立花隆。その対談を読むたびに、この人の頭の中はどうなっているのだろうと思う。その理解力の圧倒的なこと、私たちの及ぶところではない。

だから立花は冒頭に、これは入門書ではないという断りを入れ、簡単に読まれないように予防線を張る。しかし、その世界の用語をこれ見よがしに使うという愚は犯していない。写真や図版が豊富に使われているので、ゆっくり読めば大筋は理解できる。個人的には、前半の宇宙の謎より、後半の生命の謎篇が面白い。

「成人の脳に神経幹細胞があった」は、脳の細胞は死滅する一方であるという定説が覆った発見を巡る報告。未だにTV番組などでは、脳細胞の数は減るだけである、という定説が大手を振っている。しかし、この対談を読むと、何故このような重要な発見がマスコミで、大々的に報道されないのだろうかと思ってしまう。

「生命を支えるモーター」では、その映像が関係者にノーベル賞をもたらし、自身も受賞に最も近かったといわれる東工大の吉岡教授が、ありえないとされていた生命細胞の回転運動を記録するまでの話。ノーベル賞は、田中さんというユニークな受賞者を得ていつに無く脚光を浴びているが、やはり共同研究というのが一つの流れなのだろうか。ただし、この研究に関しての面白さは、文中で触れられているビデオを見ないと分らない気がする。といっても、その回転理論を打ち立てたわけではなく、大学の生徒などを使って回転運動を撮影したというだけでノーベル賞を期待した吉岡教授には、申し訳ないが「甘い」と言いたくなる。

この本は5章構成で、前半のビッグバンに関しては今ひとつ興味が湧かない。扱う世界が大き過ぎるのかも知れない。しかし、世界で最高といわれる日本の研究者たちが、掘っ立て小屋のような貧弱な施設で必死に頑張る姿は、巨大最新快適施設を求めて止まないアメリカの研究者より美しいと思うのは私だけだろうか。

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紙の本

宇宙と脳という2つの未知の領域に取り組んでいる研究者たちの仕事場を訪ねたルポ

2000/10/31 21:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:中村 雅美 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 科学や技術によって生み出されたものが社会の隅々にまで入り込んでいるというのに,人々の科学・技術への関心は今ひとつである。それは「難しくてよくわからない」という声に代表されるように,科学・技術は一般の人の理解を超えたものというとらえ方をされていることが大きい。理由はたくさんあるだろうが,一つは学校教育の理科の授業では小難しい理屈ばかりを教わるということがある。楽しくない授業から逃れるように「理科嫌い」も増えてくる。
 もう一つは,科学研究,技術開発の現場で今何が行われているのかということをやさしく書いたものが少ないことがある。科学・技術の現状を知らないことが,「親しみ」から遠ざけているとは言い過ぎだろうか。加えて,取り組んでいる人たちの姿が見えないこともある。科学・技術の現場は浮世離れしたところではなく人臭いところであり,ひらめきやちょっとしたアイデアが大きな成果を生み出す,ということなどが伝わってこないことも,科学・技術を遠い世界のことにしているのではないか。
 そこで,著者・立花隆氏の登場である。科学・技術の最先端の現場を訪ね,そこで活動している研究者の仕事ぶりを生き生きと伝えている。著者が研究室を訪ねてまず発する言葉は「えっ,ほんとうですか?」だ。それは今まで知らなかったことを見聞きしたことへの驚きである。同時に,研究者も変わった事象を見つけたときに同じ言葉を発する。「ほんとうだろうか?」と。これが新発見につながることがある。無知(?)の訪問者と一線の研究者が驚きを共有する−−こんな楽しいことはない,と著者は書いている。
 現代の科学が解明しようとしている2つの大きな領域がある。一つは宇宙であり,もう一つは脳である。前者は地球の外に広がる大きな空間,後者は人の頭の中にある小さな空間といえる。しかし,ナゾを抱えている点では両者は同じである。宇宙はどのようにしてできたのかといういわゆるビッグバンは皆が知りたいと思っている。同様にわれわれの脳がどのようにして意識をもち学習を行っているのかという「心」のありかは,まだだれも明確にしていない。
 5つの研究室を訪ねて,それぞれ宇宙のビッグバンと人の脳の機能についての最新の知見を紹介している。とりわけ,脳の機能を画像でみる装置「ファンクショナルMRI」を駆使した新潟大脳研究所の中田研究室の仕事が面白い。本書は科学誌で連載したものをまとめたシリーズの3冊目である。文章も平易だが,科学誌を読む人を意識したためか,ずぶの素人にはやや重いところもある。宇宙と脳という科学の2大テーマを掲載せずに,それぞれを別の本にしても良かったのではないかと思うが,連載を順にまとめたものであるから仕方がないことかもしれない。シリーズの前2冊を読むと,この領域の全体像がつかめそうだ。
(C) ブッククレビュー社 2000

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2021/07/11 09:28

投稿元:ブクログ

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