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絵本における画の力がどれだけのものか再認識させてくれる、
それは暴力的なくらいに。
どんな悲哀や孤独を書いてもあくまで牧歌的な優しさを損なわない未明の言葉から、闇の部分が抽出される。
それ自体に攻撃性はなくてただストイックに不安や嘆きを体現してそこにいる。
まっくらな洞窟の中の氷柱みたいに。
時折それが落ちてくる
小さな振動に敏感に反応して
落ちてきて何かを突き刺す
氷柱みたいに
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こどもの頃に読んで怖い話だと思っていたのですが、大人になって読み返してみたらやっぱり怖いお話でした……。でもやっぱり子供の頃から好きなお話なんですよね。なんででしょうね。
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挿絵を描かれているかたもだいすきなので、それが小川未明作品だとなおさらのこと…!
このお話を選んでくれてありがとうございます、と思ったものです。
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最後のページで鳥肌がたちました。
ひきこまれて、ひきこまれて、突き放される。
流行りの「持ってかれる感じ」ですね。
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ゾクッとする怖さ?がある。
絵本って奥が深いんだなぁって今さらながらに思える。
絵が凄くきれい。だけど文字も多い…
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夜の図書館朗読会 文月夜話
で朗読。
小川未明の童話は、日本語がとても美しい。
その美しい日本語を美しいままに伝えるのはとても難しかった。
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少し怖くて、悲しい人魚のお話。
山の上のお宮の下で、ろうそく屋を営む老夫婦はある晩、赤ん坊の人魚を拾う。
やがて美しく育った人魚の娘は、ろうそくに赤い絵の具で絵を描きはじめる。
絵を描いたろうそくが航海のお守りになると評判が立つが…。
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結構怖めのおはなしなんデスね...。知らなかった。でも雰囲気が酒井駒子さんの絵にピッタリでステキだった♪
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人間の世界に生み落とされ、蝋燭屋の夫婦に育てられた人魚の娘。成長した娘は蝋燭に赤い海の絵を描いて夫婦を手伝うが、そこへ娘を売って欲しいという香具師が現れる。
人間の欲深さが怖い。酒井駒子さんの絵がとても悲しく、美しく、このお話のイメージにぴったりだと思う。
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渋い。
すごく渋い。
人魚姫とはまたちがう、
小川未明の人魚のせつないかんじが見事に表現されてるんじゃないかしら。
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これってどっちかっていうと怪談ですよね。あまり子供向けではないような気がします。小川未明の言葉も、酒井駒子の絵も、凄絶なまでに美しい。溜め息が出る絵本。
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西洋で人魚のイメージは神聖で綺麗なのに対し、日本だと途端にホラーになる。胸がきりきりするようなお話に、目を背けてはいけないと思うのです。
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これほど心に残る「赤い蝋燭と人魚」は無いのではないかしら。
酒井駒子さんの絵が深い海のような哀しみを謳い上げています。
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酒井 駒子さんの絵がいい。残酷なほど報われない淋しいお話。
彼の作品はオスカー・ワイルドと似ている気がする。どちらも綺麗で冷たい。
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冷たい水底のような感じが終始漂っていて、引き込まれました。
酒井駒子さんの絵が、この話の世界観にすごく合っていると思いました。