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「時と人」シリーズの第2弾。
面白かったです。
事故の瞬間に前日に戻ってしまい、
同じ時刻がくるとまた戻る。
何日も何日もソレの繰り返し。
いったいいつまで続くんだろう。
どうやって元に戻るんだろうと思いながら読みました。
この作品の主人公の女性も強い女性です。
北村さんの描く女性って凄くステキだと思う。
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交通事故に遭った瞬間から、時間が一日経過すると、また元の交通事故が起こった時刻に戻り同じ一日を繰り返す状態になった版画家の森真希。この状態を彼女は「ね」の最後の部分みたいで「くるりん」って言うのだけど、驚くべきことに、彼女の住む世界からは人や生き物が消えこの世に独りきり。その状態で、同じ日が繰り返されます。洗濯しても、1日経てば同じものが汚れて復活?版画を作っても、翌日にはなくなっています。
これって結構大変な状態です。
ある日突然それまで不通だった電話が掛かってきます。
それ以上は未読の方のためにあまりかけないけど、3分の1くらい過ぎてからどんどん読めました。そして、最後には・・・・
「スキップ」に続く「時と人」シリーズ第二弾ですが、「スキップ」より私にとってはとっつきにくい感じがしましたが(二人称で書かれていたりして)、終わってみれば熱中できたすばらしい作品でした。あの電話の声は?なるほど、そういえば、とっつきにくい書き方も伏線だったのですね。エンディングは、すばらしく美しい感じがしました。
2004.12.12
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目が覚めると誰もいない。
そして一定の時間になるとまた昨日に戻ってしまう毎日の繰り返し。
怖い。
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はぁ・・・せつないねぇ・・・
何度も何度もめぐり会っても悲しい別れが・・・
人間は産まれたときから死に向かって歩んでいるのです・・・
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ひとりぼっちの世界で、何度も繰り返す同じ1日。非現実的なのに非現実性を感じさせない、とても優しくてとても強い物語。
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うわあ〜、読書後になんかすごい余韻に浸れる作品。ちょっとしばらくは殺伐とした推理小説は読めんなあ。その世界に入ってしまったことに対して主人公の考え方が細かく、読んでいてこちらの感覚まで侵されてる感じになる。もし、自分がその立場になったら、どうするか。退屈な繰り返しの毎日、死への予感、一瞬の大事さ。う〜む、なかなかすごいものだ。最後の「ただいま」も、HappyEndの結末として予想できる物だが、むちゃくちゃいい味を出している。
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北村薫、時を題材にした三部作の第二弾。
初めは、普通につまらなくて、読むのをやめたかったけど、やめさせない文章感。
いざ、ターンに入ると、次を早く読みたい、と一気に読み上げてしまいました。
現在との時間の交わり方などうまく出来てて、感嘆する一作。
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このシリーズの中ではこれが一番好き。ラブラブ。なだけでは無い。
切羽詰ったハラハラ体感できます。
主人公は賢い。考えが深い。
でも友達には不評(苦笑)
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牧瀬里穂主演で映画化された。ある日の交通事故がきっかけで毎日ある時間になると前の日に戻ってしまう主人公そしてまたひょんな事から通常の時間が流れている場所にいる人から電話が入る。さて、自分一人が毎日ある時間になると前の日に戻ってしまうとなったら。気が狂うよなぁ・・・何をしても其の時間になってしまうとまたゼロになってしまう。誰もいない、物音も無い。そんな毎日。余程、強い精神を持っていてもキツイよなぁ・・・小説と映画は微妙に違うけど良かったです。
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スキップもよかったけど私はこっちのが好き、かなぁ?
後半ドキドキしつつ最後の台詞に感動しました。ラストがあぁいうのは好きだなぁ。
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読書感想文を書く為に渋々買った本。
やったんやけど、めっちゃ面白いんですよ、これ。主人公の真希の強さがいい。ありえへんわーと思うのになんとなくリアリティを感じてしまいます。
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ストーリーの良さ、登場人物の魅力的さ、二人称語りの違和感のなさ。あまりに完璧、あまりに素敵、あまりに大好き。最敬礼。
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あるときから同じ一日が繰り返される・・・若干飽きを感じることもありますが、非常に独特な世界観で楽しむことが出来ます。
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「時と人」シリーズの第2弾/主人公は事故をきっかけに同じ日から抜け出せなくなってしまう。そんな主人公のもとへ、鳴り響いた一本の電話は未来に繋がっていた。/ロマンティック系/リセットは未読/
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時と人の3部作。第2作目だったはず。でも私はこれを最初に読みました。最初は正直おもしろくない。でも途中からすっごいおもしろい!同じ日の繰り返しって愚痴は今後、辞めようと思った作品。