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hontoレビュー

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今夜はパラシュート博物館へ 森ミステリィの煌き みんなのレビュー

  • 森 博嗣 (著)
  • 税込価格:9688pt
  • 出版社:講談社
  • 発行年月:2001.1
  • 発送可能日:購入できません

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みんなのレビュー32件

みんなの評価3.2

評価内訳

32 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

いまこうしてみても、このブックデザインは秀逸だよね。辰巳四郎さーん、って声をかけたくなっちゃう。で、小説の方もね、大学の怪から幼い日の思い出まで、じつにバラエティに富んでるんだ

2003/10/06 20:22

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

全作品を読んでみたいと思わせる作家が私には何人かいる。例えば、文庫本が、頁数のせいで殆どサイコロのような形状になっている京極夏彦。ローマを書かせたら、右に出るもののいない塩野七生。亡くなってしまったけど、伝奇小説を現代に生き返らせた半村良。そして小鳥遊練無という最高のキャラクターを生んでくれた森博嗣。その、森の八つの短編を収めた作品集がこれ。今まで出た作品と統一感のある辰巳四郎の手になるカバーデザインもいい。

小鳥遊練無(ルビが降ってあるのに、読み方が少しも覚えられない。私にとっては殆ど象形文字化)が、いつものように女装で登場しないのが寂しい。でも、気に入ったのはやっぱり、練無がフランソワという名前の日本人に誘われて見る「ぶるぶる人形の怪」。

他にも学校の窓ガラスにあいた無数の穴を巡る科学的な推理、少年の幻想談など実にバラエティに富んだ内容で、カバーとは違って統一感はないけれど、好きなタイプの作品がきっとある、という点では万人向けだろう。

予想外だったのは、模型好きな少年を時間軸の中で大きき成長させる「素敵な模型家さん」。森の多才さを見せつける一作といっていい。子供のころの情熱、それを包み込むほの暗いノスタルジー、そして愛情。正直、舌を巻いた。いかにも工学博士らしい他の作品に比べ、地味かもしれないが、ワクワクしながら読んだ。どこか瀬名秀明『八月の博物館』の回想場面を思いだしてしまった。

最初は余り好きでなかった香具山紫子も、だんだん嫌味が気にならなくなって、もう一度あの騒がしい仲間に会いたいという気にさせるのだから、完全に森博嗣の手の中に絡め取られたのかもしれない。作品の出来にばらつきがあることを認めた上で、執筆ペースの速さ、出版量の多さも加味すると、今世紀前半を代表する日本の(推理)小説家になること間違い無し、むしろ巨匠に一番近いのではないのかと思う。この人、本当に愛知県の大学工学部の助教授なのだろうか、本職のほうは大丈夫? 文章もどんどん上手くなっている。

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紙の本

森先生の短編は難しい…

2002/03/12 03:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

 評価が難しいです〜(^^;。う〜ん、森先生の短編って私にとっては、感想を書く事が難しいんですよね…。わからない部分が多いのは私だけでしょうか? 単純に幻想的なものが得意ではないというのもありますが…(<自分)。
 ■「どちらかが魔女」久々のS&Mシリーズのオールキャストもの! やっぱり諏訪野いいっす(笑)! ここのところVシリーズを続けて読んでいるのもあって、分かりやすいったら…(*^ ^*)。でもこういう風に続けて読むと、分かりますが、森先生明らかに文体を使い分けていますね。う〜ん、やはりすごいわ〜。
 ■「素敵な模型屋さん」森先生の願望? な、ちょっと幻想風な小説。これはかなりマルでした!

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紙の本

使用上の注意

2001/05/23 19:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くろこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 森ミステリの特徴は? 文章の切れ味が鋭いこと。登場人物が素敵なこと。語り口がスマートなこと。ファンタジィなこと。1つのことを10ぐらいに思い込まされてしまうこと。詩的なこと。センスが良いこと。森ミステリはパズルの様だ。バラバラで一つ。森ミステリには意味のないものが多い。意味のない言葉、行動、結果、ギャグ。そして意味のない推理。もし、森ミステリを読まなかったとしても、人生にはほとんど何の影響もないだろう。日常には必要ない。ではなぜ読んでしまうのか? 人は無駄な物や無意味な物にひかれる。必要のないものほど大好きだ。なぜか手がでてしまう。必要のないものほど大好きだ。なぜか手がでてしまう。森ミステリはクセになる。タバコの様に手放せなくなるかもしれない。

