紙の本
とりあえず読んでみた一冊。
2016/11/21 22:40
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投稿者:みきママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
好き嫌いはあると思います。情景が想像しやすい書かれ方をしています。
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(1996.08.23読了)(拝借)
The Friends
(「BOOK」データベースより)amazon
町外れに暮らすひとりの老人をぼくらは「観察」し始めた。生ける屍のような老人が死ぬ瞬間をこの目で見るために。夏休みを迎え、ぼくらの好奇心は日ごと高まるけれど、不思議と老人は元気になっていくようだ―。いつしか少年たちの「観察」は、老人との深い交流へと姿を変え始めていたのだが…。喪われ逝くものと、決して失われぬものとに触れた少年たちを描く清新な物語。
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おばあさんのお葬式から帰った山下が言った。「死んだ人って、重たそうだった」すると河辺が身を乗り出した。
「オレたちも、死んだ人が見たい!」ぼくたち三人は、「もうじき死ぬんじゃないか」と噂されている、ひとり暮らしのおじいさんを見張りはじめた。
だけど、見られていることに気づいたおじいさんは、だんだん元気になって、家や庭の手入れを始めた。
やがておじいさんと口をきくようになったぼくたちは、その夏、さまざまなことを知った…。
十二歳の少年たちの忘れがたい夏を描いた作品。
・・・人間の死んでいく姿を見てみたい、という少年たちの純粋な疑問と行為は少しだけ残酷に感じたけれど、読み進めるうちに、とても暖かいストーリーへ変わっていく。
死を見つめることと生を見つめることは、対照的に見えるけれど、命を見つめる、というい点では同じ1つの視点。
この本を読んで、改めてそう思った。
とても読みやすい文章だけど、心に響いてくるものがある、年齢問わず超お勧め作品!
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老人との交流をきっかけに、子供達が人生についての様々なことを学んでいく物語。内容的には、小学生が読むべき作品なのではないかと思う。ある日、人が突然息をすることをやめてしまう不思議を、子供の頃は自分も確かに感じていたはずなのだけれども、いつしかそういう疑問も普通には感じなくなってしまった。だからこういう作品は、もっとずっと幼いうちに読んでおくべきなのだと思う。
「ずっと昔、ぼくがまだ小さい頃、死ぬ、というのは息をしなくなるということだと教えてくれたおじさんがいた。そして長い間、ぼくはそうだと思っていた。でも、それは違う。だって生きているのは、息をしているってことだけじゃない。それは絶対に、違うはずだ。」(p.100)
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イマイチ。ネットでの評判は悪くなかったんだけど。悪くないけど、どうもな。よいこちゃんすぎるやな。ヨイコちゃんであることは別にかわまないんだけど、それが鼻についたからダメ。
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中2の夏の真夜中に初めて読んで以来ずっと好きな本。
夏休みと言ったらこれです。
きっとこの三人の少年とおじいさんは一生友達なんだと思う。
死んでも切れない絆とか、無くならない、無くしたくない記憶ってあると思わせてくれる。そんな話です。
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自分が子供の頃の夏休みを思い出した。温かくて好きです。子供の成長と、老人の生きがいの交わりがこんなふうにうまくいけば、と思った。
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児童文学者協会新人賞 児童文芸新人賞 ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞他受賞多数 12歳の夏、ぼくたちは「死」について知りたいと思った。そして、もうすぐ死ぬんじゃないかと噂される、一人暮らしのおじいさんを見張り始めて…? 三人の少年と孤独な老人のかけがえのない夏を描き、世界十数ヵ国で出版され、映画化もされた話題作。
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まだ幼く、ただ暑い季節で、でも目に見えて成長していた頃。
自分の知らない事に対する探究心、そこから出会った1人の老人。
歳を取ることは醜い事なのだろうか。
世間から疎ましがられて、小さく老いていく事が当たり前なのか。
そもそも「死ぬ」って一体どういうことなのか、、、。
少年達は始めは物陰から、やがて老人と向き合って「老人」という生き物ではなく
次第に人間として彼と接し始めていく。
進行する物語と同時に背景に流れる景色や季節。
自分にもあった筈の思い出がふと心をかすめていく。
「思い出は空気のなかを漂い、雨に溶け、土に染み込んで、生き続けるとしたら・・・
いろんなところを漂いながら、また別のだれかの心に、
ちょっとしのびこんでみたりするかもしれない(本文より)」
気付けば私も、幼い時を過ごした家の庭や、虫の声、寝転がって見上げた空の色などを思い出していた。
日本児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞、米国バチェルダー賞、
ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞を受賞した、眩しく清々しい物語。
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イイです。
僕もこんな小説書いてから死にたい。小学生の時読みたかった。
発表されたとき、多分ちょうど六年生だったのになぁ。
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読みやすくてわかりやすくて感動しやすい。素直に感動できないときがあって、そんなときは心が捻じ曲がってるんだな、と思う。
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これも映画公開時から気になっていて、去年になってやっとYonda?キーホルダー欲しさに手に入れました。そして、号泣です、「ヒクッヒクッ・・」とすすり泣きしながら読破しました。おすすめです。
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老人の死をきっかけに少年たちはバラバラになる。しかしそうでなくても少年たちに離別の時はやってくるものだ。彼らには特別な思い出があるだけラッキーなんだ。
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日本版『STAND BY ME』ってカンジ。3人の少年と死にそうなじいさんのお話です。さわやか〜というか、切ないというか、忘れかけたものを思い出しそうな。三国連太郎さん主演で映画にもなったもの。
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【あらすじ】
小学6年の夏、ぼくと山下、河辺の3人は、人が死ぬ瞬間を見てみたいという好奇心から、町外れに住むおじいさんを見張ることにする。一方、観察されていると気づいたおじいさんは、憤慨しつつもやがて少年たちの来訪を楽しみに待つようになる。ぎこちなく触れあいながら、少年達の悩みとおじいさんの寂しさは解けあい、忘れられないひと夏の友情が生まれる。
(Amazon.co.jpレビューより抜粋)
【感想】『死んでもいい、と思えるほどの何かを、いつかぼくはできるのだろうか。たとえやりとげることはできなくても、そんな何かを見つけたいとぼくは思った。そうでなくちゃ、なんのために生きてるんだ。』読んだとき、どきっとしたのが僕のこの台詞。他にも大人びた僕の言葉にはハッとさせられるものがありました。生きることにもっと純粋だった子供のときにも読んでおきたかった、そんな話です。