紙の本
王道だけど、月村色
2002/07/31 18:51
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投稿者:hina - この投稿者のレビュー一覧を見る
寮生活ものという、BLでは王道の設定。
しかし、読んでいる間連想したのは、BLではなく、那州雪絵さんの『ここはグリーン・ウッド』を思い出しました。繊細なのに妙に男くさい寮生活です。
そして、個人的に注目していた山崎くんが、後半から俄然パワーアップしてきたことも満足です。
主人公のトラウマ自体は、現在の日本を鑑みて、いたたまれない気持ちになりますが、それを克服できる強さが、救いになっています。
視線の優しい月村節、健在です。
紙の本
トラウマの克服。
2001/07/05 02:31
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投稿者:きなこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
まごうことなき月村作品。うーん、心がイタイというか、きゅーんとくる話。主人公が非常にネガティブで、心に傷を抱えているという設定自体はよくあるかも。こんな感じの話を月村さん御本人が書いてらした様な気がしないでもないですが。でも、よかったです、廉先輩がおっとこまえー。それだけで、おいしい感じです。彼の存在と、守ってもらうことにより、トラウマを克服していく主人公。
主役カップルだけでなく、後々明らかになる脇役カップルもなんだか気になるり、この脇役カップルについて続編が読みたくなってしまうという二度おいしい感じでした。
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投稿者:さなにょろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校の先輩(攻め)が、後輩(受け)を色々守っちゃう話。
安心して読めます。
月村先生らしい流れです。
紙の本
その優しさに癒される。
2002/05/19 21:07
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投稿者:miyagiaya - この投稿者のレビュー一覧を見る
前の高校で教生に暴行されそうになった由井は、そのトラウマで人との触れ合いを極端に恐れている。新しく転校した男子校の寮でもなかなか落ちつけない由井だが、その過去を知った寮長の廉のさりげない優しさに少しずつ癒され普通の学生生活を取り戻して行くが…。
一方的な執着を押しつけられたことに嫌悪している由井は、自分の廉への好意が相手の重荷になるのではないかと極端に恐れてなかなか素直になれない。しかし廉は無愛想になりがちな由井の態度に怒るでもなく、柔らかな優しさで由井を癒していく。重いテーマでありながらシリアスになりすぎない、寮生たちの賑やかな様子もよかった。
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面倒見のいい寮長×ツンデレ。先輩×後輩。男子寮。
ある過去から人間不信気味になった主人公。そのリハビリと人気者の寮長が乗り出したが。
イラストは夏乃あゆみさん。
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寮制の男子校に転校した智里は、スキンシップが苦手。転入前、教生に受けた強姦未遂が原因で人間不信ぎみ。そんな智里を、寮長の廉はさりげなくフォローをしてくれる。信頼も人望も厚い彼に初めは反抗的だった智里。けれど、智里の過去を知った後も廉の態度は変わらず、触れてくる彼の温もりに次第に心の傷も癒されていき…。ところが、智里の前にあの教生が突然現れ!?
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『そして恋がはじまる』に比べると、全体的に物語としてやや弱い印象が。元々、自分の感情を外に出さないタイプの主人公なだけに、後半の『週末までの距離』は、恋人たちの誤解や空回りぶりが読み手として感情移入しにくかったかな、と。でも人間不信ぎみの主人公をさりげなくフォローする寮長や友人たちの関係は、見ていてとても素敵でした。
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廉がめっちゃかっこいいです.高校生のくせにぃ〜.智里の気持ちが丁寧に書かれていると思いました.胸キュン作.
