三毛猫ホームズの仮面劇場 みんなのレビュー

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投稿者：３３０７　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

——内容？
　赤川さんの作品で、しかも大看板の「三毛猫ホームズ」シリーズで、その上シリーズ38作ですから、面白くないわけがありません。久しぶりに再会した片山さんはやっぱりお人好しで、石津さんは力持ちの大食漢で晴美さんに首っ丈で、晴美さんは凛としてました。

　それより、大変なんです。
　とにかく、p43　の「4　朝」という章を開いてください。
　こう、いいかんじの猫が、けだるそうにかつ福々しくほほえんでいる図をご確認いただけたかと思います。いかがですか？　もう、私はこのイラストにノックアウトされまして。ホームズったら、ちょっと見ない間に、すっかりカドが取れて、こんなにラブリーになっていたなんて……。

　カッパ・ノベルス版の『三毛猫ホームズの正誤表』が新刊だった頃より、三毛猫ホームズシリーズとは疎遠になっていた私。気がつけば、『好敵手』『失楽園』『無人島』『四捨五入』『暗闇』『大改装』『恋占い』『最後の審判』『花嫁人形』に本書の10冊が刊行されていました（泣）　赤川先生、多作すぎます。

　いや、これは嬉しい悲鳴。
　三毛猫ホームズにはまったあの頃、瞬く間に28冊を読み終え、新刊が出るのを待ち焦がれてじりじりしていたのですから。それを思えば、未読のホームズが9冊もあるなんて天国。しばらくは、ホームズづくしの毎日になりそう。

　作品を重ねるごとに、キャラクターが立ってきて、味わいを増す、至福の世界。
　7年ぶりの三毛猫ホームズは、「やはり三毛猫ホームズは美味い」と、老舗の安心感を満喫させてくれました。

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投稿者：山猫　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

親子のふりをした三人が湖畔のロッジに滞在する。そこに片山たちが招待される。
今回は、ホームズも晴美も危険な目にあう。そして、栗原課長が早くから片山たちと行動をともにする。
少し、ホームズの出番が少ないような気がして寂しい。
またしても、片山はもてている。それなのに、未だ一人というのは何故だろう。
それが一番の謎ではないだろうか。

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投稿者：瀬戸海香　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

赤の他人同士が湖畔のロッジで「仮の家族」になりすまし、１ヶ月を過ごす。その１ヶ月の間に次々と起こる怪事件。そして物語を通して常に「家族の大切さ」が描かれている。最初から最後まで松葉杖で思うように動けない片山刑事が私は気になりました。