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気持ちのいい看護 みんなのレビュー
- 宮子 あずさ (著)
- 税込価格:2,310円(21pt)
- 出版社:医学書院
- 発売日:2000/09/01
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紙の本
看護する立場から看護の意味を探り,よりよいケアをめざす。自責的でまじめな同業者へのメッセージ
2000/12/26 15:30
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:原 明美 - この投稿者のレビュー一覧を見る
看護婦のキャリア13年の著者はすでに何冊かの「ケア論」を著しているが,本書は「自分にとっての看護することの意味」を探ることを軸に,看護婦がものを語りにくい医療風土や自己規制への考察から始まって,看護婦の服装が禁欲的なわけ,看護以前の患者の問題,医療ミスはなくせるかなどなど,多くの事柄にあくまで現場から,そして自分自身のつぶやきから肉薄を試みている。独特の文章ははじめのうちは少々とっつきにくいが,「ひとことで言えないものはひとことで言わない」とする著者の姿勢に沿って読み進むうちに一気に読みやすさへと変わる不思議な魅力がある。
秀逸なのは「コンビニ・ケイタイ時代のケア」の部分だ。摂食障害は24時間食物が得られるコンビニあってのケースが多いとか,携帯電話の普及でナースコールで看護婦が飛んでこなかった時の患者のキレ方はさらに尋常でなくなる可能性があるなど,看護から見た社会と人間の“今”を鮮やかに伝えている。
(C) ブッククレビュー社 2000
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