紙の本
重い殻を脱ぎすてて
2001/10/10 11:30
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投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
わりとシリアスで重めのテーマを、ティーンズ向けに明るく描いたラブファンタジー。同性からの強姦未遂という傷を負った主人公・由井は、人と触れあう事ができない。そんな由井が男子高の寮に入って、さまざまなトラブルを乗り越えてゆくが…。
影となり、ひなたとなってサポートしてくれる寮長・廉の存在が、いつのまにか由井の支えとなってゆく。
「好きになった人が『好きだ』と言ってくれる、それってほとんど奇跡に近いんじゃない?」という由井の独白が印象的。
電子書籍
ピュアだねぇ
2020/08/27 11:02
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投稿者:なつゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
男子高校生が教生の男性に強姦未遂される、そりゃあトラウマになったと思う
なのに男ばかりの男子寮へ入るというのは、なかなかに勇気がいったのではなかろうか
そんな傷を持ち、頑なな主人公の心を解し掴んだのは出木杉君と呼びたくなる寮長
考え方がもう高校生じゃないくらい大人
まあ若さゆえの正論だなあと生温かく見ていたのだが、ネガティブでペシミストな主人公にはちょっとイライラさせられた
しかしこれも若さなのかも知れない
片思いのドキドキ、嫌われるんじゃないかとの不安、今では失くしてしまった純粋な気持ちを思い出させてくれるような青春してる王道の話だった
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面倒見のいい寮長×ツンデレ。先輩×後輩。男子寮。
ある過去から人間不信気味になった主人公。そのリハビリと人気者の寮長が乗り出したが。
イラストは夏乃あゆみさん。
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寮制の男子校に転校した智里は、スキンシップが苦手。転入前、教生に受けた強姦未遂が原因で人間不信ぎみ。そんな智里を、寮長の廉はさりげなくフォローをしてくれる。信頼も人望も厚い彼に初めは反抗的だった智里。けれど、智里の過去を知った後も廉の態度は変わらず、触れてくる彼の温もりに次第に心の傷も癒されていき…。ところが、智里の前にあの教生が突然現れ!?
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『そして恋がはじまる』に比べると、全体的に物語としてやや弱い印象が。元々、自分の感情を外に出さないタイプの主人公なだけに、後半の『週末までの距離』は、恋人たちの誤解や空回りぶりが読み手として感情移入しにくかったかな、と。でも人間不信ぎみの主人公をさりげなくフォローする寮長や友人たちの関係は、見ていてとても素敵でした。
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廉がめっちゃかっこいいです.高校生のくせにぃ〜.智里の気持ちが丁寧に書かれていると思いました.胸キュン作.
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[寮長(高3)×寮生(高2)]
トラウマを抱える主人公
それを暖かく見守る寮長
凄く良い話でした。
ストーリーは普通なのに
月村さんが書くと凄い話になる。
本当に凄い作家さん。
☆あらすじ☆
寮制の男子校に転校した智里は、スキンシップが苦手。
転入前、教生に受けた強姦未遂が原因で人間不信ぎみ。
そんな智里を、寮長の廉はさりげなくフォローをしてくれる。
信頼も人望も厚い彼に初めは反抗的だった智里。
けれど、智里の過去を知った後も廉の態度は変わらず、
触れてくる彼の温もりに次第に心の傷も癒されていき…。
ところが、智里の前にあの教生が突然現れ。
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たぶんあたしが初めて読んだ短編オリジナルBL小説だと思います。
夏乃さんのイラストに釣られてうっかりと手にとってしまった感じ。
図書館で借りて読んだのですが、うっかりすっかりと廉にはまってしまい
そのまま本屋に直行して購入…したかったのですが、結構古い本なので店にはなく
恥を忍んで取り寄せしてもらった覚えがあります。
たぶん、かれこれ5回以上は読んだのではないでしょうか?(どんだけはまってんねん!)
月村さんの文章はあっさりとしてて読みやすく、すらすら読めると思います。
個人的にはもっと深く心理描写が入り込んだ好きなのですが
これはこれでまたよいのではないでしょうか?
このストーリーも二部構成。
廉と智里の高校生の両思いになるまでと
廉が卒業してからの二人の関係にスポットを当てた感じです。
智里はツンデレ…タイプでいいのかな?あんま素直になれないというか
トラウマが…ってのもあるのですが、なんなんだ!あの教師のウザさは!!(怒)
まぁ…このトラウマが二部でいろいろうまく展開されるのですけどね~。
何よりも廉が本当に大好きすぎて、一時期めちゃくちゃやばかったです(阿呆)
へたれです!見事にあたしの大好きなへたれ攻めタイプ!
