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なまけものの王さまとかしこい王女のお話 みんなのレビュー
- ミラ・ローベ (作), ズージ・ヴァイゲル (絵), 佐々木 田鶴子 (訳)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:徳間書店
- 発行年月:2001.6
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紙の本
ぐうたら王とちょこまか王女
2017/04/28 12:51
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投稿者:こゆき - この投稿者のレビュー一覧を見る
小さい頃図書館で愛読した「ぐうたら王とちょこまか王女」が、タイトルは変わったものの、大人になって手に入れることができて感激!(図書館の本は廃棄されて読めなくなっていたので)
挿し絵も原本のものらしいので、「ぐうたら~」と違うものの、満足です。
子供のすきな、おいしそうなご飯(王宮のご馳走もいいけれど美味しそうな描写なのは清水とパンという質素な食事の方)、野宿する、家を建てる、王様、王女、魔法使い、という要素が揃っていて、一生の友になる一冊です。
紙の本
あの、“ぐうたら王”と“ちょこまか王女”が帰ってきたよ。
2001/07/27 15:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある国に、とってもなまけものの王さまがいました。王さまが好きなのは、食べることと寝ること、それに金貨を数えること。その食べる量、メニューをご覧ください。“生クリームをのせたあついココア”“カゴいっぱいの白くてやわらかいパン”“五個のたまごとベーコンをいっしょにやいたベーコンエッグ”“トリの丸焼きが一羽”“バタークリームケーキ”。どうです、これが朝ご飯なのです。続いてお昼ご飯は子豚の丸焼きほか、どっさりいろいろ。その上、333人も召使いがいるので、王さまはなにもすることがありません。大臣からの報告は眠りながらぼんやり聴くだけだし、昼寝にいくときでさえいすのついた輿で運んでもらいます。こんなに食べて、なにもしないで、病気にならない方がおかしいですよね。そして、国もめちゃくちゃになっていきます。王さまを心配しているのは、むすめのピンピ王女だけでした。ピンピは王さまの病気を治すにはどうしたらいいか、その答えを森の中に探しにいきます。
20年程前の小学生の頃、この物語の学研版『ぐうたら王とちょこまか王女』が大好きでした。(同じ装丁のシリーズに、作者はそれぞれ違いますが『ちいさなスプーンおばさん』『リンゴの木の上のおばあさん』『町かどのジム』などがありましたので、ご存知の方もいるかな?)王さまの食べるごちそうの数々を想像して、それだけでおなかいっぱいになったり、元気いっぱいのピンピ王女がちょこまかちょかまか活躍するのに、一緒になって飛んだりはねたりしていました。けれど、子ども心に、本当は王さまがちっとも幸せでないこともわかりました。本当においしい“ごちそう”は、白くてやわらかいパンでもバタークリームたっぷりのケーキでも子豚の丸焼きでもないということ。本当のたからものは金貨や宝石ではないこと。
元気でかしこい王女ピンピの活躍と併せて、これはどこかの国の架空のおはなしではないということが感じられます。前の版より版も字も小さくなってしまって残念ですが、(タイトルも“ぐうたら王”の方が良かったのになー)小学校低学年くらいの年齢から楽しめます。もちろん、大人の方にも(ダイエット本としても?)グーです。
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