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紙の本

趣味の色の強い短編に隠された森思想の秘密。

2001/03/25 01:02

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投稿者:澤木凛 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 森博嗣氏の短編集、載っている作品は犀川・萌絵シリーズ有り、Vシリーズの小鳥遊くんと萌絵ちゃんの競演有りで、かなりファンサービスあふれる作品群だ。

 といっても、短編集はア・ラ・カルトというか、一つくらいはずれてもいいだろうという余裕のせいか、趣味の世界に走った特異作品もある。今回もこれは理系でないとわからないだろう(「どちらもAから始まるのに自由(gとu)の差で、一番と二番にわけられるものはなに?」といったなぞなぞ)というものやチェスをしらないと落ちすらわからないものもあった。作品を楽しむには勉強するべしということである。

 その中で個人的に興味深かったのは理想の模型屋の話。これはミステリィというより寓話に近いもので、模型好きの少年が自分の理想の模型ショップを妄想するという話。まさしく森氏が小さな頃の自分の世界をそのまま話にしたものだ。模型好きの少年は最初は簡単なプロモデルからその世界に入っていく。模型の世界は奥が深い、動力付きのものに進み、そのうち自分でそれらを作っていく楽しみがわかっていく。それは一朝一夕で達成されるものではなく、何年も模型を作り続けて初めてその世界観というか奥深さがわかっていくのだ。主人公の少年は自分の理想の模型屋さんを想像する。あらやるパーツが揃っていて格安で売っている店だ(もちろん、そんな店はない)。そしてある時夢の中でその店に遭遇する。こんなに安くていいの?とびっくりする少年に店主は「君のように本当に模型好きの子供にはその値段でいいんだよ」という。

 そしてその店でもう一人の少年と出会う、自分には格安で売ってくれた店主ももう一人の少年には厳しい。いや、もう一人の少年は価値もわからず、ものすごく手の込んだモデルの値段を聞くと、「これは売り物ではないんだ」と言わんばかりに値段をいう店主、そこで彼ははたと気がつく。極めていって初めてわかる世界があるということを。店に並んでいるものは模型の世界を極めた者にとっては価値がわかり、「これは格安だ」とわかるが、そうでない人々にとってはただの高価なものに過ぎない。なにも知らない少年がそこで買うことのできるものはただのプロペラだけかもしれない。しかしそのプロペラから始めていって、時間がたって初めて買うことを許されるものがある。それは単にお金を持っていれば買えるものではない。キャリアを積んで初めて買うことが許されるものなのだ。

 寓話はそのまま森氏の模型感というか趣味に関する思いに通じているだろう。モノはお金を出せば確かに手にはいるが、本当の一品は人を選ぶ。趣味の世界もそうだ、ずっと続けていてある時初めて目の前がパッとひらけるときがあるのだ。野球観戦も観劇も美術鑑賞も、読書も漫画を読むこともドラマをみることもそういった全ての趣味は同じだ。わかるようになるには段階が必要なのだ。その瞬間のために我々は惜しげもなく時間や金をつぎ込む。それが趣味というものであり、生きると言うこと事なのではないか、そんなことをふと考えさせられる一冊である。

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紙の本

森マニアにはたまらない作品

2001/07/04 12:41

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投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 西之園,犀川,小鳥遊など森ワールドのキャラクタが総出演ということで楽しみに読んだ.
 5つの短編で構成されているがメインのトリックはすぐに分かるものばかりであるが,各編はちょっとした謎を残して終わっていて,全部読み終わっても解決されない(私が分からなかっただけ?).続編で解決されるのか?
 評者はミステリ色の強い犀川,西之園シリーズの初期の作品が好きなのだが,小鳥遊シリーズが好きな人には楽しめる作品だろう.

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紙の本

不可解な短編集

2002/06/06 14:59

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:山猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

犀川シリーズやVシリーズのものは理解できたが、あとの作品は不可解な部分が多かった。
森博嗣の短編集は、不可解なものがよくある。長編は、抜群に面白いと思うのだが。
今度、この本を読み直しても、犀川のシリーズかVシリーズ以外のものは、読まないだろう。

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2004/12/13 20:49

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2005/04/25 16:16

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2006/06/17 20:27

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2007/01/24 21:51

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2009/05/17 19:57

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2007/06/18 21:31

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2008/06/13 15:46

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2009/04/08 15:41

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