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紙の本

「本好きの自己弁護」にこの1冊

2001/12/20 20:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:okko - この投稿者のレビュー一覧を見る

 まず本の存在を知る、そして探す、買う、読む、所有する。5つの本の楽しみがみっしりつまっている1冊。オンラインストアで紹介するのは気が引けるが、著者の本探しの特徴はとにかくよく歩くことだ。古書即売会、古書店、新古本書店、ブックファースト等の新型古書店、新刊書店、洋書専門店、出版社のサービスコーナーまで、どこまでも歩く。さらに公立図書館、大学附属図書館、文学展等の展示施設へも足を運ぶ。もちろん「通販」も利用するが、それは今のところ古書目録に限られているようだ。そこで発見した本の多くは書名・著者・出版社・出版年度、それに出版に関わる前後事情等の紹介が少しある程度。にも関わらず、紹介されている本を読みたくなってしまうのは、内容以上に重要な情報がそのなかに含まれているからだ。
 うれしいのは、専門である日本近代文学関係だけでなく、洋書、映画、ビデオ、音楽CDなどの話も満載であること。専門的な本といっしょに漫画「背番号0」を買ったり、少年時代からのファンだったというプロレスに関する話が、同列で紛れこんだりして、同時代に生きている空気感を心地よく感じさせてくれる。
 また、買ったきりで、積ん読、積んビデしている本やビデオがあったり、原書を読み切らないうちに出てしまった翻訳本をくやしがりながらも買ったり、すでに持っている本をこっちはカバーありだからと買ったりする。しかも、それでいいのだと断言する。同じようなことをする私は、そうそうとうなづきながら、ちょっとほっとする。
 さらに、本だけでなく“売られたけんか”もきちんと買ってしまう性質らしく(むしろ積極的に売っている気配もある)、そのあたりの前後談もおもしろい。体を張るようなけんかを買って(売って?)しまった話まで、ペンの戦いと同列で語られているのは、著者の面目躍如たるところだろう。
 著者は、近代文学を専門とする注目の売れっ子評論家・坪内祐三。評論家としてのペンももちろん鋭いし、その本来の仕事もおもしろい。でも、近代文学に特に興味のない人でも文句なく楽しめる1冊。本好きであれば苦笑してしまうエピソードは、そうしたジャンルを問わない。読後、爽快。そして、本を買いたくなる。

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2007/02/16 03:21

投稿元:ブクログ

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