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世界最強の社訓 ミッション・ステートメントが会社を救う みんなのレビュー
- パトリシア・ジョーンズ (著), ラリー・カハナー (著), 堀 紘一 (監訳)
- 税込価格:2,530円(23pt)
- 出版社:講談社
- 発行年月:2001.12
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紙の本
ミッション・ステートメント(社訓)は効果絶大、身近なところにも復活へのヒントがあることに気付く
2001/12/28 22:16
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投稿者:大坪未果 - この投稿者のレビュー一覧を見る
米国の優良企業のミッション・ステートメント(信念、基本理念)を集めた1冊である。ミッション・ステートメントとは自社のビジョン、姿勢、哲学などを社内に示す宣言文。日本流に言えば社訓だ。
社訓というと日本企業に固有のもの、というイメージがあったが、実は米企業にも存在していた。日本企業との競争に破れ、失意の底にあった1980〜90年代、復活を期して導入したケースが多いようだ。
その効果は絶大らしい。ある調査会社によれば、業績給、品質管理などの経営管理手法の中で、経営者が最も好んで使い、また最も満足できる結果が得られた手法として、一番多くの支持を集めたのがミッション・ステートメントだという。著者はミッション・ステートメントが「成功への道しるべ」だとさえ言い切っている。
もちろん、それだけの効果をもたらすには、ただ高邁な理念を掲げればいいわけではない。社員が常に拠り所とできるよう、表現や浸透方法には各社なりの工夫が必要だ。
バウンダリレス(境界をなくす)、スピード、ストレッチ(全力を出す)というわずか3つの単語で表すゼネラル・エレクトリック(GE)、スナック菓子のおまけに小型のミッション・ステートメントを付け、社員に配ったサウスウエスト航空、管理職の適性について言及したボーイングなど、本書で取り上げる事例は内容豊富だ。
米国でミッション・ステートメントが経営の根幹に定着しているのに対し、日本では今、一体、どれだけの社訓が経営に活かされていると言えるだろう。日常の業務に埋没し、死文化してしまったものが少なくないのではないか。
長引く不況で目先の業績にとらわれがちな日本企業だが、自社の使命、存在意義などを見つめ直すために、今一度、社訓を掘り起こし、活用することも必要かもしれない。本書はこんな身近なところにも、復活へのヒントがあることを気付かせてくれる。(bk1ブックナビゲーター:大坪未果/ジャーナリスト)
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