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紙の本
豪華じゃ
2002/05/26 22:04
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投稿者:茶羅 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大好きです東海林さだお。毎日っていうくらい本屋で東海林さだおの本を探しています。そしてら見つけました。超嬉しい。
早速息も付かずに一気に読破しました。って言いたいんですが何日かかかりました。だってあまりにも分厚く盛りだくさんなんです。
東海林さだおの本はほとんど読破していると自負しているぼくですが、ほとんど初めて読むエッセイばかりです。相変わらず唸らせてくれます。納得させてくれます。目からウロコをポロポロ落とさせてくれます。
どうして、こんなに日常の生活でいろんなことを疑問に思い、そして分析できるんでしょう。この方は絶対に平成の文豪です。だって最近読んで面白い本ってないでしょ。でも、探せばあるんです。この本がそうなんです。
最後に嵐山光三郎氏と椎名誠氏の対談が載っています。もちろん、食べ物に対する対談です。駅弁を語っているんです。それを読むだけでも十分に満足できます。それなのに、本編として一杯一杯エッセイが載っているのです。こりゃ読まないって手はないですね。
完全保証します。今年度一番の面白本です。是非、ご購入をお勧めします。読まないと損しますよ。
紙の本
いやまあここまで集積されると読破もしんどいですが、やっぱ「旅と食事」にかける真剣さと愛情は、他の追随を許しませんね。
2001/09/05 00:27
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投稿者:torikata - この投稿者のレビュー一覧を見る
海外旅行、国内旅行、温泉旅行、駅弁などなど、旅行と食事にかける著者の気迫と愛情が、これでもかと、いやというほど伝わる一冊。おじさんとしてアベックを憎む態度には共感を覚えるし。
しかし著者って意外に旅先で「ふらっと、そこらにある店」に入っちゃうんですね。もちろん「気合を入れて、予約を入れて」のパターンも多いですが、そうじゃなくて「スナックがあったから入っちゃった」というパターンも同じ位あるみたいっすね。京都でのお昼ご飯には、女子大生がたくさんいたクレープ屋に入ってしまった、とか。「稚内のキャバレー」って今もあるのかな。「貧乏温泉旅行」「商人宿宿泊」のテーマについては、予算的に手が届くものなので、いつか自分も実行してみたいです。
けど、著者って「駅弁フリーク」のせいか、「車による旅行」ってないんですね。必ず新幹線とか「踊り子号」とか。今でもそうなのかな。とにかく、内容は「細かいこと、小市民的な心配事を、真剣に心配して、真剣に、愛情を持って対処する」ものであります。昼飯だろうが、丼ものだろうが、その真剣さにはいささかの揺るぎもなく、ために、ネタは無尽蔵なのであります。旅行っていいっすね。金とひまが欲しいっス。
紙の本
2001/07/02夕刊
2001/07/24 18:15
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
食い道楽で知られる漫画家のエッセー集。過去二十数年間に執筆された、旅のエッセー五十六本を収めた。旅行に必要なパンツの枚数を割り出す数式は「日数×1」である、旅館の浴場は大きくもないのにすべて「大浴場」である……。とぼけた指摘が楽しい。見落としてしまいがちな旅の機微をユーモラスに描く。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001
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