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GANTZ(ヤングジャンプ・コミックス) 37巻セット みんなのレビュー
- 奥 浩哉 (著)
- 税込価格:24,555円(223pt)
- 出版社:集英社
- 取扱開始日:2012/03/29
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- 商品タイプ:セット商品
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紙の本
虚構世界こそが現実なのだろうか?
2002/04/17 16:36
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
命のやりとりをゲーム化したマンガは多いが、この作品ほどリアリティのあるものは数少ない。小説が大ヒットした『バトルロワイアル』でさえも、マンガになった途端リアルさを失ってしまった。
絵柄、台詞、キャラクター設定、etc.……リアルかどうかを分ける要素は多い。この作者の絵はどちらかというと「白い」。ノッペリしているとでもいうのだろうか、簡単な陰影だけで構成されているため白く感じる。人物の目と目の間隔が広すぎるし、女の子は不自然な形の巨乳だし、絵そのものがリアリティを持っているわけではない。
では何がそう感じさせているのかといったら、それはストーリーが展開される世界とキャラクターの性格設定だ。現実世界で死にかけた人間(犬もいる)が集まる世界。普通に同年代の女の子に惹かれ、普通にズルを画策する主人公。物語を構成する上での重要かつ基本的な要素が魅力的で共感を得られるから、我々はリアリティを感じるのだ。
否応なく参加せざるを得ないゲーム「異星人狩り」。強力な装備が支給されるが、それとて万能ではない。参加者が倒れ数が減ると、すぐに現実世界から補充される。一つのミッションが終了すれば現実世界に戻り今まで通りの生活が送れるが、都合に関係なく再び招集されてしまう。ゲームの真の目的とは?
非常にリアルな虚構世界である。読んだらもう抜け出せないかもしれない。
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