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[寮長(高3)×寮生(高2)]
トラウマを抱える主人公
それを暖かく見守る寮長
凄く良い話でした。
ストーリーは普通なのに
月村さんが書くと凄い話になる。
本当に凄い作家さん。
☆あらすじ☆
寮制の男子校に転校した智里は、スキンシップが苦手。
転入前、教生に受けた強姦未遂が原因で人間不信ぎみ。
そんな智里を、寮長の廉はさりげなくフォローをしてくれる。
信頼も人望も厚い彼に初めは反抗的だった智里。
けれど、智里の過去を知った後も廉の態度は変わらず、
触れてくる彼の温もりに次第に心の傷も癒されていき…。
ところが、智里の前にあの教生が突然現れ。
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たぶんあたしが初めて読んだ短編オリジナルBL小説だと思います。
夏乃さんのイラストに釣られてうっかりと手にとってしまった感じ。
図書館で借りて読んだのですが、うっかりすっかりと廉にはまってしまい
そのまま本屋に直行して購入…したかったのですが、結構古い本なので店にはなく
恥を忍んで取り寄せしてもらった覚えがあります。
たぶん、かれこれ5回以上は読んだのではないでしょうか?(どんだけはまってんねん!)
月村さんの文章はあっさりとしてて読みやすく、すらすら読めると思います。
個人的にはもっと深く心理描写が入り込んだ好きなのですが
これはこれでまたよいのではないでしょうか?
このストーリーも二部構成。
廉と智里の高校生の両思いになるまでと
廉が卒業してからの二人の関係にスポットを当てた感じです。
智里はツンデレ…タイプでいいのかな?あんま素直になれないというか
トラウマが…ってのもあるのですが、なんなんだ!あの教師のウザさは!!(怒)
まぁ…このトラウマが二部でいろいろうまく展開されるのですけどね~。
何よりも廉が本当に大好きすぎて、一時期めちゃくちゃやばかったです(阿呆)
へたれです!見事にあたしの大好きなへたれ攻めタイプ!
高校生でこんな大人な人いませんよ!マジで!
なんていうのかなー。妙に余裕があるようみ見せて、実はいろいろ熱いタイプ。
さり気なく相手を気遣える優しさとか。雰囲気の作り方とか…
そういうのを本当に意図的に厭味な感じとかなしにして、さらりとできる彼が
本当に人間として出来た人なんだなーって思った。
智里のことを一番に想ってて、だからこそそのトラウマとか全部包み込んで
そっと癒してあげようとする姿が健気でいいよ!!
最後にちらっとみせてくれる熱い一面がまたギャップに萌え要素を感じさせてくれる!
たまんねー!そして基本的には無邪気な人だなーって。
智里のネガティプすぎるのがちょっと重かった気がしますが
これはこれで釣り合いとれてていいのではないでしょうか?
もう本気でオススメの一冊!
誰しもが廉にはまればいいよ!(本気)
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寮長のさりげない優しさというか、根回しというか(笑)にキュンとしました。じれったい感じが良かったです。
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すばらしいツンデレ
ホントは好きって言いたいのに素直になれない!ついつい憎まれ口たたいちゃう!……っていうのがツンデレの醍醐味だと思っているのだけど、主人公の由井智里は理想のツンデレでした
しかも超マイナス思考!可愛くないわけがない
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始まりはストーカーの重さとキモさに読み応えありそう♪と思ったけど、その後の展開に人間的リアル感ゼロで萎えてしまった。サラリと先回りしてるかのように大事にしてくれる攻めとか好きなのに、トラウマは分かるしガキでイッパイイッパイなんだろうけど、心理的に盛り上がれなかった。男同士の前提が当然過ぎw展開読め過ぎwアンバランスかなぁ
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この話、1つものすごく好きなフレーズがあったんです。
「……嫌われる以外、廉先輩なら何をされたって怖いなんて思わない」
ってやつ。
ものすごい、殺し文句だと思うのです。
たまんない。
これくらい言われてみたいですよね(ぁ)。
何だろう、ぐるぐるしがちな智里のことを包んでくれる廉先輩の包容力が素敵だと思う。
ただちょっと、挿絵が全体的に全部線が細いので、なんとなく廉先輩のイメージには合わない気がする……(苦笑)
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高校時代に発売日に購入。
久しぶりに読んでみたけど、やっぱり好きだった!
好き過ぎて疑いにかかるのはあるあるですが、しんどいんだよなぁ(´・ω・`)
廉の「由井から見た俺は~」が痛かった;
イラストはこの頃の線の細い感じが好きだなぁ・・・