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“机の上で受話器はカーブした背中を見せて寝ている。眺めているうちに、寒そうだと気になった。〜〜タオルを持って来て、折って、胸のあたりにまでかけてやった。〜〜何をやってるんだ。俺は?”ここが大好きなんです。
北村氏の繊細な優しさを感じるんです。
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SFちっくなのってこうやって書いて、こうやって人を惹きつけるんだろうなぁって感心させられちゃった名作かも。
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時と人の三部作の第2作です。3作中で一番好きな作品です。あの淡々とした話の進み方が好きです。何年かに一度読みたくなります。
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はじめ読んでて、2人で話してる感じなのがよく分からなかったのがちょっともじゃもじゃする。でも繰り返しの日々が始まったところからはたのしく読めた!抜けられない日々ってこわい。
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毎日同じ人生。でも時間はちゃんと過ぎていく。本当に毎日同じ時間が流れたとしたら。。。人はどうするんだろう。。。
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人に進められて当たる本ってなかなかないのだけれど、これは大当たりと言っていいでしょう。私も人に必ず勧める1冊。読後感すっきりなのが気持ちいい。
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ふとしたことから自分一人だけで、毎日同じ時間になるともとの自分にターンする世界にただ一人で迷い込んだ真希。しかし、あるとき通常の世界から奇跡的に電話がつながる。真希と泉の偶然かつ運命的な出会い(?)の物語。時間の意味といった観念的な部分を読み取らないと少々混乱してしまうかも。展開も最初はゆっくりとしていて、糸のもつれが一つずつほぐれていく感じで最後に急展開。なかなかわくわくさせてくれ、面白く、程よく切なさも配合されているのですが、最後はちょっとありきたりかも。
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北村薫の3部作2番目。
途中で以前見たDVDの原作と気付くので、何とか読みきれた。DVD見てなければ挫折してたけれど、ラストが感動!
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正直、最初は「ハズレ」だと思いました。<北村先生並びにファンの皆様、御免なさい。
…というのも、主人公の森 真希さんが銅版画家という、ワタクシにとっては馴染みのない御職業なので。
「メゾチント」とかいわれても、何ですか、ソレ? …てな感じなのですよ(笑)。
それはさておき。
この真希さん、交通事故にあったその瞬間から、ある一定の時刻になると、一日前の同じ時間に戻ってしまうという奇妙な世界に、たった一人、取り残されてしまいます。
昔からそばにいる"お友達(?)"だけが唯一の話相手です。
そんな気の狂いそうな世界からはたして、無事抜け出すことができるのでしょうか?
最後の方は恋愛小説(?)から●曜サスペンス劇場に変わってしまったのかと思いましたケド(笑)。
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何日も何日も続く、同じ1日。
疎外された輪に閉じ込められてしまう女性と、その世界と繋がる事が出来た男性との心の繋がりを描いています。
自分の中では、究極の恋愛小説。
北村薫さんの「時」の三部作、第2段です。
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もし昨日が今日へ、今日が明日へと続かず永遠に「今日」が繰り返されるとしたら?29歳の版画家である真希はそんな時間の川から落とされ、誰もいない世界で「今日」を繰り返す。そして150日を過ぎた午後、電話が鳴ってイラストレーターの泉と出会う。
もし自分がそんな世界に落とされたらと思うとかなりゾッとする。でも電話回線で繋がれた真希と泉の距離がだんだんと近づいていく様子や、語り手があったかくてそんなに気負わずに読めた。消えないもの、自分にしかないもの、「ちゃんと会っている」人。
「不毛なのは《毎日》ではなく《わたし》だった」初めて読んだ時より今の方が、この一文を重く感じます。
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時間のハザマに落ちてしまった主人公。誰もいない世界で、24時間で自分のしたすべての事がリセットされてしまう一日を繰り返す。そんな時、一本の電話が「外の世界」に通じて・・・。作者の他の著書『リセット』『スキップ』などの「時と人」シリーズの一つです。
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事故にあった真希は、同じ一日を何度も繰り返す、誰もいない世界に入り込んでしまった。
はたして戻れるのか?
最後はあっけないような気もしましたが、わくわくして読めました。
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ブックトークテーマ「脱出」「時」
「ターン」というのは、「巻き戻す」ということですね。
時間のループの中に巻き込まれた主人公には
予期せぬ仲間がいたのですが・・・。
悪夢のような状況に希望も1つ用意されているのが
なんとも小説らしい設定です。
これをよしとすれば、十分に楽しめる作品でしょう。
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映画化もされた時間三部作第2段。事故に遭ってから気が付くと、不思議な世界にいた。知っているのと同じ街。でも自分以外は誰もいない。そして、1日が過ぎるとまた前の日に戻ってしまう。不安に怯えていると、突然電話が鳴った。その電話が、外との唯一のつながりとなる。私はあまり好きじゃないんです。実は。でも北村ワールドです。