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「お江戸でござる」ですっかりお茶の間に名前が浸透した杉浦日向子の作品。ぞくっとするけどどこか可愛らしい99話の小品はシンプルだけど心に残ります。
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これも寝る前本。
これを描いたころ、杉浦日向子はまだ相当若かったはずだけど、この感覚的な江戸の再構築っぷりはすごい。
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天才!この本を読んで、時代モノにはまった。「生まれ変わったら江戸時代の町娘がいいー」と言って引かれたほどであるよ。
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江戸の怪異を淡々と描く。
江戸の人々にとって怪異は身近なもので、付き合い方も心得たもの。
だから何となく乾いていて怖くない。ふっとした拍子に覗く異界。
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ことさらに恐怖心を煽る現在の怪談と違って、不思議なものと対峙した昔の人の世界観などが読み取れるようで面白いです。静かな穏やかな気持ちになりたい夜に読みたくなる。
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「年寄りの侘住、退屈でならないから何ぞ珍しい話でも聞かせておくれ。」
「へい、それでは御免なさい。」
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杉浦日向子さん追悼の意ということで、彼氏に借りて読んでみました。
江戸時代を背景にした、妖怪とか奇怪現象とか狸狐が化けたって話を漫画にしたものです。百物語ということで、短編の漫画が100話分収録されています。面白い話は面白いけど、興味をそそられないのも時々あったりと。このネタだけで百物語にするのは少し辛いかも知れませんね〜。まだ漫画だから読めますが...
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魑魅魍魎や妖怪という、「あやかし」と人が共存していた江戸時代を
杉浦日向子が粋に描いてます。著者は江戸で暮らしていたかのよう。私は眠れない夜によく読みます
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一読に値するコミック。江戸の巷間の人々の感覚や息遣いまで僅かな頁に密度高く表現されている。ホラーな話ばかりではなく伝承、考証的な興味深い話も収録されている。
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文庫本ですが、中は漫画です。しかしきわめて文学的漫画。作者はドラマの江戸時代考証などの仕事もされていただけあって、江戸情緒たっぷりです。中の熱い底なし沼にとーちゃんが笑いながら沈んでく話が最高に怖かったです!
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文庫なのですが内容は漫画です。でも独特の語り口調と古めかしい絵で時折普通に怖いものがあります。夜歩きする赤子とか嫌。
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今は亡き、江戸風俗学者の杉浦日向子さんの作品
タイトルからホラーと思われがちですが、江戸時代の百物語は「不思議なもの」を100こ集める。ということなので、その通り不思議な感じの話が集まっています勿論妖怪も出てきますが、怖くなく、江戸っ子のカラっとした感じの本。
簡単に言うと結論が無い感じ(良い意味で)
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初版本で持っていたのだがいつの間にか第2巻だけになってしまったので1冊にまとめた本書を買い直しました。
我が家ではトイレに置いて一回に一話ずつ楽しんでいます。杉浦作品は独特の間がいい雰囲気を醸し出していますね。文章を書くときの饒舌な江戸オタクぶりを発揮するのと比較すると面白いかも。
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ひやり、じわじわと効いてくる恐怖。数が物を言うということもわかる。もちろんひとつひとつの話が面白いことは確かだが、通読したときの怖さといったら、もう。
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なんでもないような空気と、じっとりと暗がりの手触り。こわくて、全然こわくなくて、悲しかったり切なかったりするのもただそれだけのことで、なんだか粋だと思います。