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死刑囚の冤罪を晴らすというサスペンス。内容、描写共に良いと思います。死刑ってものを大きく取り上げているんだけど、その描写は緊迫感がある。また死刑制度やその他現行の法律について考えさせられますね。サスペンス小説の内容ってのは普通の生活から離れた内容であることが普通だけど、そういう状況を想像し考えを巡らせることも必要かなと。第47回江戸川乱歩賞受賞。
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傷害致死で仮釈放中の青年と犯罪者の矯正に絶望した刑務官が取り掛かった仕事は、記憶喪失の死刑囚の冤罪を晴らすこと。
幾つも張り巡らされた伏線に、最後の最後まで何度も予想を裏切られ目が離せなかった。思いテーマを選んでいる割には、ミステリーとして非常に読みやすく飽きさせない。ただし、ラストは、、、。出来ればもっと晴れやかに行きたかったけれど、そう行かないところが現実なのか?
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pikaサンからの紹介により読んだー。映画と小説、設定から結末まで違いますねぇ。面白かったよ!最後のほうの展開が犯人誰だー!?危ない危なーい!って。
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ラストが物悲しく、主人公がBetしてしまったこと、それは果たして正しかったのかな、どうなのかな、と思ってしまいました。(そこに着目する作品ではないと思うのですが)
面白かったです。
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最高。死刑制度の法律関係を巡る重いテーマにも関わらず、登場人物の何気ない一言にセンスを感じたり、読み出したら止まらない展開・・・ラスト、一段落したと思ったらまた一転。最後の最後まで続きが気になるたまらない話だった。一方で死刑に関わる人物の心情も細かく書かれていて、わが身に置き換えて考えると居たたまれなく場面も多かった。本当に面白かった。加えて、宮部みゆきの解説もちょっぴり楽しい。
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緊張感があって一気によんでしまった。
展開もサクサク行くので面白かったし、最後の結末も意外だった。
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終始ハラハラドキドキの展開の中に、難しい刑法がわかりやすく書かれていて、刑法を扱う小説としてはいい意味で重厚すぎない。
10年前の保護司夫婦惨殺事件の犯人として、いつ処刑が行われてもおかしくない段階の死刑囚として収監されている青年の冤罪を晴らすために、無罪の証拠集めをする人材を雇った影の支援者。
それはいったい誰なのか。
そして死刑囚は本当に無罪なのか。
証拠集めの相棒として選ばれた仮釈放中の若者の隠された過去etc...
謎がたくさん出てきます。
結末の驚きが半減するため、ほとんど何も書けないのがもどかしい(^-^;
どんでん返しに次ぐどんでん返しで、ラストは畳み掛けるように一気読みでした。
作者はこの作品でデビューというのがさらに驚き。
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ストーリーの面白さももちろんあったのですが、何より
死刑制度について深く考える機会を与えてくれる作品でした。
今まで真剣に死刑に対して、賛成とか反対とか考えたこと
がなかったけど、今回本気で真剣に考えました。
しかも、真剣に考えれば考えるほど、答えが出ない問題でも
ありました。
死刑という形であったとしても、一人の人間の命を奪うと
いう行為の重さがあったりして、それを執行する立場の人間
のことなど、考えたこともなかったです。
ニュースや新聞を見て、残虐な犯罪を知り、被害者の極刑を
望むという言葉を聞き、ただ単純にそのとおりだと感じて
いたけれど、それを法の仕組みとはいえ、誰かが執行している。
非常に難しい問題なんだと、初めて知りました。
もちろん冤罪による死刑の問題や、更生との関わりも含めて
考えれば考えるほど難しい。
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宮部みゆきさんの模倣犯を思わせるような面白さ!死刑制度についても考えさせられました。被害者の立場、加害者の家族の立場。どちらの言い分ももっともで、考えれば考えるほど、結論の出ない問題だなぁと思います。テスト前に引き込まれてしまって、時間がない中、一日で読破☆充実した一日でした(笑
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無実の死刑因を救い出せ。期限は3ヵ月、報酬は1000万円。喧嘩で人を殺し仮釈放中の青年と、犯罪者の矯正に絶望した刑務官。彼らに持ちかけられた仕事は、記憶を失った死刑囚の冤罪を晴らすことだった。最大級の衝撃を放つデッド・リミット型サスペンス!第47回江戸川乱歩賞受賞作。
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「死刑」に携わる様々な人間の心情、そして一度犯した罪を一生背負っていく辛さと苦しみ。
冤罪を晴らす、というテーマの他にも色々と考えさせられる小説だと思う。
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おもしろー!!
わたしは凶悪犯罪には死刑執行をって思うけれど、それを実際に執り行うこと自体に対する苦悩や、教育による更正をはかれたらいいのにと思う理想に対しての苦悩。単純にほいほいと出来るものではないと思う。けど、被害者感情を汲めば結局誰かがそれを担わなくてはいけなくて、死刑制度自体これからあり続けなくてはいけないと思う。
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反町隆史さん、山崎努さんをイメージして読んでました。
あと中森検事は別所哲也さんで(笑)
刑務所や死刑執行の描写が生々しく息を呑む程でした。
刑罰とは?死刑とは?と考えさせられてしまいますが、
難しすぎず、スピード感もあって、テンポよく読めます。
しっかりしたエンターテイメントだと思います。
私はこの作品好きです。楽しかったです。
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刑務官の南郷が記憶を失った死刑囚の無実を証明するために、障害致死で2年の刑期から仮釈放された三上純一と奔走する。死刑の是非や、それに関わる人々が生々しかった。何度も犯人か!?と思わされた。展開も早くテンポよく読んだ。’08.1.22
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死刑確定囚の冤罪を晴らすという仕事を依頼された元刑務官の南郷と、仮釈放中の青年・三上純一の物語。登場人物の過去がそれぞれに絡み合っていて、最後までハラハラだった。読み始めたら止まらなくなり一気に読んだが、寝る前に読んだのは間違いだった…死刑執行の場面がリアル。「神にすがるのは卑怯な気がした」「すべては人間がやったことなのだ。人間がやったことに対しては、人間自身が答を出すべきではないのか」。私自身、法律についてもっと勉強しなくてはと思った。知らないことが多すぎる。