紙の本
ミステリ?ファンタジー?
2002/06/09 18:26
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投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
親しい人間の今まで知らなかった過去を知ることは、何だか怖くもあり、それでいて嬉しくもある。ドキドキ&ワクワクといった感じだろうか。
シリーズ第8弾の本書は、主人公達の過去の話。ただし、マスコット的存在の“リベザル”は登場しない(まだ、仲間になっていない頃の話なのだ)。高校入学したての“ザギ”のぎこちない振る舞いなど、シリーズのファンとしてはなかなか嬉しい場面も多いのだが、行き着く先が児童虐待という重いものなので、覚悟しておいて欲しい。
これまでのシリーズ中にも児童虐待を扱ったものが幾つかあり、これだけ頻繁に使用されると、「作者はトラウマでもあるのでは?」と勘繰ってしまう。もっと平穏な家族も描いて欲しいという願いは勝手過ぎるだろうか。
本書のストーリー展開はミステリらしいものの、前作同様、主人公の知識のみでの解明となっているので、一般的なミステリ小説とは言い難い(反則と言われても仕方ない)。ミステリとしてもファンタジーとしても、かなり中途半端な作品だ。
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薬屋探偵シリーズ8。
なんといってもリドルの存在が愉快でした。あと、パン屋の先生(笑。
喧嘩の極意を知ったのもこれだったっけ(笑。
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タイトルの付け方がうまい。詩人やキャッチコピーライターになれば更に面白くなりそうな人。知らぬ間にイラスト付きの文庫が出てた。そうなるだろうとは薄々思っていたけど。
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薬屋8冊目。人になりすまそうとする座木と今も昔も同じ秋と。座気も昔はこんなだったんだなぁなんて思ってた。
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薬屋探偵シリーズ第8巻。秋がまだ火冬と名乗り、座木が高校に入学し言波と出会った頃の話。駅前の薬屋でバイトをしている火冬は女子高生の桐子から「家を1週間貸して欲しい」という気味の悪い手紙が来るという相談を受ける。そして恒大からは人間の死体を消したいという依頼を受ける。記憶を消す薬が欲しいリドルが火冬の助手に。
座木が若い!という感じです。リベザルはでてきません。ラストの母親登場はちょっと微妙でした。幸せにまとまったのはよかったですけど。
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薬屋探偵シリーズ第8弾:
1994年、秋がまだ火冬と名乗っていた頃、座木は高校に入学し
言波という少年と出会い、火冬は一人の女子高生から呪文を告げられる。
「呵責の想いと空転する涙は味わい尽くし果てたとき、
しゃぼんとなって泡消えた。」
住んでる場所も違ってますし、秋はバイトしてるし
成長過程の座木が普通の高校生であろうと悪戦苦闘してるし
秋のフードに入ってるのはリベザルじゃなくてリドルだし
シチュエーション的に不思議な感じでした。
秋は相変わらず秋のままだけど、今回は秋が鬼だと思った。
座木は文句も言わず答えを探して苦悶してましたけど
最後に秋の助手をしていたりドルが種明かしをするまで
ズーっと引っかかってましたから・・・
秋の見事な腕前(byリドル)の料理が楽しめます?( ´艸`)
しかし今回の結末は、かなり強引でしたね。
さすがに、これでいいのか?って思いましたけどいいのでしょう。
このシリーズはどれも心がザワザワします。
言波(コトハ)と座木のその語の話が聞きたいなぁ〜
個人的にはカウンセラーの橘がステキだった♪
もしかして座木の白衣って・・・
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「灰色の木を金色に戻す薬を下さい」―人知外れた妖の、悪業に見舞われし迷い子が、救いを求めて囁く呪文。1994年、秋がまだ火冬と名乗っていた頃、座木は高校に入学し言波という少年と出会い、火冬は一人の女子高生から呪文を告げられる。二人の裏に潜むのは、呵責の想いと空転する涙。桜花乱れ散る第8弾。
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080127貸出。080129読了。
座木の小さい頃が可愛い!!
