投稿元:
レビューを見る
ミステリかと思ってたんだけど、ジュブナイルでしたね。それだけに、ミステリとしては最後に微妙な謎が残って腑に落ちない部分があるんだけど、ミステリとして読まなければ十分。ジュブナイルと考えれば確かに面白い作品だと思います。
文化祭のサヨコの劇(?)のシーンがすごかった。細かーく描写がされているわけじゃないんだけど、それだけにこちらの想像っていうか妄想?がかきたてられ、中学や高校の記憶があるだけに余計実感できて。かなり怖かったですね、あの部分は。上手いなあと思った。
投稿元:
レビューを見る
古本屋で購入したもの。とある地方の高校の中で密かに語り継がれる『サヨコ』伝説。「六番目のサヨコ」が生まれるはずの年に美しい転校生がやってきた―その名は津村沙代子。本当の『サヨコ』とは何なのか?―その意思を受け継いでいるものは誰なのか―。
恩田陸のデビュー作。サスペンス部分を凌駕するかのような「普通の高校生の生活」を描ききっているのはいかにも。楽しんで読めます。
投稿元:
レビューを見る
何年か前にNHKでドラマになってましたよね。
ちらっとしか見なかったので、ストーリーが謎のままで
気になってたので買ってみました。
「学校」+「伝説」+「謎の転校生」とツボは押さえてある感じ。
なので、読みやすいし引き込まれやすかったです。
学生生活が活き活きと書かれてるのが好感もてました。
‥‥が、後半、ミステリーとしては「んー」といった感じではありました^^;
恩田さんの作品、他のも読んでみたいな。
投稿元:
レビューを見る
最初から最後まで面白すぎて2日で読み終えた。仕事してても何してても、続きが気になって気になって仕方ない程だった作品。
投稿元:
レビューを見る
小夜子という転校生にまつわる不思議な出来事。学校の怪談みたいな。(笑)別段ホラーではないのですが背中がうそ寒くります。ただのミステリでは終わらない秀逸な作品。
投稿元:
レビューを見る
恩田さんデビュー作。怖かった…もう何が怖かったって、あの体育館の場面!鳥肌モノ。しかしなんやらラストがいまいちで。デビュー作なら仕方ない、かなっ?(偉そう)
投稿元:
レビューを見る
ミステリーだと思って読み始めたらホラーやサスペンスの要素が強かったです。特に加藤が「サヨコ」の来訪を受ける場面ではぞくぞくしました。
ただ、それだけではなくてノスタルジックな学園物語としても楽しめました。沙世子を中心とする四人の関係の描写はあっさりとしつこくなくて良かったと思います。
ただ、オチがどうしても弱いなあと思いました。あれだけふくらましたのに、中途半端な感じで終わってしまったのが残念です。
投稿元:
レビューを見る
名前も同じなので頭の中のイメージはずっと「吉祥天女」の小夜子でした。似たシーンもあったし。文化祭のシーンはさすがに怖かった。でもホラーだと期待して読むと肩すかしをくらうかもしれない。(2002.5.7)
投稿元:
レビューを見る
文章が読み手に優しく読みやすいので一気に読めた。
あらすじに“青春”という言葉があるように全体の40%は純文学のように感じることができる。
誰かひとりが主人公ではなく、高校生四人が密かに行われているゲームに巻き込まれながら学校生活と将来について模索していくさまを描いているのだ。
話の結末を私はあっさり受け入れることができた。ゲームについての謎はすべて解明されてはいないし、疑問が残る部分もあったりするけど、深く追求する気にはならなかった。
つまり、話はちゃんと完結しているのだ。ゲーム自体はその後も続けられるのだろうという余韻を残して。
最初読んでるとき、これは怖い話か? と尻込みしそうになったが、それはまったくなく、高校生の彼らの会話が小気味いいので思わずつっこみたくなるほど楽しかった。
投稿元:
レビューを見る
ふとした会話で『三月は深き紅の淵を』の名前が挙がったところ、上司が貸してくれた本。
恩田さんの小説の出だしの引き込み方というのは、ほんとに圧巻です。
読み始め1秒でミステリーワールドへの旅立ち。
投稿元:
レビューを見る
ある高校に転校してきた美しい女生徒、津村沙代子。
そして、その学校には十数年にも渡って続けられてきた「サ
ヨコ」という伝統的なゲームがあった……。
ミステリーと青春、そして学校という閉鎖された空間の中で
生まれる一種澱んだ空気が絶妙のバランスで混ざりあってま
す。
この「世界」にどれだけハマれるかで、おもしろさはかなり
変わってくると思いますが、私は読んでて甘酸っぱい気持ち
になりました。
投稿元:
レビューを見る
小夜子という転校生にまつわる不思議な出来事。学校の怪談みたいな。(笑)別段ホラーではないのですが背中がうそ寒くります。ただのミステリでは終わらない秀逸な作品。
投稿元:
レビューを見る
地方の伝統ある進学校で行われている「小夜子」にまつわる儀式を通じて、高校生活を描いた作品。この人の作品は一人っきりで(できれば夜に)一気に読むのが一番楽しめると思う。
投稿元:
レビューを見る
これってTVでやってましたっけ?
何か見たことあるような気がする。
面白かったです。
真実はなんなのか。
それが知りたくて読みましたね〜。
最終的には自分的には「不可解」で終わりました(汗)
ん〜・・・。
投稿元:
レビューを見る
NHKドラマを飛ばし飛ばしにしか見れなかったせいでストーリーが気になって気になって原作を購入。思えばこれが私にとって初めての恩田作品でした。要所要所のなんともいえない湿度感や生ぬるい風が、体で感じ取れるようです。学校という場所は、とても奇妙な場所。