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タリーズジャパンの社長・松田公太さんの自伝である。生まれてからタリーズ創業7年目までのエピソードが盛り込まれている。この人は、知識量としては完全に見切り発車だった。資本もないし法律も知らないし不動産のことも知らない。でも、情熱で解決してしまう。
具体的に起こった問題と、そこで取ったアクションの一つ一つを細かく描いている。立ち上げ時に莫大な借金をすることになるが、「もしものときはコンビニで無休でバイトをすれば30年で返せる」という算段をつけて思いきる。経営に必要なのは、知識よりも情熱と責任である。超良書、オススメ。
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タリーズ起業の松田氏の物語。
子供時代からナスダック上場までのはなし。
起業、店舗増設の場面が特に良かった。素人同然で立ち上げるも、やぶからぼうに進むだけでなく、戦略を駆使していた点はビジネスの現場でも応用できる。
その根底にあるものは『情熱』。
失敗も肥しにし、目標に向けて行動をとり続けている姿勢には感銘を覚える。
飾り気のない文章にも好感。
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ターリーズコーヒーの日本法人化をした人の話し。
こういう本を読むと…企業したいな~と、ちょっと思う。思うだけだけど…。
情熱をかけて何かに一生懸命取り組む姿は、本当にカッコいい。
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本書は著者がスペシャルティコーヒーに出会い、
タリーズコーヒー創業から上場までのサクセスストーリーです。
タリーズコーヒージャパン 経営理念
一杯のコーヒーを通じて、「お客様」、「フェロー(従業員)」、「社会」、そして
「株主」に新しい価値を創造し、共に成長する。
一、その一杯に心を込める。
一、お客様の期待を超越する。
一、最高の仕事が経験できて、一人一人の可能性が広がる職場を作る。
一、子供達や青少年の成長を促すために、地域社会に貢献する。
一、株主との信頼関係を築きあげる。
タリーズコーヒージャパンでは、このような経営理念があります。
営利企業としての理念だけでなく、企業の社会的責任(CSR)が強く反映されているように感じます。
現在、松田氏はタリーズコーヒージャパン株式会社の経営からは退いていますが
これからも、このような創業者の想いというものが受け継がれていくことを期待したいです。
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タリーズが上場直後に出された一冊。
このあと、会社を売却したり離婚したり出馬したり当選したりと忙しい筆者ですが、最初はとにかく死に物狂いだったんだなぁというのがものすごくよく伝わってきます。もう1冊しか読んでないけど、こっちのほうが全然重みが会って、読んでいて好感が持てますね。
正直、スタバに対抗してよくここまでやっているなというのはあるし、自分が経営離れても会社が残っているというのは(日本法人とはいえ)創業者としては立派なことなんでしょうね。
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ぅむ。
なんか、ビジネスの話を小説にした感じのノンフィクション自伝。
弟さんの死とか、お母様の死とか。何気に、ビジネスでもなんでもないところで、その辺りの話に涙したんだったりして(笑)。
タリーズがどんな企業なのかあまり知らなかったし(やっぱり、スタバの方が一般的に取り上げられるイメージあるし)、なかなか興味深かった。結構さくっと読めますよ。
オフィスの近くにタリーズあるし、久しぶりに行ってみようかな。
ていうか、銀座にカフェを構えるのに、7千万円もいるなんて知らなかった…。店舗・厨房を構える工事だけで3000万円もかかるなんて知らなかった…。カフェ開いてみた~いなんて、意外と簡単に言えないのね。。
備忘録としては。
店内の構造がある程度見える方がお客が伸びる、と。地下に席があるよりも。ふむ。
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「夢」たとえ具体性が乏しいとしても、思い描くだけで心が満たされるもの。
