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紙の本
8月25日今日のおすすめ
2000/11/15 19:08
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
◆■21世紀の国家像を提示する■◆
国家とは何か? 民族とは何か? 戦争とは何か? 「国を愛する」「敵をやっつける」というイメージしやすい情念に比べて、その先にある見取り図をきっちり考えることはなかなか難しいものです。情念に溺れることなく、国家、民族、戦争というイメージの一歩先を見据えた12人の著者たちが明晰な将来像を提示する、21世紀の海図とも言える本がこの『リアル国家論』です。偏狭な国家論の檻から飛び出て「リアル」な世界を航海するための最良のガイドブックになることでしょう。
【目次】
[1]国家像の再構築(共同体原理を脱し、共生原理を確立せよ 宮台真司/アドヴァンスト・ナショナリズムを越えて 宮崎哲哉/新しい歴史認識のために 網野善彦/国家の変容とローカルな介入 姜尚中)
[2]多元・多民族社会の条件(出口のない閉鎖社会が『戦争論』をはびこらせる 辛淑玉/リアル「戦争への道」 加納実紀代/あるブラジル人女性が問うた「共生社会」 藤井誠二/個の物語を大切にして[漫画]解放の最初の日 樹村みのり)
[3]危機としての現在(超監視社会とジャーナリズムの大罪 斎藤貴男/「はじめに戦争ありき」とする時代錯誤 太田昌国/自衛隊が「国軍」に脱皮するとき 沢田竜夫/国家論のリアリズム 梅野正信)
◆編集者 橋田氏のコメント◆
<<無自覚な右派史観から自由になるために・・・。>>
『国民の歴史』や、自由主義観の『教科書で教えられた歴史』など、右派論調の書籍が多く出版され、それがまたよく売れているようです。これからも『国民の道徳』、『戦争論2』などが出るようです。
昨年夏に刊行した『戦争論妄想論』はこれらに対抗するものとして出したわけですが、この『リアル国家論』ではその第2段として、対抗するだけではなく、それに変わるものを構想しようではないか、ということで企画しました。
『リアル国家論』を一言で言えば、ひとつの国家、ひとつの国民論をおしつけようとする右派に対抗して、リアリティのある多民族国家を構想する、ということです。妄想に呪縛された国家論像を押し付ける右派的な風潮を根底から批判して、リアリティのある多文化・民族国家を構想する。
執筆者のなかにはこれまで右派論壇だと見られていた人も入っています。これまで右派以外の論壇がなかったからそこに参加していただけで、もともともっとリベラルな人だっただけのことなんです。何しろ右派論調のものばかりが売れているので見えなくなっていますが、いろいろな主義主張があるんです。そうした幅広い人たちが原稿を寄せている、というのもこの本のひとつの特徴ですね。(談/編集者:橋田氏)
【関連記事・書籍】
→戦争と国家をめぐって・・・『戦争論妄想論』『私の「戦争論」』『戦争論』etc...
→石原慎太郎を読む
→『日本は「神の国」ではないのですか?』
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