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hontoレビュー

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それでも、警官は微笑う みんなのレビュー

  • 日明 恩 (著)
  • 税込価格:2,09019pt
  • 出版社:講談社
  • 発行年月:2002.6
  • 発送可能日:購入できません

第25回メフィスト賞 受賞作品

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みんなのレビュー37件

みんなの評価4.0

評価内訳

  • 星 5 (9件)
  • 星 4 (14件)
  • 星 3 (9件)
  • 星 2 (1件)
  • 星 1 (0件)
35 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

柔らかな刑事ミステリ

2004/02/03 13:49

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る

メフィスト賞受賞作品です。
メフィスト受賞作にはとても個性的な作品が多いのですけど、本書はいわゆる刑事もの。剛柔二人の刑事の活躍を描くミステリです。お決まりといえばそうなのですけど、重い内容を柔らかな情愛のようなもので包む作風は、やはり異色でしょうか。

『キチク』とあだ名される武本は強面、無骨で古風な面をもちながらも、純情な一面が好感を抱かせる人物です。
一方、爽やかな風貌にマニアックな推理小説の知識をもつ潮崎は、実家が茶道家元というお坊ちゃま。実家の権力を傘に着るどころか実家の影響力に悩むナイーブな青年です。
この二人の主人公が追っているのが、ある銃です。
小型で性能は良く、背後に大掛かりな組織の存在をうかがわせるものの、まるで手がかりのない銃。
この銃を軸に、事件は展開していきます。
二人とは別に、銃の流れを追う麻薬取締官の宮田。
三人三様に組織の縦社会に抗いながら、なんとか己の意思を貫こうとします。
そうして追い詰めた一人の男。
結末は三人にとってはけして納得の行くものではなかったのですが、それでも、己の行く道を信じて行動した三人の生き様は清々しく、重くやるせない事件を背景に、爽やかささえ感じさせます。

後悔するのなら、やらなかったことではなくやったことに対して後悔しろ

武本が父親から受けた訓戒です。
けれど、実際に様々なしがらみの中で、後悔のないように行動を起こすことはとても難しい。しかしこの教えを実践するべく、武本はあがくのです。

登場人物の大半が個性的かつ魅力的。潮崎のミステリをはじめとする膨大な知識も楽しめます。

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紙の本

拳銃をめぐる事件

2019/05/06 20:47

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

暴力団も関係なさそう、個人で作るにしては件数が多い、製造元がわからない拳銃の事件を追う話です。
寡黙な刑事と天真爛漫なお坊ちゃま刑事のコンビ、頼りがいのある課長などカッコイイ刑事が出てきます。
もちろん、もっと上役と本庁の刑事たちは嫌なやつばかりというお約束。

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紙の本

そして私も微笑う

2002/06/24 16:01

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ち−さん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本作がデビュー作となる作者だが、過去のメフィスト賞受賞者の中でも新人臭さがなく、まとめられた内容になっている。既存の警察小説とは少し異質を感じるかもしれない。警察官として両極を行く武本と潮崎だが、相容れなさそうな二人がお互いを認め事件解決に協力していく姿に、「躍る大捜査線」を思い浮かべる人も多いだろうが、話の流れにスピード感があり若い世代にも本の読みやすさを教えてくれる。今後どう続くのか期待させられる一冊。シリーズ化を切望する。

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2004/10/15 17:10

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2004/12/05 11:17

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2005/06/07 17:35

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2005/08/31 23:04

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2005/12/03 00:24

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2005/12/13 02:27

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2006/04/28 21:25

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2006/06/26 12:20

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2007/03/02 22:53

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2007/04/01 20:15

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2008/03/19 22:39

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2008/04/20 22:52

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