「目標」具体的な計画に基づいて、自分の実生活の羅針盤として必要なもの。
1997年8月にオープン
1995年12月 友人の結婚式のためにボストンへ スペシャリティコーヒー 3ドル
シアトル 秋から冬 雨が多い→温かいコーヒー NYと時差3時間→マーケット関係者早起き IT系→最先端の意識
モノレールエスプレッソ ノードストローム
消費の二極化 ブランドビルディング→銀座1号店
セネガル 雨→大喜び
アメリカ アルバイト→助け合いの精神、子供の責任感醸成
日本 アルバイト→勉強の妨げになるとの反対意見
No fun, No Gain. 楽しさ無くして得るものなし
あらゆる仕事について最も大切なこと→情熱
銀行の外交の仕事→相手企業を好きになる→相手に自然に伝わる。
バブル期の銀行の仕事→今日の惨状を見れば明らか
起業時 7,000万円の借金 1日15時間コンビニでバイト 30年で返済
晴海通りに面した8階建てビルの1階と地下 銀座4丁目交差点に近い一等地
家賃 月120万円
輸入障害 「検査が必要」→役人の形式主義 国内産業保護
オープン 350人→500人入らなければ採算が合わない。
行徳中央病院 心ない医者の言葉を聞いた翌日、母は打ちひしがれて亡くなった。
全店の壁 タリーズカラーで統一 オープン当時 椅子からして金色→コーヒーをこぼすとしみ
壁の素材 つや消し→椅子、鞄がこすれると汚れ
アルバイトフェローのがんばり
コーヒー豆を拾って戻すYくんに話を戻すと、私は彼のようなタイプが決して嫌いではない。たとえ少しくらい常識がなくても、真面目にやってくれるアルバイトフェローは嬉しい。
能力がある人と情熱がある人、どちらを採用するか→情熱
銀座店が最悪の状況を脱したのは、オープン4カ月後の97年11月のこと 売上500万円
2号店神保町 ドイツ銀行客→山王パークタワー19階 社員のみ 席に持ち帰り
生活に根ざしたスペシャリティコーヒー
神保町店 交差点から5件目のビル→交差点の角に入れる可能性はないか探す。
ビル カウンター店舗 保健所、消防署 縦割り行政の弊害
大手オフィスビルの商業施設エリア 不動産の担当者 大手チェーン→わけのわからない店が短期間で撤退は困る→日本全国似た店舗構成
スタバ本社の見学 オークション百数十万円で落札→シュルツ社長とギクシャク
マクドナルドとバーガーキング
ダンキンドーナツとミスタードーナツ 飲食業は情熱が一番
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ベンチャービジネスの新星、タリーズコーヒージャパンの痛快サクセスストーリー! 若き起業家がコーヒーに注いだ夢と情熱とは? 金なし、コネなしの普通のサラリーマンだった男が、巨人スターバックスに挑戦した軌跡。
前向き。
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タリーズコーヒージャパンを立ち上げた、松田公太社長のお話。会社がもっと大きくなる前に黎明期の話を書いておこうという事で執筆したらしい。スターバックスに比べるとまだまだ規模は小さいが、一番最初は松田社長が個人で立ち上げたところはすばらしい。
たかがコーヒー一杯でここまで熱くなれるもんなんだ。生い立ちとか家庭環境とかから、アメリカシアトルのタリーズ本社との交渉の末、銀座に一号店を出すお話、タリーズジャパンのポリシー等、熱く語られています。一人で立ち上げると言っても、いろんな協力者がいるから商売が始められる訳で、やっぱり出会い、人脈は大切ですなぁ。人間一人では生きていけませんよ。情熱があるからこそ困難も乗り切れるわけで。熱いです。
読み終わった後、タリーズに行ってしまいました。素直に面白いと思いました。なんか俺も熱くなれる物が欲しい、今日この頃。
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今でこそ知名度の高いターリーズの創業者の半生。
肉親の死や若い頃の海外生活。
苦労を重ねてこられたことは全く知らなかった。
年齢が近いこともあり学ぶ点が多い。
次期参院選に出られるという話を聞いたのでチェック。
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あの店のコーヒーがどんな思いと苦労からここまで馴染みのあるものになったのか知ってしまった。
これでもう今まで以上に美味しく飲めてしまう。
#すべては一杯のコーヒーから
#松田公太
#新潮社