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お金とモノから解放されるイギリスの知恵 みんなのレビュー

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みんなのレビュー18件

みんなの評価3.4

評価内訳

18 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

日本を考え直すための本として読むのもいいかも

2004/02/27 00:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:缶珈琲 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 題名からはイギリス人のものの考え方を学ぼうという趣旨かと思ったが、実は現代日本の問題点を検証し、その解決策としてイギリスにヒントを求めた、という感じである。著者の現代日本への問題意識は高く、また、的確である。見ようによっては破綻している日本社会をどうにかして立て直したいという目標は、果たしてイギリスの中にあるのだろうか。
 イギリス社会が、階級社会であり、人種差別があり、向上心に乏しく、生活の質は意外に低く、しかもうわべだけの物言いでは本心が理解できない。しかしボランティアと紳士精神は確立していて、個人の責任と自由を保証し、お金に頼らない精神生活と幸福感をもっていて、長く使えるモノを大事に育んでいく、ということは理解できる。
 読み進めていく内にイギリスの輪郭が見えてくるので、イギリスをよく知りたい人には格好の一冊だろう。ただし、この本に書かれている事だけが真実ではないし、イギリス論として絶対ではないので、幾つかの本と読み合わせる必要があるだろうし、実際の体験に勝るものではない。
 むしろ、現代日本社会の病巣を的確にえぐり出す文章の方が読み応えがあったのは、私が教師なのだろうか。
 ただし、一つの異論を唱えておきたい。たとえば、受験勉強だけして社会性を育てられず、実社会に押しつぶされてしまう現代日本の若者を悪と決めつけられるだろうか。イギリス式に自分の役割を自覚させ、勉強だけではなく社交性を育て、貧乏に従順にすることは間違ってはいないだろうが、では、そのような人は日本社会ではただの落ちこぼれというレッテルしか貼られまい。著者も言っているが、与えられた生きている社会の中で、以下に満足度を上げられるかが人生の勝者たる証だろうが、そのためには、その社会にあった考え方を実践できるかが一番の争点だろう。簡単に言ってしまえば、適応力であり、柔軟性である。イギリス社会に日本式を持って行っても成功しないように、日本社会ではイギリス式は良い面もあるだろうが、日本式が一番水にあっているはずなのである。その証拠にイギリス人と国際結婚夫婦でも、多くは最終的には生活をしている国のルールに沿って行動している。
 「隣の芝は青い」と言うが、その浅はかさを克服して、真に必要にエッセンスを日本式にアレンジできる能力こそが、本当に人生を豊かにするためには必要なのではないだろうか。

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紙の本

納得できる部分もあるけど鼻につく部分もある

2002/07/24 22:35

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投稿者:オオトリさま - この投稿者のレビュー一覧を見る

人生を豊かに生きるのにお金はいらないイギリス式倹約生活の楽しみ方。
イギリスの普通の人の暮らしと環境・考え方・価値観が綴られている。
大量生産・大量消費で物欲にとらわれて物もたくさん持っていて貯蓄もあるのにまだ満足できない日本人としては反省させられる部分もある。
だが、作者はイギリス礼賛派だが、イギリスは階級社会で貴族は物もお金もたくさんもってるけど庶民はシンプル生活ってことでしょ。
日本と比べてイギリスの生活が豊かで素晴らしいとばかりは言えないと思う部分も多い。
流行を追いかける事に不安や疑問も少しでも感じている人は納得できる部分も多いので自分が実行できる事を真似するのはいいと思う。

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紙の本

お金とモノから解放されるイギリスの知恵

2002/03/09 15:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:甲斐小泉 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 今までの著者の本の中にはイギリス礼賛が強すぎて、抵抗を感じるものもあったが、今回は抵抗感が殆ど感じられなかった。

 というのは、著者が引き合いに出して嘆くイギリスのミドルと日本のミドルの生活の実質的豊かさのあまりの違いが、何によって起こっているかという部分まで突っ込んで書いてあったからだと思う。

 全てイギリスが正しいというわけでは無いが、高度経済成長のために、某大手広告代理店が訴えたという「大量販売、大量投棄」というコンセプトを、敗戦で全てを失った欠乏感があったとはいえ、深く考えずに引き受けた国民性が、今の物質漬けなのに、心がいつも乾いている状態を引き起こしたといわれれば、なるほどと思うのである。

 安いからと100均でホイホイと物を買う日本人と、たとえどんな安い物でも吟味するイギリス人。まだ使えても新しい物を買ってしまう日本人。不用品でも合理的ルートでただの廃棄物とはしないで再利用するイギリス人。

 特に、普段の食生活があまりに豊かでいつも「ハレ」状態である事が日本の生活全体の質を落としているかも知れないと言う部分には、非常に共感を覚えたのである。日本の主婦って、あまりに料理優先過ぎない? と。結果便利な台所道具や、料理屋級の食器や、鍋の数となるわけである。

 著者の著す様々な対比を見ていると、日頃の生活を反省する。情緒面まで全てイギリス的になる気はないが、イギリス人の質素でありながら豊かな生活術をもっと取り入れてみようと思う。

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紙の本

逆に日本のいいところが見えたり…

2002/03/14 23:29

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投稿者:ポーリィーン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 かつてロンドンに憧れていた私ですが、世の中のいきすぎなイギリス崇拝ぶりもどうかと思っていました。なんでもイギリスってどうよと。ですが本書は、日本だって日本なりにいい習慣があるんだよ! と弁護したくなる箇所はあるものの、面白くて分かりやすい逸話をふんだんに盛り込んで、こんな考え方もあるのかぁ〜という知恵を教えてくれます。雑学書としても楽しく、気軽に読みやすい本です。節約はモチロン、イギリスや海外に興味がある方にもオススメ。

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紙の本

日本も捨てたものではないよ、とつぶやいてみる。

2002/05/29 16:08

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投稿者:TK - この投稿者のレビュー一覧を見る

古いものを大切に使うイギリス人というイメージが時代に合ったのか、最近はイギリス論が多く読まれている。

この本はイギリスの暮らしぶりを紹介しながら、今の日本の特異な消費中心の暮らしぶりを浮き彫りにしてみせる。イギリス人のかしこい暮らしのTIPSとかの情報が多く紹介されており、イギリス好きな人にはそれなりに興味深く読めるはず。

ただし、読み進むにつれて、何か腑に落ちない気持ちが残る。それは「イギリス万歳、それに比べて日本のテイタラクは」という視点が強すぎるからだと思う。私は20年前に3年間滞在していてどちらかといえばイギリスびいきだが、それでも視点の不公平さ、狭さが気になった。取材サンプルが少ない批評は時としてアンバランスな誤解を生む。イギリスは経済的には持ち直したが、いまだすべてがハッピーな国ではない。失業問題、高い消費税、高齢化問題など「かしこい」イギリスが持つ苦悩への言及なしでは読者に誤解を与えるのではないか。

もっとも著者ばかり責めるのもまた気の毒かもしれない。イギリスは正確にはいくつかの個性が強い国の集まりで、かつ厳然としたクラス(階級)が残る複雑な国だ。どの層のどこに視点を持つかで評価はまったく変わってしまう。それだけにこの本に限らず一冊だけ読んで「これがイギリス」と思わないほうがいいだろう。

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2006/03/01 20:24

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2008/08/24 20:12

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2001/11/01 00:00

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2009/10/14 11:08

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2010/06/03 06:42

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2010/12/20 22:49

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2011/06/03 21:57

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2011/09/20 22:55

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2013/03/18 07:41

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2013/04/02 10:29

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