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夏の庭 The friends 改版 みんなのレビュー
- 湯本 香樹実 (著)
- 税込価格:572円(5pt)
- 出版社:新潮社
- 発売日:2001/05/01
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文庫 第26回日本児童文学者協会賞新人賞 受賞作品 第22回児童文芸新人賞 受賞作品 1997年度ボストングローブ・ホーンブック賞フィクションと詩部門 受賞作品
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紙の本
死について考えさせられる本です
2023/01/28 20:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みみりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
湯本香樹実さんの代表作。死について考えさせられる本です。
いまだに、死ぬということがどういうことなのか、私の中で結論は出ていませんが・・・・・・
紙の本
人との別れ
2020/10/31 17:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:すたじろー - この投稿者のレビュー一覧を見る
死による人との別れって悲しいことで、実際悲しいんだけど、それでもこのお話の中では救われる感じがしました。
こんな風に出会って、別れる経験をするのは貴重なことだと思う。だからこそ読むことで経験出来て良かった。
紙の本
最後の結末は予想しやすいですが、意外な形でその結末を迎えます
2016/08/15 21:47
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投稿者:melon - この投稿者のレビュー一覧を見る
人が死ぬということがどういうことなのか、小学生にとって死とは最も縁遠い存在でまた恐怖を感じるものであり、そうであるから遠ざけたいと思うのが通常であろう。しかし本作の少年達はそれに興味を持ち、死に近いであろうおじいさんと不思議な交流を持っていくのである。
おじいさんの死はこの交流によって少年達にとってただの好奇心でない、意義深いものとなったのであろう。またその死は物語中唐突にやってくるため、読者にとっても感慨深いものとなるのではないか。
ただ若干淡白というか、わくわく感には欠けたかなと感じた。
紙の本
老いてもできること、若くてもできること
2002/07/17 01:06
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投稿者:17Caesun - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分が老人になった姿を想像できるようになると、老いは歓迎すべきものではなくなる。
そうなると、老人と接するのは時に、あまり楽しいものではない。
この本に登場する子供たちは、自分が老いることなど想像できないし、礼儀も知らない。それどころか老人が死ぬ所を一目見ようと見張り続ける。しかし、無礼であってもただただ好奇心だけで動いている少年達のエネルギーを浴びて、生きる屍と化していた老人もあるべき生活を取り戻す。
生きる為には希望が必要だけれど、もとより未来がない老人には希望がない。とすると、老人には希望を託せる子供との交流が必要だった。少年達との交流の中で、老人は何を与えることができるのか。プールもスイカも宿題も塾もある小学生の夏休み。
紙の本
小6の夏休
2001/08/07 21:21
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投稿者:kosaka - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校6年生3人組の夏休みの物語。その町に住むおじいさんが死にそうだという噂を聞きつけ3人で観察する。おじいさんと3人の交流と3人の心情の推移が記されている。3人は死というものに対して関心を持ち、自分の日常では体験できない死という事象を自分たちなりに考え消化したいと考える。3人は一夏で精神的に大きく成長する。しかし、死に直面し消化する事によって、夏の終わりとともに大人になってしまったという寂しさを感じた。小6の夏休みという少年にとって精神的に微妙な時期と死というテーマの設定が絶妙な作品である。夏休みの怠惰な雰囲気を久しぶりに感じ非常に懐かしい思いがした。