言波(コトハ)も性格が(小説上では)好みです☆
これはもう一回読みたいなー
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秋が火冬と名乗っていた頃の話。倉木は人間として学校に通うことに緊張と興奮。
何を書けばいいのか迷ってしまうくらい、面白かった一冊です。リザベルが居ないとちょっとコメディが抜けるんだなぁ(笑
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94年、高校生の座木が引き受けた仕事は…
読了日:2006.02.09
分 類:長編
ページ:294P
値 段:820円
発行日:2002年4月発行
出版社:講談社ノベルス
評 定:★★★+
●作品データ●
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主人公 :座木 他
語り口 :3人称
ジャンル:オカルトミステリ
対 象 :ヤングアダルト寄り
雰囲気 :ライトノベル、ミステリ色強し
ブックデザイン:熊谷 博人
カバーイラスト:斉藤 昭 (Veia)
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---【100字紹介】-----------------------
1994年春、秋がまだ火冬と名乗っていた頃。
座木は高校に入学して言波という少年と出会い、
火冬は女子高生から奇妙な依頼を受けていた。
まだ幼く不安定な座木と、
今と変わらず本心の見えない秋。シリーズ第8弾。
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高里椎奈の「薬屋探偵」シリーズの第8作です。
シリーズ初の時間設定ですね。1994年ということで(何と明記されていますね、じゃあいつもの作品は一体、何年の出来事なんでしょう…?)、リベザルはまだ訪日していないのか、全く登場せず。それどころか、何と座木がまだ子供っぽいです。まあ、外見はあまり変わらないみたいですけど、中身が全然、子供です。びっくりですね。
タイトルからも分かるように、春のお話です。座木が「高校に行きたい」と言い出し、入学式を迎えるところからお話はスタートします。あの座木が高校生!ファンなら思わず、うわあ、っと叫んじゃいそうですね。(菜の花は、叫びはしなかったですけど、ほおぉう、くらいのため息はついた気がする。)
今回はリベザルがお休みの分、ちっちゃいのは別の新キャラ登場です。こっちも可愛い!高校生でお子様な座木よりも可愛いかも!…な、魅力的な淑女(?)登場です。そしてこのキャラが火冬(シリーズ中では秋)とともに行動します。
いつものように、2グループに分かれて両方から事件に迫っていってラストで合流、という形式。今回は火冬&新キャラ組と座木組ですね。予想はつきますが、それなりに「あ…」と思うことは出来る(かもしれない)楽しい展開が用意されています。うん、ミステリっぽい。騙されてくれる純真な読者もきっといる!と思います。自分は素直!という読者は是非、
「おーっと、そうだったのか!」
な素敵な驚きを愉しんで下さい。穿った読み方をする玄人さんは、
「ふむ、オカルトノベルだけど、心理描写が面白いね」
とそちらを鑑賞しましょう。
基本は、キャラものという感じです。
●菜の花の独断と偏見による評定●
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文章・描写 :★★★+
展開・結末 :★★★+
キャラクタ :★★★★
独 自 性 :★★★+
読 後 感 :★★★+
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菜の花の一押しキャラ…リドル
「女の人の主成分が秘密っていうのは、満更気障な嘘でも���いんだね」
(火冬)
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「灰色の木を金色に戻す薬を下さい」――人知外れた妖の、悪業に見舞われし迷い子が、救いを求めて囁く呪文。1994年、秋がまだ火冬と名乗っていた頃、座木は高校に入学し言波という少年と出会い、火冬は一人の女子高生から呪文を告げられる。二人の裏に潜むのは、呵責の想いと空転する涙。桜花乱れ散る第8弾。
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ヨーロッパに旅立つ、約25年前の秋と座木。
人間の高校に通おうと思いたった座木だが、同級生に事件が。
一方、秋には、脅迫状を送り続けられていた女子高生から相談が持ち込まれる。
薬屋探偵妖綺談シリーズ第8弾。!
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10年ぶりくらいに再読。
他の巻はわりと再読してたけど、この巻は初めて読んだ時以来かもしれない。当時あまり面白かったと思えなかったからだろう。ちょっと敬遠してた巻だ。
だが、ちょっとした気まぐれで初読以来久しぶりに読んだらものすごく面白いじゃないですか。
初読があまりに古すぎて内容をちゃんと覚えてなかったこともあるだろうけど。なんでこの巻を敬遠してたんだろう?と不思議に思う。
若い座木が初々しいし、カウンセラー気になるし、まんまと騙されたし(ほんと覚えていなかったらしい)。
あと秋(火冬)も今よりちょっと尖っていてでも変わらずな態度で本当好きだなぁと改めて思いました。焼きそばの件はどんな気持ちだったんだと考えるとちょっとにやけてしまう。
久しぶりに読んでよかった。
歳をとると同じ本でも見方が変わる。
中身成長していないようで、成長してるんだなぁと思わされた。
このまま再読週間を続けよう。
次はカブとアルかな。
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高校生な秋とザキ。タワシブラシのリベ猿がいないのが残念だが。
1990年代かな。この頃の秋は、火冬(かふゆ)と名乗っていた。
コカクチョウ。