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長い散歩から帰ってきた山崎さんは、玄関の上がりの框に腰掛けてウォーキングシューズを脱ぎながら、深々とため息をついた。
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なんとなーく手に取った久々の重松作品。
うん。手に取って正解。
定年を迎えたサラリーマンのお話。
7章から成り立つ短編連作です。
重松さんの作品って本当にリアリティがありますよね。
30代で書いた作品なのにこのオヤジ世代のリアルさ凄すぎです!
学生で定年に全く関係ない私でもなぜか共感できました。
かなりの母っこの私にしては珍しく、父に優しくしてあげようと思いました。
まあ、私の父は定年生活を楽しみそうなのであまり関係ないかな…笑
心暖まる作品です。
でも少し切なくって泣けます。
家族の大切さに気づく1冊だと思います。
私のふるさとはユーカリが丘になるのかな〜。
すべてを許してくれる人がいるんだと信じていられる場所がふるさとならば、この街の、この家を、娘たちのふるさとにしてやりたい。信じさせてやりたい。どんなに困り果ててしまっても最後の最後に帰っていける場所が、ここにあるのだと。
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■重松清さんの全作品を感想文にしてブログで挑戦中です。
重松清ファン必見!
http://wwjdkan01.blog68.fc2.com/
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出版社/著者からの内容紹介
祝・直木賞受賞
暇であっても退屈ではない!老朽化したニュータウンで第2の人生を歩み始めた定年4人組の物語。
開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん。新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す4人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。
内容(「BOOK」データベースより)
開発から30年、年老いたニュータウンで迎えた定年。途方に暮れる山崎さんに散歩仲間ができた。「ジャージーは禁物ですぞ。腰を痛めます。腹も出ます」先輩の町内会長、単身赴任で浦島太郎状態のノムさん、新天地に旅立つフーさん。自分の居場所を捜す四人組の日々の哀歓を温かく描く連作。「帰ってきた定年ゴジラ」収録の完成版。
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予定通りいけば私も後10年で定年。定年後を考えることなどなかったのに、最近の年金問題などで定年後を考えることも増えてきた。住まいも田舎のふるさとから一戸建てのマイホームを建て、ニュータウンぽい町に住んでいる。
定年までの10年をどう過ごすか、定年後の10年をどう過ごすか、先のことばかり考えすぎてしまいそうでもあるが、今だけを考えていけばいいという年齢でもなくなったんだと、この小説を読んでいて感じました
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おもしろかった
定年を迎えようとしている家族にも読ませたいし
まだまだ定年まで先の人にも読ませたい
自分がこれからどんな生活をして老後を迎えるのか
いろいろ考えてしまった
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定年を迎えたお父さんたちの日常をテーマにしたお話。
娘を二人もつ父親としての悩みなど、リアルに描かれている。
個性豊かなオジサン達を自分の父親と重ね合わせ、将来の自分とも重ね合わせて読んだ。
再読リスト入り。
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重松清にはまったキッカケとなった一冊。もし父がいたら、定年後はこんな感じだったのかな、と思ってみたり。余談ですが、私の中での「やまちゃん」モデルがいます。密かにやまちゃんと呼んでいます。
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重松清にはまった1冊。
彼の本は、切ない話や読んでいてちょっぴりつらくなるものが多い中で、たくましくがんばっているおじさま達を、単純に応援したくなりました。
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今、読みかけている本のひとつ。面白くひきこまれるので、どうも先に読み終えてしまいそう。すぐに千里ニュータウンを思い起こしたけれども、東京にも当然同じようなニュータウンがあるのだろうな。
読み終えた。以前は自分の定年後なんて想像したこともなかったけれど、案外近い、身近なものに思えてきた。豊かな人生を送るということは、今までもそうだたけれど定年後も案外難しいのかもしれない。
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ああまずいすごい好き。
場所にこだわったおはなしはそれだけでツボなのですが、
男の人に読んでほしい本ですね。
男の人に読んでほしい本、多いです、この作家さんの作品は。
世の中の男の人の大半を占める、ちょっとダメな男の人にね。
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勉強の合間に読んだ。
東京の西のはずれにある、築30年のニュータウンが舞台。
定年を迎えた男4人が仕事以外の生きがいを探し、今までほとんど顧みることのなかった家族と向き合ったりする話。全体的に哀愁が漂っている。
世代的には父というより、祖父に近い感じ。
親はもとより、その辺にいるとっつきにくいおっさんたちもこんなことを考えているのかもしれない、と思う。
仕事以外の趣味を持つべきだと痛感。まだ働いてないけど。
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都心から離れたニュータウンに住む山崎さんは定年退職したばかり。仕事人間だった山崎さんは散歩を日課とするようになり、同じように定年退職の先輩たちと知り合う。
おやじたちの哀愁ただよう優しいお話。
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既にこの本が書かれた時代も過去だ。iMacが新しいPCとして登場したところだし、ネットも電話回線だ。私はニュータウンに住んでいないし、サラリーマンであっても定年ゴジラたちよりふた世代下なので、ニュータウンの情景描写に共感できないところもある。でもいつも重松作品で感じるほろりとくるホームドラマが冴え渡っている。
30歳代で定年オヤジの心境を描く筆力に驚いた。良い本だ。
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定年を迎えた親父たち
ともすればバリバリ働いていた後、ふとエアポケットに入る年代
現実に喪失感や寂しさもあり
それでも楽しさや強がりも健在で
まだまだ何十年も先ではあるが、私がおっさんらの状況になったら
どう考えどう生きているのか
現実どうか知らないが
今はまだ楽しみにしてる