高校生でこんな大人な人いませんよ!マジで!
なんていうのかなー。妙に余裕があるようみ見せて、実はいろいろ熱いタイプ。
さり気なく相手を気遣える優しさとか。雰囲気の作り方とか…
そういうのを本当に意図的に厭味な感じとかなしにして、さらりとできる彼が
本当に人間として出来た人なんだなーって思った。
智里のことを一番に想ってて、だからこそそのトラウマとか全部包み込んで
そっと癒してあげようとする姿が健気でいいよ!!
最後にちらっとみせてくれる熱い一面がまたギャップに萌え要素を感じさせてくれる!
たまんねー!そして基本的には無邪気な人だなーって。
智里のネガティプすぎるのがちょっと重かった気がしますが
これはこれで釣り合いとれてていいのではないでしょうか?
もう本気でオススメの一冊!
誰しもが廉にはまればいいよ!(本気)
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寮長のさりげない優しさというか、根回しというか(笑)にキュンとしました。じれったい感じが良かったです。
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すばらしいツンデレ
ホントは好きって言いたいのに素直になれない!ついつい憎まれ口たたいちゃう!……っていうのがツンデレの醍醐味だと思っているのだけど、主人公の由井智里は理想のツンデレでした
しかも超マイナス思考!可愛くないわけがない
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始まりはストーカーの重さとキモさに読み応えありそう♪と思ったけど、その後の展開に人間的リアル感ゼロで萎えてしまった。サラリと先回りしてるかのように大事にしてくれる攻めとか好きなのに、トラウマは分かるしガキでイッパイイッパイなんだろうけど、心理的に盛り上がれなかった。男同士の前提が当然過ぎw展開読め過ぎwアンバランスかなぁ
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この話、1つものすごく好きなフレーズがあったんです。
「……嫌われる以外、廉先輩なら何をされたって怖いなんて思わない」
ってやつ。
ものすごい、殺し文句だと思うのです。
たまんない。
これくらい言われてみたいですよね(ぁ)。
何だろう、ぐるぐるしがちな智里のことを包んでくれる廉先輩の包容力が素敵だと思う。
ただちょっと、挿絵が全体的に全部線が細いので、なんとなく廉先輩のイメージには合わない気がする……(苦笑)
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高校時代に発売日に購入。
久しぶりに読んでみたけど、やっぱり好きだった!
好き過ぎて疑いにかかるのはあるあるですが、しんどいんだよなぁ(´・ω・`)
廉の「由井から見た俺は~」が痛かった;
イラストはこの頃の線の細い感じが好きだなぁ・・・
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青春っていいよね。青いね、青い!
前の学校で教生に強姦されそうになった挙句自分が仕掛けた的な噂に振り回され転校した受けが、男前寮長に可愛がられる話。
友達にも恵まれるけど、最初の話は寮長を崇拝する後輩に過去をばらされまだ傷ついたり。
その強姦しようとした教生が現れて脅迫されるとかもう受け可哀そう(T_T)
でも、そのせいで性格が歪んで後ろ向きになった受けをそれでも寮長受け止める!男前!!
2話目は大学生になった寮長と3年生になった受け。
今まで24時間一緒にいた時間が週末だけになり不安なのに表に出せず意地を張る受け。
すったもんだすれ違ったけどちゃんと愛確かめ合えてよかったね。
なんだか甘酸っぱくて・・・ふふふ。
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☆転校して寮に入った智里。そこで知り合った寮長や友人に助けられ強姦されかけた過去を乗り越えていく。
そんな智里と寮長・廉との恋模様はいったいどうなるのやら〜♪♪♪ (*^ ^*)
最初この設定に「桜舞い散る表紙から始まった某有名BLシリーズ」を思い出しました(笑)
けど、作風はやっぱり月村さんらしいのです☆
キャラ同士の言葉遊びが上手でユニークだったりするところが月村作品の醍醐味!!
それに…なぁんかきゅーんと来るこの感じ (*゚▽゚*)
やっぱりハマるなぁ!!
しばらくはまた月村さんを読み尽つくそうっとo(^ o ^)o