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エキサイトなハンニバル戦争の後ということで少し地味。もっともカルタゴ滅亡にみるように歴史の流れの不思議さというのは感じた。
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本屋に平積みされてるいわゆる「成功本」をいろいろと読み漁るにつれて、「成功って何?」とわからなくなり、原点にかえって歴史について、しかも歴史上の人物を中心に学んでみようと思ったのがきっかけです。
これまでの人生、私はあまりにも歴史を軽視しすぎてました(笑)
新しいことばかりを追いかけて、先端を行くことばかり考えてました。
今ももちろんそうなんですけれど・・・。
成功本って、楽してお金をもうけるとか、そういうことが究極の目的みたいな感じなんですけど(いや、ちょっと極論ですが^^)、楽してお金をもうけてそれで本当に私は満足なんだろうか?と問うてみて、あんまり満足感を得られそうにないなあと感じたのです。
小さいお城(会社)を持てば満足?
お金をがっつり稼げば満足?
それでいて暇をたっぷり得られたら満足?
この迷いがあるうちは、一歩が踏み出せないんですよね^^
何世代にも渡る偉人について学びながら、少し後ろに下がって自分の人生、そして息子達の人生を考えてみたいと思います。
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成功者であるが故の頑固者は状況が変革を必要とする状況になっても、成功によって得た自信が、別の道を選ばせることを邪魔するのである。
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さすがの作者の筆も、ローマ史の記述と近現代日本史に関する述懐との間で、揺れているような気がするが、ハンニバルが長年立てこもった地を離れる際、海から見えたはずの大神殿を眺めて、勇将は何を思ったか、と思いを馳せた直後に、「眺めなかったかもしれない」と添えた一言に、筆者の真骨頂を見た気がする。
老数学者アルキメデスのことも思い出しておこう。
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遂に隆盛を誇ったカルタゴ滅亡の日がやってくる。
歴史の必然か、ローマの傲慢か。
カルタゴの名将ハンニバル、ローマの若き英雄スキピオ、役者は揃った。
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ハンニバル戦記の下巻。
ハンニバルによりイタリアを征服されつつあったローマが徐々に押し返していく。
イタリアの剣、イタリアの盾の両名、そしてなによりもスキピオ。
アレクサンダー大王の弟子がハンニバルならば、
ハンニバルの弟子は間違いなくスキピオである。
天才対天才。師匠と弟子のような感じで読んでしまいました。
そして、最終的にはカルタゴの滅亡まで描かれています。
ハンニバルとスキピオ。2人の天才の戦後は感慨深く読んでしまいました。
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昨日までの敵に手を差し伸べるローマのやり方を駆使しスキピオはアフリカに進む。ザマの会戦で象の攻撃をかわした様子などその場にいるようでどきどきした。でも最後のほうでカルタゴがなくなっていったのがなんだかさびしかった。
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第二次ポエニ戦争も最終局面に至り、ザマの戦いでついにスキピオとハンニバルが激突する。ハンニバルは、かねてからローマが仕掛けていた漸減作戦によって、もはや快進撃を続けていた当時のような布陣を組むことが出来ず、起死回生の奇策に訴えるが、往時のハンニバルの戦術を取り入れたスキピオの前に、脆くも敗れ去る。稀代の戦術家同士の一戦は、こうしてスキピオの勝利に終わった。以後ローマは、徐々に、しかし確実に帝国主義へと傾いていく。
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3巻〜5巻通しての感想。
漲ってきたー!
やはり歴史物にはロマンがあるよな。
特に、素人的、大衆的な視点から歴史を眺める非専門家としては、英雄の存在こそが、物語の肝であり、華であり、我々の興味を駆り立てるわけだ。その点、本作ではハンニバル、スキピオ・アフリカヌスという二人の偉大な英雄が並び立ち、相争ったり、会談したりするわけだから、否が応でも興奮せざるをえないわ。
プルタルコスの対比列伝をとみに読みたくなった。
文章的には相変わらず「小説」って感じじゃなかった。そのせいか場面によっては寝そうになってしまうところも。
このシリーズは今後も同じ調子で続くと思うので、作中で描かれている歴史的事実が興味をそそったか否かで評価していくことになりそうだ。
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ハンニバル以降はあっという間。
ハンニバルをやっつけると、実は地中海最大の強国になっていたローマ。
圧倒的です。
でもさすがというかなんというか、ハンニバルの影響は大きいですね。
単身敵国に突入して10数年暴れ回り、騎兵の活用という新スタイルを地中海に定着させ。
結果ローマの戦争技術の進歩を早めてるみたいな様子も見えます。
ローマにしてもよくぞ粘りきったというか、負けても負けても人材が尽きず、きちんとハンニバルと戦い続けられるあたりがさすが。
この人材の層の厚さはどういうことでしょうか。カルタゴがほとんどハンニバルのみだったのに比べると好対照です。
この辺り、国の底力が出ちゃってるんでしょうか。
さて、次は「内乱の1世紀」ですか。
ドンドン進んで行こうとおもいます。
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ハンニバルと子飼いの部下達の関係を例にとり、
「持続的な人間関係とは必ず相互関係だ」という、ところ、なるほどなぁと思いました。
次はカエサルのところをもう一度文庫で読みたいんだけども、ちょっとお休みして、別のにしてみようかなぁ〜♪
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スキピオ・アフリカヌスがシチリアに派遣されてからカルタゴの滅亡まで。
カンネに比べるとあまり聞いたことがなかったザマ会戦が詳しく取り上げられている。当時のギリシア語が現在の英語のような国際語の立場にあったとする推測も。当時と現在の違いとして戦争後に勝者・敗者はあっても正義と悪はなかったとカルタゴとローマの講和などを引き合いに指摘。それからマケドニアやシリアやヘレニズム諸国との戦い、そして地中海世界の覇権を手にするローマ。スキピオとハンニバルの寂しい晩年。「緩い帝国主義」と「厳しい帝国主義」との使い分けや転換。カルタゴ・ローマ間の軋轢やローマのヌマンツィア・コリント・カルタゴ破壊の考察などなど、小さな本なのに物凄く濃かった。
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入手方法と時期: 購入・大学1回生の冬
読んだ回数: 3,4回くらい
読了年月日(最新): 09.10の第2週目あたり
感想等は後日。
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20100617
ついに終わったのだな。この巻には好きな場面が多い。いつか歴史上の舞台となった地を踏み、同じセリフを(日本語で)呟いて難しげな顔をしてみたい。
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スキピオ・アフリカヌスとハンニバルとの戦いはスキピオの勝利に終わり、カルタゴはローマの傘下に入ることになる。この後、ローマはその影響力をスペインからアフリカ、西アジアまで及ぼすことになる。ハンニバルとの戦いで一度は敗北必死の状況まで迫られたローマがハンニバルをカルタゴへ追い返し、そしてハンニバルから学んだ戦法により、地中海諸国を傘下におさめるという皮肉な結果が生まれることになった。