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アサガオの絵本 みんなのレビュー
- わたなべ よしたか (へん), うえだ みゆき (え)
- 税込価格:2,750円(25pt)
- 出版社:農山漁村文化協会
- 発売日:2001/05/20
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絵本
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紙の本
こんなアサガオが咲いたら楽しい驚き、の変化アサガオ。墨絵タッチが江戸の風流にベストマッチ。
2009/05/15 08:54
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:銀の皿 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内容のレベルは結構高いけどわかりやすくて楽しいこの「そだててあそぼう」シリーズ、それぞれ画家さんがちがうのですが、この「アサガオ」の巻は絵とのマッチングがベストの一つだと思います。墨絵アーチスト、上田みゆきさんという方ははじめて知りました。表紙では少しわかりにくいのですが、俳画タッチの絵が、「江戸の風流」の雰囲気をよく表現しています。説明の中にちょこちょこ書き込まれている言葉もくすっと笑えてとっても楽しい。
アサガオ全般というよりは、変化アサガオの育て方、楽しみ方が主に書かれています。こんなアサガオが咲いたら楽しい驚きですね。変化した花からはタネがとれない、というあたりが「出るか出ないか」、「どうやって探すか」という楽しみにもなる。これも魅力のひとつなのでしょう。江戸時代の通の趣味だったと言うのもうなづけます。
種の播き方からはじめ、双葉をみて選択するポイント、種をどうやって残すか、などがやさしく説明されています。遺伝の仕組みの説明や「出物」などの特殊な言葉も出てきて難しくなりそうなところですが、絵を楽しみながらさらりと読めてしまいました。
「奥の深い」ものだと思いますが「出ても出なくても楽しんだらいい」という初心者でも気楽に、という姿勢がうれしいです。種の入手先も書いてあります。
アサガオの種まきは5月上旬からとのこと。変化アサガオは生長が遅いのでお早めに、とありました。もうまさに始め時、です。箱をかぶせて短日処理をして、小さいアサガオでも育ててみましょうか。桔梗咲きぐらいのアサガオなら、種を普通に売っていますし。
洒脱な画をみて読むだけでも、通好みの趣味人になった気分になれる。あんまり小さいお子さん向きの絵本とはいえませんが、ほんとに楽しい一冊です。
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