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嘲笑う闇夜 みんなのレビュー
- ビル・プロンジーニ (著), バリー・N.マルツバーグ (著), 内田 昌之 (訳)
- 税込価格:806円(7pt)
- 出版社:文芸春秋
- 発行年月:2002.5
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紙の本
B級なんて世間の評価だけです!。
2006/04/25 18:23
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いやぁ、めちゃめちゃ、面白かったです。
究極のB級とか、木製のジェットコースターとか、言われていたみたいですけど、個人的には、めちゃめちゃ楽しみました。
あんまり期待してなかった分、ギャップが凄いあって、
大変面白かったです。
プロットは、いたって簡単で、
ニューヨーク近郊の田舎町、ブラッドストーン。
(名前からしてブラッドがやばい)
ここは、観光の町で、夏と冬で街の様相が一転します。
そこで、起きた、(起きている)現在進行形の
切り裂き魔による、連続殺人事件、ただそれだけです。
街の住人の複数の住民の視点から、描いてあるのですが、
この住民(この事件によって、訪れた、非住民もいますが)
たちが、複雑に絡んで、又、お互いを、お互いで刺激しあい
まるで、連鎖反応のように、後半にいくしたがって、
テンションがドンドン上がっていきます。
この緊張感が、たまりません。
で、、、、。
ラストは、絶対書けません。
住民の人物描写も、アップテンポで書いてあるわりには、
しっかり出来ていて、みんな心のどこか、人生のある部分に
闇の部分を抱えて、生きています。
で、上記したとおり、この複数の人物たちの
お互いの絡み具合が、もう本当に絶妙です。
この作品、実は合作で、英語圏のライトダウンは、70年代で、
ずーっとミステリファンだけが、知る
マニア本だったそうですね、
それが、最近になって、英語圏で先ず再販になり、
この日本でも、しかも、大手出版社の文芸春秋から
出ることになったそうで、それも、驚きだったと、解説には
ありました。
最後に一言、
B級でも、面白ければ、A級です。
紙の本
犯人は誰?それは「犯人」にもわからない!
2002/08/31 16:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:えいみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何故なら、無意識下で行われる殺人だから…。
精神に、肉体に「きしみ」を感じている4人の男たち。事件の進行とともに、4人の「きしみ」もだんだんひどくなっていく。
この中の誰が犯人なんだろう。それとも別に犯人がいるんだろうか。と思いつつ、坂道を転がり下るように、4人それぞれの人生も結末に向かってなだれ込んでいく、そのスピードに目を奪われたまま、衝撃のラスト。ページのすきまから、最後の被害者の声なき悲鳴が聞こえる。無気味な余韻。
いや、堪能しました。
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