- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |
紙の本
人はなぜ自立しなければならないのか?
2001/02/01 19:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤原ゆきえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「10年単位の誕生日は盛大に祝ってもらおう」。これは、本著の12章目のタイトルである。私が、初めてこの本のページをめくった時、偶然にも10年単位の誕生日を大好きな友人に盛大に祝ってもらった直後、正確にいえば、「誕生祝い温泉の旅」の帰りの電車の中だった。「よくここまで、生きてこられたものだ、こんなに素敵な友達がいてくれるし、これからも頑張ろう!」などと感慨にふけっていた時だったのだ。そして、読み進めていくうちに、私の生き方もまんざらではないなと思えてきた。
自立とはスケジュールをたてること、そしてそれを実現させること。そのためには、強い意志が必要だ。かといって意志だけでは目標に到達するのはなかなか難しい。誰かの助けが必要となる。10年単位の誕生日というのは、人生のスケジュールをたてる絶好のチャンスであり、またそれを支えてくれる友達がどれくらいいるかを確かめることができる時でもある。自分の意志でしっかり歩んできた10年間はどうだったか?どんな人間関係が築けたのか?確かに、立ち止まって考えるには良い機会なのだと思う。
30代後半の著者が投げかける、自立についての問いかけは、現代の日本社会がかかえている様々な問題に直結するところもあり、一章ごとに考えるネタを提供してくれる。そういう点では、年代、性別を越えて読んでもらいたい本だ。
著者は、人を愛し、愛されるためには自立しなければならないと力説する。さて、読んだ後、あなたは本当に自立できていると胸を張っていえるだろうか?
著者の谷村志穂さんインタビューはこちら
3 件中 1 件~ 3 件を表示 |