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週間文春に連載されていた当時毎週楽しみにして読んでました。そのころは麻也子の年齢に近かったからかも。
今読むと「麻也子ムカつく」って感じ。姑目線に近づいたのかなぁ
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三十二歳のヒロイン、水越麻也子は、結婚六年目の夫に不満を抱き、昔の恋人野村と不倫の逢瀬を重ねていた。だが歳下の情熱的な音楽評論家、通彦との恋愛で、麻也子は大きな決断を迫られることになる…。
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もはや他人事ではなくなった今読み返すと、「物語」として楽しめなくなっている自分が。
自分(たち)がしていることを省みずに自己弁護するところ、
自分(たち)がかわいそうな存在でいようとするところ――。
愚かしい女性の嫌な要素がたっぷりで、辟易した。
ああいう類の人たちが「辛い」と言うことほど腹が立つことはない。
波があったとしても、手に入れたもの・手にしたものを大事にしていくことが大事なのでは?
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マリコ得意の、刺激を求めて不倫する人妻話。腹立たしくなってくる程、身勝手で欲に溺れる女。情事から帰ってきて、下着を洗濯機に放り込んだら何も残らないじゃないのって安心するシーンが象徴的。
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ドラマ化 映画化したようだがそれをみたことはない
彼女の小説はハッピーエンドでないことが多い。そして必ず不倫が入る。
今回もその要素はばっちりドロドロしてて嫌われそうなものだが人気があるのは本当は誰もがそんな欲望を秘めているからかもしれない。
主人公は特に旦那不満もないが不倫をする。さらに不倫に満足できずあらたな恋人をみつけ離婚。恋人と結婚するものの満足できない。
彼女はいつも『楽しいこと』を求めているがその先にはいつもなにもない。
どちらにしてもエッセイの方が好き(笑)
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主人公麻也子が、何かと賭けなり言い訳なりをしながらも、自分の本能の赴くままに不倫を愉しむ様子が描かれている。
出版されたのがもう15年以上前とあって、登場する恋愛道具が携帯ではなく家電(途中からテレメッセージ)であったりするのが古風。
バブルを知る女の恋愛の陰陽がちらと見える。
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林真理子の本はエロい。
けなしているのではない。
官能的なストーリーが多いと思うのだ。
このストーリーには共感できる人と出来ない人とがいるだろう。
(まぁいつの時代もそうだけど)
ドラマにもなっていたが不倫のお話。
ちょっと他人の恋愛をのぞいてみたくなった人に。
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結婚生活の不満がリアル。バブルを生きた女性ならではの華やかさが読んでいて面白かった。
不倫の結末も面白い。ちょっと考えさせられた。
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女性のドロドロとした気持ちや複雑な人間模様が見ていて楽しめました。女性のほうが、主人公に共感できるかもしれません。
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図書館にて。
昔読んだけど、改めて読むとすごい。昔わからなかったことが今よく分かる。リアルだった。
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*-*☆ 初めて手にした林真理子作品 ☆*-*
昔TVドラマ化された際、ほんのワンシーンだけ見た記憶が微かに…。
先日知人の方からたくさんの本を頂き。
そして初めて、林作品を読みました。
バブル時代というものは まだ子供だったので味あわなかったし。
周りにも、主人公の麻也子みたいな子がいないもので。
主人公と同世代の今になって読んでみても、
どうしても 余り主人公の気持ちに感情移入出来ませんでした。
( …ただ単に、私の恋愛年齢が低いからかもしれませんが。 )
ひとつ、少し驚いたのが。
官能的描写、表現が 多かったこと。
( …初めて林作品に触れたもので。 )
主人公麻也子の、『 やっぱり私だけが損をしている。』 …という思い。
この思いが消えない限り、
麻也子という果実は ずっと不機嫌なままなのだろうな… っと。
そんなふうに感じました。
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出生率低下の一因
私だけがすごく損をしているらしい。
この台詞が繰り返される。よく聞く台詞だ。耳にするよりむしろ心で呟く台詞として。そしてそう呟いている限り、得にも、幸せにもなれない。この台詞には損得を見極める知恵も、得を目指す精神も、本能的に動く身体も無い。骨髄にまで沁みる感情も無い。「らしい」として曖昧に漂うしかない。
実際主人公は漂う。姑に嫌気がさして配偶者に距離を置き、何となく仕事し、何となく昔の男と不倫をし、その延長で年下の男と付き合う。
魅力的な容姿の持ち主らしいが、あまり笑わない、と描写されており、そう多くの時間を過ごすの適した相手とは思えない。容姿の描写も多くは無く、男にとって食事の時間が苦痛になるのでは、と思った。ともかく男は女を求めるというなら確かにそうだが、何度もそうする相手として、主人公の魅力は欠けている。
バブル三部作とのことで手にしたが、あの頃はもっと熱量があったように思う。赤坂のホテルや代理店などバブルの記号は散りばめられているものの、時代を能く描写している、とまではいかない。
秀逸なのは、性の解放が女性にとって幸福になれない例示として。性行為は魅力的だが、その魅力は一般化できず、一方、妊娠というリスクを伴う。リスクといったのは、妊娠から子供の成長まで、両親を、妊娠中は母親を中心に面倒を見る人が必要になり、それ以前と同じことがし難いからだ。経済力があればともかく、結果に責任を取る多くの人にとって男女共に、楽しいとはいえ、慎重にことを運ばなければならないのが、性行為だったはずだ。
今や男女同権、雇用機会均等で、色々なことが選択可能だが、楽しいことだけ、行うには能力も資格も要る。恋愛と性行為の刺激を楽しむことはしたいが、その結果について、想像力もなければ、全ての状況は自分を楽しませるための道具立て、と言いたげな主人公には、決して得は訪れない。物語の後半、彼女は避妊を止めるが、その先にも得や幸福は予想しにくい。大きなお世話だが、出産と子の成長は、しばしば大きな感動を生むので、そこに期待しても良いが、ないだろう。
果たして、ここから何を感じるかということは、興味深い。僕は不思議なことに活力が湧いた。冗談じゃないぞ、という意味で。確かに主人公のような存在を許す風潮はあり、バブルというよりは、しらけ世代とフェミニズムの伸張とともにだ。マンション一棟に一人、いや各階に一人位いてもおかしくない。それがおかしい、と思えるだけ嫌な現実を見た。そういう意味でこの本はよかった。良くも、善くでも、好くでもないが、能く書けている。
この作品の最大の成果は石田ゆり子の芸風を明確にしたことだったりするし、二度と読まないが、一度位なら読んで良かった。嘆美でも背徳でも無く、現代ではこうやって堕落していくのだろう。何も生まれない。おかげで子供も。
2010/05/20、読了。練馬図書館から借用。
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女性の情けなさがありありと描かれている。
現状に満足できない時、その外に幸せがあると思っても、そんなことはないのよねぇ。
こんな女性にはなりたくないなぁ(^^;)
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既婚女性が不倫に走る様子をリアルにかつ精密に描いている。自分も妻がいるため女性の気持ちとして参考になった。
離婚して再婚したとしても結局大して変わり映えはしないという結末は世の中そううまくはいかないということをあらわしているようにい感じた。
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ここに出てくる不倫する女の人って
はっきりいって、容貌もスタイルがよい、家が豊か、時間をもてあましている人が多いと思う。
ほんまに忙しい人というのは
「私ばかりが損している」だなんて
考えている暇なんぞなーい。