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紙の本
なんとも魅力的なタイトル! たくましさと頼もしさと
2008/06/14 11:51
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょうど今読んでいる森まゆみさんの『深夜快読』にメイ・サートンの本が紹介されていて、読みたいなぁ~と思い、図書館でさがしたところ、
この詩集に出合った。
なんとも魅力的なタイトルだ。
訳者あとがきによれば、
「小説家でもあれば、エッセイイストでも日記作家でもあったメイが、『わたしはなによりも詩人』と言明していた」とあり、
なんと500編を越える詩作があるのだそうだ。
その中から選ばれた数編が、青年、壮年、老年の三部で紹介されている。
「一杯の水」、
「祈り」、
「一日一日が旅だから」。
特に三部の「一日一日が旅だからの」のフレーズが含まれる『新しい地形』が心に残る。
~老年とは
未知の世界の探訪
そう考えれば
なんとか受け入れられる
挫折感は道づれ
くよくよしてはいられない
笑うことは命綱
(中略)
一日一日が旅だから
家はわたしの奥の細道
上り下りの坂があり
遠回りする小道もある
(中略)
この旅では
これまでとちがい
わたしは 地形を学んでいる
魅力はある でも
なんとも 奇妙きわまる。~
年を重ねるということ、
それを受け止めるということ、
そしてこれから…
奇妙きわまると言ってのけるメイ・サートンにたくましさと頼もしさを感じる。
魅力あるメイ・サートンの言葉にもっと触れたいとつくづく思った。
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