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「時と人」シリーズ三部作の完結編。テーマは輪廻転生。生まれ変わってもまためぐり合う二人の物語。前2作が時の残酷さに主人公が翻弄される物語だったのに対し、今作では時は主人公にやさしく作用する。テーマは良いのだけれど、構成が好きではない。第一部が長すぎるし、全体的に無駄が多いのだけれど・・・。本筋と関係なさそうなところは斜め読みしてました。時間のないときに読むのにはおすすめしません。
シリーズの中では、やっぱり「スキップ」が一番好きです。
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時三部作最終作。
生まれ変わっても、時を越えても、また逢えるの。
また愛し合えるの。
奇跡や運命を信じない僕だけど、少しだけ信じてみたくなった。
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時間三部作。
スキップとターンがとてもいい本だったので、
ハードカバーで買ってもいいと思ったら、微妙でした。
文庫版だったら取っておいたけど、ハードカバーは場所を取るからね。
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読み終えると、話が繋がり、いい話だなっていう感想。
でも、第一部を読み終えるまでが、私は長かった。頑張って読んだ感じはあるな。
人生の重みを考えさせられる素敵なお話でした。
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2005.12.07. 北村さんのタイムトラベル3作制覇。ちょうど戦争の頃の話で、60年後の今、身につまされる…。戦中でもあんなに優雅なんや。そして、あのカルタほしい!設定がいいな。お父さんの告白…なんかとてもロマンチック。
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2010.6 再読
この本を手にした時の過程は覚えているものの、内容は全く覚えていなかった。悲しい話ではあるものの、救いはある。救いがないのは、三部作中「スキップ」だけかな…。
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【あらすじ】
遠く、近く、求めあう二つの魂。想いはきっと、時を超える。『スキップ』『ターン』に続く《時と人》シリーズ第三弾。
「——また、会えたね」。昭和二十年五月、神戸。疎開を前に夢中で訪ねたわたしを、あの人は黄金色の入り日のなかで、穏やかに見つめてこういいました。六年半前、あの人が選んだ言葉で通った心。以来、遠く近く求めあってきた魂。だけど、その翌日こそ二人の苛酷な運命の始まりの日だった→←流れる二つの《時》は巡り合い、もつれ合って、個の哀しみを超え、生命と生命を繋ぎ、奇跡を、呼ぶ。
【感想】
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スキップ、ターンに続く三部作最後の物語。
第1部は、どんなふうに物語が展開されるのか、まったくわからなかった。第2部に入り徐々に方向性が見えてくる。
懐かしいやら、寂しいやら、心に残る話ではある。
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主人公の女子高生が17歳から42歳の自分自身へタイムスリップして愛する人に時間を超えて会う話だが、それが分かるのは最終章でそれまでは戦時中の女子高生の日記や小学 5年生の日記が延々と続く。
戦時中の日々のディテイルとして読むと面白いが、こちらはいつタイムスリップするのだという興味が読んでるので平穏な話がだらだら続いてるように感じる。SF映画を見たいと思ってるのに文芸作品を見せられてるような。
Yahoo知恵袋で今読んでるとこだけどどこが面白いの?という質問があった。不思議に思うんですね。
最後になってガッテンがいって、それが面白いという人もいるのだけど、ワタシには手遅れでした。
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図書館で借りた作品。ゆったりとしてやさしい文体であるけれども、回想が延々と続くので、読み進めるのにはけっこうな忍耐力が必要で読み疲れてしまいました。
ラストはなんとも清々しく結んでくれたので、その辺りはよかったです。
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再読。
「時と人」シリーズ3作目にして最後の作品。
「ターン」「スキップ」とそれぞれほんの題名に紐付く内容だったけど、今作「リセット」も今まで同様題名に紐付く内容だった。
ただし、シリーズが進むごとに本題(題名に紐付く内容というか」、内容のメインと言うか)に入るのに時間がかかっているのが読んでてちょっと残念。
今作では、本題に入るのはほとんど終盤で、それまでが前フリのように感じられて、読んでいてどんな話なのか分からず退屈してしまう時間があった
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「スキップ」、「ターン」と続いて、次は「リセット」。
最初はいったいどこにSFの要素があるのか、
皆目見当がつかなかったが、徐々に物語は交差してゆく。
ああ、こんな恋愛の話もあるんだな、と妙に感心してしまった。
ただ、ちょっと冗長な感じは否めないかもしれない。
裏を返せば、丁寧、ということでもあるのだろうけれども。
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デン・イェーダー・フリューリング・ハット・ヌーァ・アイネン・マイ 『会議は踊る』の主題歌の一節「だって春に五月は一度しかこないでしょう」この一節がひきつける二人と、獅子座流星群が示す時時と人三部作の第三作時の作用がスキップ、ターンとは違って、雰囲気もまた前回書いたライオンハートについては、こっちのほうが近かったか…どれかというと、ターンが一番自分好みかな------------------------------------------------------------------------------------―――今、間近に迫った、自分の死を感じる時、そう思えてならないのです。もはや確かなものは、一瞬に燃え上がる《純粋》しかない、と。第一部第二章6こんなことが、実に嬉しいのだよ。第二部第一章1歯磨きは専門なのに、何を使っていたか、はっきり覚えていない。第二部第一章3自分がそんなことでしおれるような子だったら、母に辛い思いをさせたろう。第二部第一章4《いつも自分を軸として流れている時というものが、実は、張るかな別の人の周りにも流れている》第二部第二章3本の中に入り込む魔法の切符を、捨てずに持っているのよ。第二部第二章7何もかも、どうでもいいというのとは、逆なのよね。……だからこそ、なのよね、きっと第二部第二章7子供の力を失っているんだ。だからといって、代わりになる力なんかない第二部第四章5デン・イェーダー・フリューリング・ハット・ヌーァ・アイネン・マイ分かっています 人生が与えてくれるのは ただ一度だって春に だって春に五月は一度しかこないでしょう第二部第四章7辺りの空気が水になり、歪んで流れ出すような不思議な気分だ。空気の歪みはどんどん大きくなる。ここの《蓋》が取れそうな、そんな感じで頭がぐらぐらした。第二部第四章7、8暗い中で、膝に手を置き、俯いている自分は、まるで迷子のように子供っぽいと思った。第二部第四章12《我々は死んだりはしない》第三部第二章6Das kann das Leben nur einmal geben,Denn jeder Fr?hling hat nur einen Mai.
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北村薫のリセットを読みました。私はほとんど単行本は買わないのですが、古本屋でスキップ、ターンに続く三部作として置いてあったので買ってしまいました。北村薫らしく魅力的な女性が主人公でしたが、他の二作に比べるとSF的な部分が少なくなって主人公たちの描写が多くなっています。そういう意味ではちょっと物足りない感じもしました。
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シリーズ最終編。どれも好きでした。全部が違った感じで楽しめて。後半でどきっとしました。最後はきもちよく終わったのでよかったです。「リターン」がだいすきだったけど、これはこれで色々と考えるところ、思うところがあっていいです。本ならではの面白さを十分に味わえる本でした。