紙の本
食通の玉村豊男氏による食の文化論です!
2020/11/04 10:09
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、通訳、翻訳のほか、エッセイストとして活躍されながら、同時に絵を描いたり、西洋野菜やワイン用ブドウなどを栽培するヴィラデスト農園も営んでおられる玉村豊男氏の作品です。同氏は、その料理の腕前も大したもので、同書では、世界を飛び回って食の探訪をされ、各地で出あったパンとワインにまつわるエピソードを語っておられます。まさに、おいしい食の文化論といった内容です。「ケンブリッジのコブ・ロウフ」、「ニューヨーカーのベーグル」、「ヴィラデスト・ワインの出来」など、パンとワインにはその土地の文化や歴史や生活のまるごとが紛れ込んでいるという著者の代表作です。
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4章仕立てのエッセイで、前半2つは☆3つ、後半2つは☆5つ。後半のエッセイに出てくる食べ物は手軽で家で作ってみたいと思うものがてんこもりだった。読んでいて幸せな気持ちになれました・・・。
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手軽に読めて楽しくおいしい小エッセイ集。薀蓄、というほど堅苦しくもなく、でも、食の新しい魅力をふと気づかせてくれる楽しい読み物であった。頭が疲れている時に読むと気分転換に良いかも。そして、旅に出たくなった! (2004 Feb)
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大好きな本。
読んでいてお腹が空く本は大好き。
各章が短いので、待ち時間にサラッと読んだり
寝る前に読むのにもうってつけだと思う。
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フランス大好きな
友達に教えてもらってよみました
半日かからんくらいでさくさくっ
パンのにおいが漂ってきそうなお話
明日からちゃんと台所で料理するぞー!!
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パンとワインそのものに関する記述と、これに関する食文化的な要素を持ったお話が盛り込まれている。もちろん、著者ならではの面白いうんちくもあり、とても読みやすい。
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今、空前のパンブーム?
その起源がここにある。
著者が世界を旅して味わった料理、そしてパン。
20年近く前のものだが、全く古びない、豊かで充実した文化を感じる。
個人的に文体も好きで、夜のワインのお供に何度も読み返したい。
1 パンにまつわるおいしいエッセイ
2 ヨーロッパ食紀行
3 玉村式おいしい食卓
4 パンとワインとおしゃべりと
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パンやワインを主軸として、食事に関して書かれたエッセイ。ひとつひとつが2〜3ページと短く、手軽に読むことができた。
旅行気分が味わえた。蔑ろにしがちな日々の食事を見直して、今日は少しお酒を飲んだり、ちょっと贅沢をしても良いかなと思える素敵な本でした。
(印象に残ったフレーズ)
からだにとって必要なもの、健康にとって役立つもの、そういうものが本当においしいものであり、そういうものをおいしいと感じるのが正しい味覚なのだ。 (101頁)