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紙の本
いろいろな愛の形。
2001/11/16 19:50
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:亀豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
後悔するくらいなら、手を出さなければいいのに、出してしまった先生と生徒の、音楽を絡めたお話。
久我山(先生)と田中(生徒)の関係が田中の声楽の先生に知られてしまうことで、田中はイタリアに留学することになるのだが、その間もお互いのことが忘れられない。身代わりにされた淳が、精神的に安定しているとは言いがたい男の子だったのが痛々しかったが、そのエピソードも含め、話がダラける時がない、と言うか、それでいて、ごちゃごちゃした印象を受けないところがすごい。ラストの「こりゃ帰ったら田中に自慢してやんなきゃな」というセリフを、久我山がさらりと言うシーンがすごく好きだ。
あと、同著者の『月とサンダル』2巻で、料理屋「井田」のお客としてちらっと出てくる三人が、久我山、田中、津守とそっくりで、勝手に、幸せなその後を想像したり(笑)。
しかし、離れる前の、田中の先生への感情は「先生しかいないから、先生だけは全部欲しい」というような、何か切迫した感じだったので、その感情が恋だったのかを考えた後の、機も熟したであろう二人の「それから」も、もう少し見たかった気もする。
紙の本
好きなだけじゃダメなときもある
2002/07/31 23:04
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ミントティー - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学校の音楽教師・久我山と元教え子・吾妻の成長と愛のお話。音楽を愛する気持ちはふたりとも同じ、お互いを恋する気持ちもいっぱいなのに・・・。
好きなだけじゃダメなときもある。時間を経たふたりは・・・。
オススメの一冊です。吾妻の笑顔が好きです。
電子書籍
詰まってる
2018/05/28 00:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冬みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
1巻完結ですが、中身は詰まってます。初めて読んだ昔は気づかなかったけどリバカプでした。あまりに自然な感じなので苦手な人でも大丈夫です。
紙の本
恋のソルフェージュ
2001/10/03 12:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
恋のいろは(ソルフェージュ)を、ピアノと声楽に乗せて描いた意欲作。
すれきった真性ゲイの音楽教師と、異様なほどウブな男子生徒。はじめは単に声楽の授業を行うだけの関係だった2人は、ふとしたきっかけでカラダの関係を持ってしまう。性的には乱れていても、音楽を愛する心だけは純粋な教師。日に日に深くなってゆく2人の関係に危惧を抱くが、どうしても離れることができない。そんなある日、ついに2人の関係が第三者にばれてしまい…。
時間と距離を越え、恋のソルフェージュは成就するのか? オススメの一冊!
紙の本
歩み寄る時間
2017/06/05 15:44
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ただ好きなのに上手くいかない、好きなだけでは駄目という重い事実。それを乗り越えて吾妻が久我山を迎えにきた場面はじんと来る。