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紙の本
処方箋
2002/02/23 19:05
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投稿者:ポンタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な感触、いかにも女性が書いた作品だといったらいけないのだろうか。言葉がとてもていねいで、しかも端正な木目細かさを持っている。病んだ現代人の言葉の処方箋。
これからも読みつづけたい作家。野間文芸新人賞受賞作。 芥川賞候補作。
紙の本
小説らしい小説
2001/11/01 23:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nory - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういうのを小説らしい小説というのかなと思った。文面から漂う何ともいえない空気が体を包み込む。
友人から心を病む「おねえさん」の病院通いに付き添うように依頼され、週1回の不思議な習慣が始まる。そのことに馴染んできたころ、今度は恋人が心を病んでしまった。おねえさんの行動は毎回寸分変わりなく決まっていたのに対し、恋人の行動は先が読めない。そのねじれ具合がまた不思議な雰囲気をかもし出している。
独特の淡々としたリアルさといい、ラストのフェイドアウトといい、感じるか感じないかの微弱な地響きが一貫して続いている。そのマグマは決して爆発しない。爆発しないけれど、確実に存在している。
紙の本
2001/09/03夕刊
2001/09/06 22:16
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公の男は友人の依頼で、精神科に通う「おねえさん」の通院に付き添うことになった。「おねえさん」と接触をもった恋人も精神を病んでしまい、男の生活は揺らぎ始める。周囲に翻弄(ほんろう)される男の姿を軸に、現代社会のけだるさや、コンピューターを介したコミュニケーションの危うさが浮かび上がる。第百二十五回芥川賞候補作。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001
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