投稿元:
レビューを見る
ラストまで一気に読みました。
悪いけど私は嫌坊主派。医者派ですね。
むしろ大川のとっつぁんぐらい荒くれ歓迎w
ラストの緊張感は圧巻でしたが、低脳なのが味方にいるとほんと困りものですね。
元子というキャラは、登場当初からこの本の中で断トツに嫌いなキャラでした。
異様な状況の結束感はあっても、医者の言うとおり結局はあのまま居続ける事なんてできないだろうから、あの村は滅びてよかった気はしますけどね。
"自分大好き""自分ってなんて不幸"と酔ってるあの二人がああなったことはすっきりしない。
しかしこの作品は映画化されないのが不思議。
パイプラインの描写なんかはまさに映画的だと思いました。
読後の重みはよかった。本も重かったけどw
投稿元:
レビューを見る
村が原因不明の死にさらされ、その理由がわかるようになるまでの展開が、ゆっくりと念入りに進んでいき、苦痛に思う人もおられるかもしれないが、私は非常に楽しく読ませてもらった。面白かった。
ただ、村人の名前を覚えるのがつらかった。
そして、若御院と呼ばれる坊主にはどう考えても共感できなかった。仏の教えは・・・役にたたないの?ほとんど出てこなかったけど。
投稿元:
レビューを見る
原稿用紙3500枚の大作小説終了しました・・・
400文字として・・・1400000文字・・・
まあそんなことは良しとして
うちの好きな宮部さんが解説を書いていたのは
チョット以外と言うか、嬉しい誤算と言うか・・・
デモって長かったです 最後の方は一気読みでしたが
文庫5冊しかも厚さはそれなりにある・・・
描写が恐くて 登場人物が恐くて
でも 読んでいると 誰が恐いのか
分からなくなりました・・・
本当に 悲しいお話かも・・・と
小野さん いいお話をありがとうございました・・・
投稿元:
レビューを見る
2007.6.28
本当に一気に読んでしまいました。それだけ、この作品に引き込まれました。小野不由美氏は、一見ちょっとありえない世界が舞台になっているのに、その世界の秩序を貫き通し、さらに登場人物の人間性がとてもよく書けていて、本当にリアルです。
すごい本に出会えたな、と感慨でいっぱいです。
投稿元:
レビューを見る
遂に屍鬼完結です。この巻では、それまでの人間と屍鬼の関係がほぼ完全に入れ替わってますね。全体として小野さんは人間の暗い面を書くのがうまいですね。前半の科学系ホラーは俺好みですが、後半のパニックホラーもかなりいいできです。
投稿元:
レビューを見る
気が付いたら夜が明けていた。止まりません。ほんと。敏夫先生好きです。5巻はほんと怖かったな…大川さんとか。
07'8'1
投稿元:
レビューを見る
あっけないというか、あぁ、そうやって終わるんだ、という感じ。個人的には、静信の小説が本当にいらないなーと思わずにはいられなかった。
投稿元:
レビューを見る
終わり方に不安があったのだけど、いい意味で裏切られたかんじ。静かに終わっていくけども、余韻があって。水面のような。ただ、敏夫あれからどうしているのか気になるところ。
投稿元:
レビューを見る
私、がんばった…!!イライラしたり、まだるっこしかったり、なんか納得いかないところも多々あるけど、なんだかんだで面白いですよね。ドバッと読めました。
投稿元:
レビューを見る
あえて5巻チョイス。厚い物好きな私は満足です。内容も面白かった。内容が深いです。私がたまに考えることと似たようなテーマなので、さらに興味深く読めました。
投稿元:
レビューを見る
最初のほうはだらける部分がある、というのがこの本の一番のウィークポイントかなあ
一度波に乗ると、もう読むのをやめられないくらいの面白さです
ふつうの話ならこの辺りで救いが現れたり、ここで和解したりとかあったりするのに、屍鬼に関してはそういうのがありませんでした。とてもシビア。
最初から最後まで、一番頑張っているのは敏夫。それなのにこの報われなさ…
オススメです(笑)
投稿元:
レビューを見る
4,5と寝るのも惜しんで夢中で読んでしまいました。
二回目なのに・・・。
自分の望む神様(秩序)はないから屍鬼になる道を選んだのかな。
神様を憎むから屍鬼になったのかな。
読み終わったばっかりでまだ自分の中で消化できてない感じ。
人間が怖くて泣きそうになった。
投稿元:
レビューを見る
屍鬼全5巻読了。
なんとなく、違和感の残る終わり方だったような気がします。
人間と屍鬼、どちらも生きることに貪欲でどちらが恐ろしいかなんて決められない。
結論の出ない話ではあるのですが、やはり納得いかないなー。
生きるために殺すこと、は仕方がないし必要ではあるが、快楽のために殺すこと、は悪であると思います。
彼女の気持ちはわかるけど、そこには自分の欲があるのでは。
だからこそ、読み終わったあとにわだかまりが残りました。
でも、ここまではとてもおもしろい本でした!
投稿元:
レビューを見る
五冊フルセットで借して貰って読みました。とても夢中だった。
序盤の得体の知れない恐怖のが怖かったので、
ラストはどちらかというと怖いエグイ、より哀かった、かも。
...漫画版ちょっと欲しいなと思っていたりしまry。(r)
投稿元:
レビューを見る
凄いものを読んだ。
読んでいる間中、もどかしくてもどかしくて気が狂いそうだった。文字を追えない間も頭のなかはずっと屍鬼の世界に支配されていて、身体が浮ついている気がした。
こんなふうに、読んでいない時間にまで浸食してきて人を引き込む力をもった作品は、そうそうない。
五巻は・・とにかく・・きつい。
村人たちによる屍鬼狩りが始まって、彼らは胸に杭を打たれて死んでいく。
生きるために食事をした、そんな自分を嫌悪しながら、当然の罰だと思いながら、それでも死にたくないと彼らは願う。
もとは人であったから人の摂理に縛られる。だがもう身体は人の摂理に悖らなければ維持できない。
そして人は、怒りに震える。親しい者を殺された怒り、自分たちを脅威にさらした怒り。
なんて壮絶なんだろう。人と屍鬼、どちらも種をかけた戦いだから陰惨にならぬわけがないのだが、やるせなくて切なくて辛かった。
ただ静信が最後ああなるのはどうなんだ?とも思うけど。静信の言うように地上は流刑地なんだ、なんて諦めていいのかよ?
何回も読み直してきちんと考え直したい作品。