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、『週刊ダイヤモンド』に連載中のエッセイ「超整理日記」の1997年4月5日号から1998年4月11号掲載分をまとめたものである(かなり加筆、修正してある)。
人間のは苦しかったことや辛かったことは、おおかた忘れている。そして、楽しかったことや嬉しかったことはより理想的な形で憶えている。過去の世界に「時間旅行」し、若き日の追憶に浸ってみるのも一興。
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「「超」整理日誌時間旅行の愉しみ」3
著者 野口悠紀雄
出版 新潮社
p154より引用
“「理屈はよくわからないが、うまくいってしまった」
ということは、エンジニアリングの世界では
結構多いのである。”
経済学者である著者による、
雑誌連載をまとめたエッセイ集。
著者が好きな天文の話から「さらなる」が間違いである話まで、
難しい話題を読みやすい文章で書かれています。
上記の引用は、
飛行機の謎についての話の一文。
緻密で精密だと思っている世界でも、
案外結果オーライで物が進んでいるというのは、
なんだか親近感を覚えます。
pcなども理屈は全然わかっていませんが、
今こうして使えているので結果オーライです。
p181に書かれている、
某有名4コマ漫画を転載することについての経緯を読んでいると、
なんとも情けない思いになります。
出版の直前で条件を平気で変更して、
より多く金を取ろうとするのがビジネスだそうです。
ビジネスはまぁそういうものなのかも知れませんが、
なんだかとほほです。
原作者がどのように思っているのか聞いてみたいものです。
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時差への対策が目に着いたので、購入。
理屈っぽいエッセイで面白い。
「さらなる」という言葉は間違い(新語)、とか。
スヌーピーへのこだわりも。(108)
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(目次)
有料情報と無料情報の住みわけ
プロが消えた戦後日本社会
成層圏で見た彗星
音楽の収穫逓減
時間旅行の愉しみ―時間旅行(1)
それを言っちゃあ
霞が関レトロ散歩―時間旅行(2)
「大」に事える人々
平成不適合人間
ハイランズ紀行 ほか