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マックス・プランクの生涯 ドイツ物理学のディレンマ みんなのレビュー

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紙の本

科学者としての良心

2001/02/03 00:31

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:田口善弘 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 マックス・プランクと言っても一般には知られていない名前だろう。しかし、彼は実は量子力学というアインシュタインの相対性理論に並ぶ20世紀の物理学の最大の成果の「創始者」である。アインシュタインがほとんど独力で作り上げた相対性理論と異なり、量子力学は多くの学者の共同作業で作り上げられたのだが、その端緒を作ったのがプランクなのだ。が、しかし、本書は量子力学についての科学史ではなく、むしろ、20世紀初頭という激動の時代に高名な科学者として生きざるを得なかった一人の人間の苦悩を描く書物となっている。プランクがその価値観を形成した青年時代は、彼の生まれ育ったドイツは帝政時代であり、良くも悪くも階級主義的な秩序が維持された時代だった。民主主義などとんでもない、などと思っていたプランクは「堕落した」ワイマール共和国やジェノサイドまで犯すナチの第三帝国で著名なドイツ人科学者として生き続けなくてはならなかった。ついにプランクが「ハイル、ヒトラー」を言わざるをえなくなる下りは涙なしには読めない。科学者としての良心を貫くことは非常な苦悩を伴うことだった時代に生きた彼を我々も他山の石としたい。

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