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投稿者:ゆみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
宗教にあまり熱心ではない日本人。都合のいいときにだけ神頼みしています。歴史、民族、宗教で常識が変わってくるのは漠然とわかっていましたが、全身全霊をかけて守っていくような習慣、日本人にはありませんね。個々の習慣を侵されたくないのと同じように、世界の国々の慣習を知って恥をかかないように、失礼や摩擦のないようにしたいものです。
紙の本
世界の常識・非常識を世界地図の中で考えていく画期的な書です!
2016/09/22 08:58
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世界各国、世界の各民族が伝統的に維持してきた常識・非常識を世界地図の中で考えていこうという、とても面白い発想から生まれた書です。例えば、ドイツでは日曜日に引っ越しをしてはいけないとか、ユダヤ教徒たちは、牛肉と牛乳を一つの鍋で煮た料理を決して食べようとしないなど、それぞれの国には、その国の長い歴史によってはぐくまれてきた文化があり、常識があります。これらの理由は、民族やその国のルーツを探ることで初めて理解できることが多くあります。ぜひ、世界の常識・非常識をこの機会に世界地図を使いながら学んでみてはいかがでしょう。
紙の本
自分と違う「常識」を知る
2002/07/31 18:35
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投稿者:やすみつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
テロがらみで、イスラム過激派の話題が増えているが、命を惜しまない過激派でなくても、そもそもイスラムの考え方がよくわからない。世界にはいろいろな「常識」がある、という興味深い話。ブタを食べなかったり牛を食べなかったりするが、理由は全く異なり、イスラム教徒はブタを不浄なものであるという理由で食べず、ヒンズー教徒は牛を聖なるものとして口にしない。なるほど。
その他、顔を隠したり、足の裏を見せなかったり、世界には、我々の知らない常識がたくさんある。読んでいて楽しい。しかし本気でこんなことを考えている人たちがいるというのは、やはり容易には納得しがたい。自分と違う「常識」があることは、強く意識しないと忘れてしまうものだ。
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日本の尺度で世界を渡ると痛い目にあうことがあることを知る。食べてはいけないもの、やってはいけない仕草などで。海外旅行に行く前に熟読すべき本である。
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世界地図シリーズを集めてみたいというコレクター魂から買ってみた本。常識というのは、時勢によって変化することもあるので、一概には言えないが、日本から出たことのない人が、自国と他国では、ものの感じ方も考え方も、違うのは当たり前なのだということを思い知るよすがにはなると思う。内容の正否については…他の人のレビューを参考にした上で自分で深く調べてみるのが楽しそう。
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例えば、「ドイツでは日曜日に引越しをしてはいけない。またユダヤ教徒たちは、牛肉と牛乳を一つの鍋で煮た料理を決して食べようとはしない」などの各国の常識・非常識、その理由についてが延々書かれている感じです。
文化や歴史が違うと、驚くほど常識が違うんだなぁ。
個人的に面白かったのが、
『アジアでは、「こんにちは」というようなフォーマルな挨拶はあまりなく、日本人が「元気?」と声をかけるような感覚で、台湾の人は「食飽末」と言ったりする。これは、文字通り、「もう食事は済んだ?」という意味だが、実際には食事とはまったく関係がない。これがふだんの挨拶なのだ。』
「元気?」と同じ意味で「もう食事は済んだ?」って……(笑)。
よっぽど食事が生活において重要な位置をしめているのかなぁ。挨拶の代わりに言うほどに。全く認識が違いますねぇ。
これには続きがあって、
『ラオスの人たちも、同じように、挨拶がわりに「ご飯を食べにおいで」と声をかけてくる。このような挨拶に対しては、「食べたよ」とか「おいしく食べてね」というような答えを返しておくのがよい。うっかり、一緒についていったりすると、乏しい食料で精一杯のもてなしをしてくれたりすることがあるので、気をつけたい。』
これは本当に気をつけたいです……。ありがたいけれども、ありがたすぎて申し訳ない気持ちになりそうです。
他にも、「イギリス人が飲むお茶の量は、生涯に八万杯以上」だとか、「アメリカの企業採用で提出履歴書には、性別や年齢を書かせてはいけない。写真を貼らせることも違法になる」だとか、「若くて健康で、金持ちであることだけがアメリカ人の究極の幸せなのだ、(とよく皮肉られる)」(ええええ)だとか……
他にも色々楽しい話題がありました。
でも発行が2001年だから、多少様変わりしているんだろう。世界は。
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世界の様々なマナーや食べ物の違いを紹介してます。
有名な話も多いけど、中には「そうなんだ!」ってこともたくさん書いてあっておすすめ。
一番気になったのはギリシャの軽食堂が「タベルナ」というらしい事だったのですが…。
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このシリーズの中で一番おすすめです。他国の方とおつきあいをする上で、お互いの思想を理解することで、良好な関係を保てるのではないかと思います。
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世界各地の豆知識みたいなもの。
文化の違いが分かって面白い。
話のネタになりそう。
たまに読んで、すこしずつ人に伝えながら覚えよう。
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ふだんあまり親書を読みませんが、これは比較的スラスラ読めました。
おもしろかったし、今更?と思うような本当に常識的なことも書いてあって、自分としてはかなり勉強になりました。
この世界地図シリーズ、もっと読んでみようと思います。
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世界各国のマナーについていろいろと触れられている。
日本では当たり前の事も、海外では違うことがたくさんあるのは当然のことだけれども、具体的な事例がたくさん紹介されていて、とても面白かった。
どうしてそれがマナー違反にあたるのかを、きちんと背景から説明してくれているので、そこが良かった。
ところで、日本では「指差し」は物を指し示す場合は特に問題ないとされているが、海外では、物を指し示す際にも「指差し」をしてはならないとする地域が結構多いらしい。
ふと思ったんだが、となると、もしかすると、joint-attentionの成立機序についても、文化的に規定される部分はあるのかもしれないなぁと思ったりなんかして。
その点はあんまり詳しく知らないけど、興味深いですな。
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テレビなんかでもよく取り上げられる「海外の常識」
トイレ、葬儀、色のイメージなどなど
雑学が増える感じの一冊
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食事のマナー、食のタブー、靴を脱がない訳、口ひげとあごひげ、などなど。
マナーとタブーのあれこれ。
楽しく常識の裏側が学べます。
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まさにタイトルの通り、世界各地の「常識」について比較文化史のようなスタイルで書かれている。
なかには、左側通行、右側通行の起源などの一説もあって、興味深い。
本書を読むと、「常識」というのは、地域や人種の組み合わせでできた様々な領域の中での、一つの「多数派的価値観」に過ぎないことがよくわかる。
反対に、「非常識」ということも、上記に然り。
とすると、人それぞれの価値観というものは、構造主義的強制の上に成り立っているに過ぎないと思ってしまうのは考え過ぎかしらん。
いずれにせよ、情報過多の昨今、あまり一般常識などというものにまどわされず、その根底を流れる己の倫理に一本びしっと筋を通した方がよさそうだ。
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雑学的で面白い。
でも一つ一つの解説が薄い。
そして項目が多すぎて読んだとこから忘れていく。
最後は世界の危険度とかが書いてあって、これ読んだら世界に出られなくなるだろうと思った。
やっぱりなんだかんだいっても、これは各国の一部でしかないわけだし、筆者のフィルターを通して語られた世界。
自分の目でみて肌で感じた世界地図をやっぱり作りたいもんだなぁ。